今までの人生で唯一の修羅場ですが、社会人としてどうなの?と今でも思います。
全員偽名です。もう1年ほど前の話です。
みかさん・・・27歳。会社の先輩で事務員。
山本さん・・・28歳。会社の先輩で営業。みかさんの彼
田中さん・・・みかさんの現彼?元彼?
私はとある会社の男性(営業)6名、女性(事務)2名の営業所で働いていて、日中
営業は全員出払っていて、私とみかさんの2人きりになることが多いが、その日
みかさんは二ヶ月に1度の病院通いのため休みをとり、私1人で営業所にいた。
するとそこに細身のさわやか好青年風のわりとイケメンな営業マンがやってきた。
営業マンは事務所内を見渡すようにした後に話かけてきた。
田「すみません、私○○会社の田中と申しますが、山本さんはいらっしゃいますか?」
私「申し訳ございません、あいにく山本は出ておりまして」
田「そうですか・・・弱ったな・・・どうしよ・・・」
と一人言を言っているので、とりあえず山本に連絡をとってみますと言い連絡を
取ってみると「○○会社?知らないなぁ?でも近くにいるから戻るよ、待っててもらって」
と言われたので10分程待ってもらうことにした。
その10分程の間に「あのー、女性はあなた1人ですか?」や「ここは若い男性が多いんですか?」
などの変わった質問を投げかけてきたが、待っている間ヒマだもんねと思い、さわやかイケメン
ということもあって「いえ、女性は2人なんですが、本日お休みをいただいてまして」や
「20代の営業は2人だけで後は40代以上なんです。」と笑顔で答えていた。「そうですかー」と
物腰の柔らかな話し方に私の中でイケメン度はますますうpした。
そうこうしている内に山本さんが帰ってきた。
田「はじめまして、私田中と申します。山本さんですよね?お世話になっております。」
山「?? はい、山本ですが。あの、失礼ですが、どちらの田中さんでしょう?」
田「みかの彼氏の田中です」
山「はっ?」私「えっ?」
乙
メモ帳にまとめて待つよろし
>>602
ありがとう。さっきひたすらまとめたので、いつでもいけます。
>>597
支援
600の続きです。
田「うちのみかが大変お世話になっております。」
山「えっ?どういう事ですか?何をおっしゃってるんですか?」
田「みかにちょっかい出してるらしいな?どういうつもりだ?」
山「あの、話がみえないんですが・・・どちら様ですか?」
田「はぁぁぁぁ!?彼氏って言ってるだろうがぁぁぁー!!ふざけんなーー!
なに人の女にちょっかい出してんだよ!!」
とさっきまでの柔らか口調と違いいきなりすごい大きい声で怒鳴りだした。
えっ何こいつDQN?リアルでDQNという言葉が思い浮かんだのはこの時が初めてだった。
絶句する山本&私。
山「あの何かの勘違いじゃないですか?僕とみかは正式に付き合っているんですが?
どなたかとお間違えじゃないですか?」
えーーー?山本さんとみかさん付き合ってたんですかーー?
初めて知る真実にびっくりしたが、この空気の中でそんなこと当然言えるはずもなく
ビクビクしながら2人を見守る。
てめぇ人の女に手出してタダですむ思ってんのかよ!」
と怒鳴る田中に対して山本さんも
山「お前、みかの元彼だろ?みかはなかなか別れてくれないしつこい奴だって言ってたぞ!
お前もう振られてんだよ!気づけよ!俺が今の彼氏なんだよ。」
と山本さんも営業所に私しかいないからか、場所を変えようともせずきつい口調で言い返していた。
田「お前、マジ頭おかしいんじゃねーの?ストーカーかぁ?お前つきまとうな!
