同窓会で俺の年収を聞いた女がどっからどう見ても金目当てでアタックしてきた！

定番の同窓会ネタで。

高校時代、オタな俺はリア充グループ(携帯もない当時、この言葉はなかったがw)にイジメてか嫌がらせ受けてた。
大半は「聞こえるような悪口」レベルだったけど、男一人(以下N)女一人(以下O)は、机蹴る、すれ違い様にわざとぶつかる等、よりアクティブな嫌がらせしてきた。
とは言え、部活では友達いたから孤立はしてなかったし、嫌がらせもこれ以上にはエスカレートしなかったので、高校時代はスルーして終わり。

その後、俺は地元を離れてそれなりの給料貰える程度には良い職についた。以降時間は流れ、30代手前の盆休暇の少し前、実家から「同窓会のお知らせ来てるけど、どうするの？」の連絡。
あんまり気乗りしなかったけど、部活の友達とは会いたかったし、全国レベルでは中の中レベルの稼ぎだけど、ド田舎の地元では上の下ぐらいではあるので、リア充グループの奴らを見下すチャンスぐらいになるかな？ぐらいに思って、参加と返答した。

>>91続き

二次会では、やけにOとの絡みについてニヤニヤしながら聴いてくる鬼女。適当にあしらいながら、二次会は特に波風立たずに終了。
店から出て、雑談しながら歩いていると、ラブホ街方向へ腕組んで歩いているNとO発見。こちらには気付いていない模様。モンドその他は「(俺)にあんだけアタックしといて何なんだよ！」的に呆れていたが、またしても鬼女がニヤニヤしながら「いや～、どうなんだろうね？」と。その顔はあたかも「私情報握ってんのよ？聞きたい？聞きたい？」と言わんばかり。
ええ、みんな乗りましたよ、その誘い受けに。そこでとんでもない話が！
鬼女曰わく「Oは碌に働かず、出会い系で援助目的で男と会ってる。あれだって、Nに金出させてかも知れないよ～」だと。みんな驚愕アンド呆然。しかし、鬼女は俺がOに言い寄られてまんざらでもない状態と勘違いしてたらしく、俺の反応が薄いと不満げ。
そしてその時、俺は「そういや、あいつ等は高校時代に散々嫌がらせしてくれたよな～」と、今更ながらの復讐心が沸々と。
今考えたら、最初にOがすり寄って来た時にそういう気分になるべきだったんだろうけど、その時点でようやくって事は、多分心の奥底で「貶めるための弱み握った」のが「やってやる」のトリガーになったんだろうね。
そっから、お役所仕事で鍛えた、「こちらの正当性を担保して相手にダメ出しする」能力をフル発揮したよ。

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地元離れてる俺には、休暇間になんとかする必要ある。さて、どこからどのように攻めるべきか。
とりあえず、NとOがどういう関係として致したのか、そこから探ろう。まずは手駒だな。「鬼女、Nの連絡先知ってる？」と聞くと、鬼女は不満状態から超wktkへ。「大丈夫、絶対手に入れる！」
Nに、Oとの関係はどんなものなのかを聴いてくれるように依頼。俺の事はもちろん伏せて。その間、俺はOと接触を目論む。

翌朝、鬼女の行動力の凄さを思い知らされた。メールで「なんかもう、Oは俺の女扱いしてるよ。ま、援助だったとして、本当の事は言わないだろうけど。」と、Nから仕入れた情報を流して来た。いくら翌朝とは言え、時間にして5時間ちょいだぞ、早すぎだろ・・・
この時点で、作戦はとりあえず「Oが二股かけた」の方向にしようと決定。Nに取っては、それだけで相当屈辱的だろうから。
一方、俺の方はOに連絡。なんかもう、Oは大喜びだったね。多分、カモを見つけたハンターの心境だったんだろう。本当のハンターはこっちなんだけどね。即、その日の夕方に会う約束取り付けたよ。
んで、罠とは言え、ムカつく相手に誘いトークせにゃならん苦痛の食事。「俺もそろそろ相手探さなきゃな～」「仕事の都合で転勤が頻繁でもいい人じゃないとな～」などの俺のセリフに、一々「私なんかちょうどピッタリだよ～」と猛アピール。いい加減嫌になったんで、こんぐらい釣れば「Nと両天秤かけた」って実績は作れただろうと、食事後帰ろうとしたら、袖を引っ張って「帰るの？」だと。
ああ、俺を嵌める為にハメる訳ですね良く分かります。

>>93続き

んでまあ、ホテル入って致しましたよ。ムカつく相手なのに良く立ったマイサン！しかしOよ、嵌める為にとは言え、女からゴム無し要求はどうよ？作戦の為に「責任取ってもいいと思える相手じゃなきゃ避妊しないでは抱かないよ」とか言っちゃう俺も大概だが。
ホテル出たところで、鬼女が撮影してくれる算段なので、対N武器はこれで揃ったはず。後は、Oを俺から真っ当に引き離す武器を、だ。
必死に当時有名だった出会い系サイト(某星浜ねw)で、それらしい相手を探す。Oがサブアド使ってたらアウトだけど、奴の馬鹿さを信じて。
最悪、二股を理由にしてOを引き離すべきか？ちょっと弱いが・・・と不安になりはじめた頃、本アド使って募集しているOを発見。奴が馬鹿で良かった。サブアド使って、翌日会う算段取り付ける。

そして待ち合わせ場所へ。周囲を見回しながらやってくるO、物陰でニヤニヤな俺と鬼女。待ち合わせ場所に到着して、メール打っているらしきOの目の前に、俺だけ姿を表す。そんときの驚いた顔たるや、目玉落ちるんじゃないかと。
しかし、援助交際に長けたOは、平静を装って「あれ？(俺)、こんな所で偶然だね～」と。俺は無言で、かねて準備のメールを送る。「ある人が、お前の援助交際を教えてくれた。騙すようだったけど、試させて貰った。こんな事しといて俺とくっつくつもりだったのか。最低だな。」
メール読んで、しばらくキョドってたOだが、急に目が据わって「は？何これ。キモい。最低。」と。うーん、ナイス逆ギレ。しかし、それを遮る電話が。

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そう、俺がOの眼前に出たタイミングで、鬼女がNに「ラブホから出てくる俺とO」の写真を送付したのだ。それを見たNが激怒して電話かけてきたつー算段。
「は？あんたが強引に連れてくからしょうがなくやっただけ。付き合うとかないし。」とか話してるところ見ると、Nに対しては援助じゃなかったのね。
当時はすっぽり念頭から抜けてたけど、今考えたら、Nが鬼女に嘘ついてて実は援助だったら、Nにはダメージなかったな。超杜撰な作戦だw

て事で、その場を離れて、NやOとは以後全く連絡も何もなし。
鬼女にはお礼言いつつも、「背後を全て知っててやったとバレたら、俺もお前もヤバいかも知れない。周囲には、Oが二股かけてNと修羅場った事、援助交際がバレて俺に振られた事だけ話して、両方に関連ある事は伏せるべき」と口止め。
これが、ショボいけど俺のやった復讐。あと、念のため鬼女と俺は特に付き合ったり結婚したりとかはなしw
長くなっちゃったけど、これで終わりです。