凄く愛してるのに、仕事が忙しいを言い訳にして同棲もしなかった。
1ヶ月に2回くらいしか会わなくて、俺が寝てる横で起きるのを待ってるような彼女。「疲れてるから起こしたら悪いと思って。一緒の空間に居れるだけで幸せ」そう言ってた。
続きます。
彼女「私、もうダメみたい。最後に籍を入れて下さい。貴方に沢山お金を遺したいんです。貴方なら正しく使ってくれる。どうかどうか宜しくお願いいたします。末短いですが…ぐすっ…お願い…ひくっ…お願い…。」
彼女は皮膚癌でもう手遅れ。わざと治療しなかった。
仕事休めずに忙しそうにしてる俺に沢山お金を遺して暫く休んで欲しいらしい。
奥さんになったら忌引きも沢山取れますよぉって後押ししてたけど殆ど耳に入って来なかった。
もう遺書もしっかり書いてバッチリらしい。
俺は書くべきなんだろうけどどうして良いのか解らない…。
ネタでないならマジレス。
相手の事を大切に思うなら、お金云々抜きでも彼女が望むならオレは迷わず書く。
まあ、結婚式くらいやってやれば?
籍いれるいれないはお前次第だな。
お前には今後の人生もあるしな。
彼女に残された時間で、彼女の希望を全て叶えてやれよ
ばかか。
生きる事に疲れていたので治療はしないと決めていたそうです…。
>>184
>>177だけど、ネタかと疑って悪かった。
良くはないけど、最後に希望を一つ叶えてあげれて良かったな。
オレは全然違うけど、プロポーズと人の死で一つ大きな後悔あったから、184の話で泣いた。
184はしっかり生きろ!
>>184です
今日嫁が生前用意してたバレンタインチョコと手紙が届いて泣いてる。
せっかくの手紙なのに涙とヨダレともうわからんくらいの水で汚してしまった。
嗚咽というより咆哮だった。
嫁が遺してくれたものは余りにも重い…。
俺は仕事ばかりでロクに相手もしてやれなかった。
一度は別れようともした。
けど俺と付き合えて幸せだったって書いてた。
俺の仕事が忙しくても冷たくても家デートしかしなくても嫁は怒らなかった。
俺、バツイチだったんだよね。ATM希望だった元嫁が「私と結婚してくれなきゃ今すぐ死ぬ」って言って四六時中付きまとって憔悴して結婚した。
人生に彩りなんて無くてこのまま無駄に消費するだけだと思ってた。
そんな時に嫁に出会った。
美人で優しくて料理の上手い嫁。
頭も良くて会話も面白い。
どんどん惹かれていったよ。勿論何もしなかったけど。
俺、バイクとゲームだけが趣味なのね。嫁も両方好き。
けど不況の煽りで給料が下がったら元嫁、俺の趣味物全部売ってて慰謝料代わりに売ったお金は貰ってあげると書いたメモと離婚届が置かれてた。俺はサインした。
そして売ったお金+慰謝料が元嫁親から戻ってきた。
嫁に言われて部屋の汚さ、料理の不味さ、日頃の言動を録音してた。
勘違いしないで欲しいのは浮気も不倫もしていない。
確かに惹かれてしまったけど婚姻が続いてる限りは迫られたって応じるつもりは無かった。
あ、嫁は部下だからよく喋ってただけね。
普段から元嫁の仕打ちに凄く怒ってた。
「ATM希望でもお金が欲しいのは個人の自由。でもそれは自分の力で勝ち取り、それに相応しくなる努力が出来たらの話だ」と。
愚痴ってた訳じゃなくて狭い地域だから噂の周りも早くて「○○の嫁はロクでもない」って評判だった。
そして半年くらいしてから嫁に告白した。
離婚してから早すぎる気もしたけど、くっそモテる嫁だから意識だけでもして貰おうと。
結果、あえなく轟沈。
「私の好みも恋人の有無も聞かれませんでしたよね?確かに食事などには応じましたがそのようなつもりはありませんでした。気を持たせるような行動、言動をしてしまっていたなら私の不徳です。すみませんでした。」
と断られた。
そうなんだよね。勝手に惹かれてただけで嫁の事は少ししか知らない。
いや、仕事上でしか殆ど知らない。
「じゃあ貴方の事、沢山知りたいです。嫌じゃなかったら教えて下さい。」と伝えて「沢山知った後に引かれて私が不愉快になるリスクも承知ですか?」と返された。
手強い。そして面倒臭い。前から若干人との距離を置いてた子だったけど此処まで拒絶されるとは…。
「少しずつ好きなもの、嫌いなもの、素の私を出していきます。」
「私は貴方に職場の上司としての印象しかありません。人として興味は微塵もありません」
「折角の好意ですが諦めて頂けないでしょうか」
手厳しすぎる。今度は違う涙溢れてきた。
「諦めろってそんな簡単にはいかない。それなら苦労しない。」
「苦労して頂けませんか?好きだからと言って相手に感情を何のてらいもなくぶつけてくるのは嫌です。」
もう俺ボコボコ。
半切れの応酬だった。
着地点で俺は嫁が振り向いてくれるまで待つ為の条件は嫁に好意を持ってるような言動、行動をしない、だったなぁ。
あとから聞いたけど、嫁前に手酷い失恋をして未だに元カレが好きなんだそう。20の時だから7年間引きずってるそうな。
「私の祖母が離婚してるのが相手の親御さんが気に入らなかったみたい。」
「長女でひとりっこって伝えたら甘やかされて育ってきたんでしょ」
「両親ほっといて夢のためだかなんだか知らないけど県外で仕事してるとか親不孝過ぎる。花嫁修業でもしてればいい」
「仕事辞めて帰ってきたの。花嫁修業しようと思って。そしたら『仕事を中途半端で投げ出すような奴は結婚も投げ出す』って言われました。引き続きはしたけど言い訳ですしね…。」
「彼は何て言ってたの?」
「彼は跡取り1人息子なんです。親か私を選んで勘当か選べと迫られたそうです」
「なのでこちらから別れを切り出しました。最愛の人に愛を伝えた口で別れを告げるのは辛かったですけど、それ以上に彼を苦しめる存在になりたくなかったから身を引きました」
「そこから7年。一度も会ってないのに未だにブレもなく好きなんです。寧ろますます愛しいかもしれない」
「恋心が執着心に代わったと思われるかもしれませんが違います。胸に去来するのは柔らかな恋心と少しの涙で幸せです」
「ただ彼の話をするのも、誰かから好意を寄せられるのもキツいんです。別れた奴なんか忘れて俺んとこ来いよとかいう奴はバチバチにしばきあげたいですね。」
バチバチにしばくとう単語が出て驚いた。少し素なのかな?
「自分自身が情けない事に気持ちに整理ついてないし、こんなまま誰かと付き合っても元カレの良さを再確認する行為で終わってしまいます」
俺望みねーじゃん!
なんなん元カレ!と憤慨しつつ、7年会ってもない元彼を愛し続ける嫁に少しメンヘラのケを感じた。