あんまり黒いってかんじではないけど・・・。
上京したての頃、つい水商売を始めてしまった。
そこで知り合ったヤクザにくどかれ、初めて彼氏ができたと喜んでいたが
シャブ中になってしまった。
ある日すごい妄想で、彼氏が私を組織ぐるみで殺そうとしていると思い込んだ。
警察も向こうとグルになってて言えない、電車で帰ったんだけど、電車の中は組織の人でいっぱい。
ドアの窓に映る後ろの人たちが、メモを渡しあいながら私をつけている。
後ろの殺気を感じながらもマンションに帰って、ルームシェアしてた友人に全部を話した。
友人は、ちょうど料理を作っていたのだけど、友人がなぜか悠長にしているのが不思議ではあった。
風が強かったので、ドアの音やベランダの音がすごくて(これは友人も言っていたので妄想ではない)
やつらがこのマンションを囲っている、今突入される!と思い、包丁を握り締めた。
入ってきたら、やつらにやられる前に自分の首を切ろうと思った。
しかし、当たり前だがそのまま何事もなく、自分も何もする気もおきず、1週間くらい布団で眠って過ごした。
その間も、私の誹謗中傷の張り紙が張り出されているとか、この部屋を盗聴されているとか
小さいが性能のいい爆弾が仕掛けられてるとか(なぜか安全ピンだった)いろいろ妄想はしていたが
隣で本を読んでいた友人の親指が、なぜか5つに割れていて小さい指みたいになってるのを確認して
「あ、これは妄想?私は今、妄想見てるんだ」と気づいた。
それからは水商売はしてたけど薬はやめ、普通のサラリーマンと知り合い結婚した。
今でもそのときの友人は親友だし、すごく感謝してる。
私が「ほら!爆弾!」と安全ピンを指して「音が鳴ってるでしょ!?チッチッチッチ・・・」と言ったとき
「ほんとだ。」って言ってくれた。
後で聞いたら、そこで反論したら刺されそうだったから、だそうだが・・・。
ママ友とか親には絶対に言えない。
友人の親指が、なぜか5つに割れていて
こういう幻覚を冷静に、これは妄想・・・・なんてシャブ中は
思わんだろwww
友人が離婚後、マンションで一人住まいしてたんだけど
隣の奥さんが盗聴すると言って酷く怖がっていた。
私は彼女を助けようと思い、盗聴器を除去してくれるプロに依頼したけど
盗聴器は見つからなかった。
その後、彼女が「元夫が私を殺そうとして、車のガソリンに砂糖を混ぜた」
という話も鵜呑みにして、警察への相談について行った。
だが、その後彼女の様子はどんどんおかしくなっていき、レストランでは
「隣の席の人が私の悪口を言った」と言って泣きだしたり、
「やあねえ、Kさん」などと見えない人と会話をするようになった。
誰と話してるの?ときくと
「私の中に12人住んでるの。みんな私のことを会議で話し合っているの」
というので、明らかにおかしいと気付いた。
精神科に行くように勧めたら、彼女は烈火のごとく怒り
「貴女まで私をキチガイ呼ばわりするの!帰って」と怒った。
仕方なく帰ったが、彼女はその夜じゅう私の家に何十回も電話を
かけていたらしい。夜は留守電に切り替えているので分からなかった。
朝、無言電話が大量に入っていたことに気づいて
「彼女だ!」とマンションに駆けつけたが、彼女は既に首を吊って
亡くなっていた。何年も付き合っていたのに、私だけが彼女の友人だったのに
彼女の精神がおかしいことに気づかず、みすみす死なせてしまった。
今思うとおかしなことばかりだったのに、なんで気付かなかったんだろうか。
当時は精神病に関する知識がなさすぎた。
彼女の妄想を鵜呑みにして警察に相談してしまったので、彼女の元夫には
未だに恨まれている。彼女の場合は薬物でなく統合失調症だったと思うのだが
>>145の友人みたいに上手に対応出来たらよかった。