いいかげんにしろよ。みかを苦しめるな!」
こんな今にも殴り合いが始まりそうな状況で恐くて仕方なかったが警察呼んだらいいのかもわからず
私はオロオロするしかなかった。
田「みかに関わるな!きもいんだよ!お前!」
山「はぁー?きもいのはお前だろ?わざわざ会社まで乗り込んできて常識あんのか!?」
田「ストーカーに言われたくねーよ!!お前マジ痛い目にあいたいのか?」と山本さんの
胸ぐらを掴みだした。ますますヒートアップする2人に「やばすぎる!」とわけが分らなくなり
下の階の別会社に駆け込み「お願いです。来てください。」と必死の剣幕でおっさんらに頼んだ。
私の只ならぬ状況に「なんだ、なんだ」と好奇心旺盛なおっさん共3人+事務員さん1人が営業所に駆け込む。
ドアを開けるとすでにつかみ合いの喧嘩をしてる山本&田中に驚くおっさんら。
若い男達の勢いに最初はひるみつつも、なんとか2人を引き離してくれた。
おっさんらの仲裁もあってじょじょに冷静になっていく2人。
その後は、おっさんらが「警察呼ぶか?」と言っていたが山本さんも事が大きくなるのが
イヤでそれは断った。田中はまだ山本さんを罵りたそうにしていたが、おっさんらの
説教に合い、後日みかさんを交えて正式に話し合うという事でしぶしぶ帰っていった。
山本さんはおっさんらに何度も何度も謝り、後日改めてお礼に伺うと言っていた。
そして、出世を気にしてか「この事はうちの会社の人間、特に所長だけには絶対に黙って
おいてください。」と強く何度も念を押していた。おっさんらは「当り前だよ」とか
「絶対言わないから」と言っていた。まぁもともとうちの会社の連中とは
全く親交がないから大丈夫だろうが。おっさんらが自分の会社に戻っていく時の一仕事
終えたような満足そうな顔をみるからには、ありゃ当分話題には困らないなと思った。
次の日、みかさんはバツの悪そうな顔をして出社してきた。「昨日はごめんね?大変だったんでしょ?」
とコソッと話しかけてきて「私と山本さんが付き合ってることも含め絶対誰にも言わないでね。」
とみかさんからも念を押され、お詫びにとその日の帰りに焼肉をご馳走になって帰った。
後日、話を詳しく聞くと、みかさんは山本さんと3ヶ月前から付き合いだした。
田中には何度も別れてほしいと頼んでいたが応じてくれず連絡を取らずにいたら、
田中が共通の友人から山本という同じ会社の人とうまくいってるという話を聞いた。
山本のせいでみかさんとうまくいかなくなったと思った田中は同じ会社というのを
手がかりにみかさんが病院に行く日を狙って(決まって偶数月の最後の週の火曜日)
会社に乗り込んできたらしい。
田中はそのイケメンぶりで浮気を繰り返し、会社もコロコロ変わるのでみかさんも
愛想をつかし別れたが、付き合っている時は束縛ややきもちなど一切なかったのに
田中は今まで振られたことがないせいで振られた途端みかさんに異常に執着しはじめた。
その後待ち伏せや家電への無言電話ややり直してほしいなどの手紙などは何度もあったら
しいが、みかさんは無視し続けた。そんな時に山本さんとの話を聞いた為、とうとう会社に
乗り込むというDQN行動にまで至った。
3人での話し合いの結果、みかさんが田中を罵倒しまくり、山本さんに謝るように
怒りまくった。だが、田中は悔しさのせいか謝らずにその場から逃げていき、そのまま
田中はみかさんには一切関わってこないらしい。
その4ヶ月後にみかさんは仕事を辞め、山本さんは3月の異動で違う営業所に移っていった。
当時の状況を知るのは私と下の階のおっさん共だけになり、たまに朝すれ違うときに
「あれから、どう?もう大丈夫かい?」とお決まりのように聞いてきたりする。
いつまでそのネタひっぱってんだよ!と思いながら、「はいー、その節はお世話になりましたー。」
と答えてる。マンドクセ(’A`)。あのおっさん共もどっかいかないかなーと思う日々。
おっさんのささやかな楽しみなんだよ(つд`)
>あのおっさん共もどっかいかないかな
自分で呼んでおいてwwwwwwwwww