【24歳】
ついに一人になってしまいました。まがいながらにあれこれと賑やかだったのに
急に一人になったので寂しくて寂しくて仕方なかった
会社に入り人付き合い禁止令を受けてた
僕が今から友達作るのはなかなか大変な物です
寂しい部屋で気がおかしくなりそうだけど誰もいない。
ご飯も上手に作れないからあまり食べなかった、寂しくてあまり寝れなかった
寂しくて苦しくて何もなくて毎日が歪んで見えたせめて寝るそれも許されない
負けて帰って来ましたなんて実家に帰れず一人でした
何もかも嫌になる寂しい生活で一つ気付いた「このままじゃダメなる。」
負けでいいんだ、俺は負けたんだ、だから認めよう。認めないと進まない
自分の失敗や不甲斐なさを認めて頭を下げてやり直せばいい
だから母ちゃんに電話した「今のままじゃダメになるから1ヶ月だけ帰りたい
1ヶ月したらまた笑って暮らすから今は助けて欲しい」って。
母ちゃんは厳しい母ちゃんだけど1ヶ月してまたちゃんと頑張れるならって
家に帰っておいでって言ってくれた。
菜穂お嬢様はずっと実家暮らしだロクなもんじゃない
実家に帰ってきた。失態帰りでカッコ悪い帰り方になったけど母ちゃんのご飯は
今まで母ちゃんに反抗した事がある全ての事柄を反省しないといけないくらいうまくて
そしてありがたい物だと実家を出てみて初めて知った。
菜穂にはしばらく連絡は取らなかった。隣の隣に住んでいて意識しない訳がない
あれ?今、帰って来た物音菜穂かな?今、隣の隣の家で菜穂何してんのかな?
そんな事考えて目一杯意識してしまっているけど。
メールか…一通目はなんて送れば、直接か…なんて言えばどうすればいいのか
菜穂は何を知ってるのか何からどう話せばいいのか
そんな事がわからなかったから連絡はしなかった、というかできなかった。
こんな風に僕を悩ませる菜穂はロクなもんじゃない
そうは行っても家は隣の隣。会わない訳がない。
ついに菜穂に会う。そんな瞬間が来た。
僕が実家に帰って一週間ほどした会社の帰りの家の前だった。
家の前に自転車を止めようとすると菜穂が出て来た
2年半ぶり。2年半ぶりの再会だった。菜穂「ねぇ?」2年半ぶりに見た菜穂は
やっぱり可愛いかった。いやまた可愛くなったかな。菜穂だぁ。倒れるほど可愛かった。
またおっぱいがでかくなったかな。どこまででかくなるんだ
恥ずかしいのであぁ菜穂?そんなヤツいたなぁみたいな感じで「よぅ!!」って言った
でも隠しても顔はニコニコして仕方なかったと思う
こんな心にもないリアクションをさせる菜穂はロクなもんじゃない
【24歳】
菜穂もニコニコして小走りて近づいてきた。僕はもっとニコニコしてただろう
菜穂「ねぇ?」僕「ん?」菜穂「あのー帰って来てるのはわかってるんですけど?
帰って来たら普通あなたから私に連絡くれるよね?」
僕「あー、そうそう今日!今日連絡しようと思ってた」
菜穂「もぅ。せっかく帰って来たんだからうちでご飯食べて行きなよ」僕「あ…うん」
そうか何も気を使う事もなかったんだ、それでよかったんだ
こんな風に帰省した僕に気さくに声掛けてくれる優しい
菜穂なんてロクなもんじゃない
【24歳の時】
菜穂の家でご飯を食べました。
菜穂の父ちゃんも母ちゃんも久しぶりでワイワイと楽しかったです
菜穂の父ちゃんに「カッコよくなったな」って言われ
菜穂にも「うん、またカッコよくなったね」って言われた
そういえばスーツ姿見るの初めてだったけ?カッコいいのはスーツの事?
いや、菜穂はもっと可愛くなったけどそれは恥ずかしいので言いませんでした。
仕事の話はしたけど、彼女との暮らしの事は聞かれなかった
気のせいかどことなく気を使ってくれてるのかな?と言う感じがした
菜穂もニコニコニコニコして楽しそうで目一杯、可愛かった。
こんな風に優しい家族を持ち笑顔が可愛いなんてロクなヤツじゃない
【24歳の時】
ご飯を食べ終わる頃、菜穂が「部屋に行こうよ」って誘ってくれた
僕「わかった!ゲームしようよ!」って実家から弟のゲームを持ってきた
菜穂の部屋かぁこの広い部屋で勉強したっけって懐かしかった。
僕がゲームを取りに行ってた間菜穂は着替えていてタンクトップだった
おっぱいがめちゃデカかった。菜穂どうした。何があった?
すごい事になってるんだけど?気になる気になる気になる気になる
特に僕は昔から菜穂の女性っぽい所はとことん気になり打たれ弱いフシがある
こんなに気になるなんて菜穂はロクでもないやつだ
【24歳】
菜穂はやっぱり僕が幼なじみだからって警戒はしてないようですね
ソファーに二人並んでゲームした。菜穂はスト∥が下手で
手を抜いてないフリしながらも絶妙に負けてあげるのに苦労しました。
やたらボディタッチが多くポンポン人の腕を叩いてくるので
嬉しくなってポンポンポンポンとやり返した時。
おっぱいが大きくて視界に入って来て気になったので
できるだけ見ないようにしたけど楽しくて楽しくて楽しかった。
昔の思い出話したり。「菜穂彼氏いるの?」菜穂「いません。」こんな話もした
こちらもあれこれ聞かれると困るからこういう話はこのへんにしようと思った
こんな風に気を使わせる菜穂なんてロクなもんじゃない。
遅い時間までまぁワイワイと遊んだ、童心に帰れたような時間で
とても短く感じました。菜穂が「あー眠たい」と言い出した
菜穂「あー眠たい…寝るよ?」俺「??」…寝るよ??もしかして「一緒に寝るよ?」って事?
でもここで「なんだよ、一緒に寝る訳ないよ」みたいなリアクション取ったら
余計恥ずかしがりみたいになるのが恥ずかしくて「あ、あぁ、寝よう、うん寝よう」
と、菜穂がベッドに行くのに着いて行った。
菜穂は掛け布団をめくり中にチョコンと座っている
僕もベッドに入り座ってる菜穂を横から抱きかかえベッドに倒し菜穂を腕枕した
え?これどんな展開?菜穂を抱っこしてる僕。幼なじみだよ。え?菜穂だよ
菜穂は白くて細くて柔らかくていい匂いがした。
そして僕の体にピッタリですごく落ち着いた
何かあるのかと言う期待?とは裏腹に菜穂はすぐに寝てしまった
こんなに抱き心地がいい女にはロクな女がいない
【24歳の時】
菜穂寝ちゃったかぁ。なにもしないんだな。そういう事ね。
菜穂可愛いなぁ、キスしたい。この大きな胸を触りた…
いやダメだ。菜穂は幼なじみだからこうやって懐かしくてこうしてるかもしれない
相手がなんとも思ってないのに僕だけ発情してどうする。
とても落ち着くけどその落ち着きの中で邪心を捨て修行僧のように寝よう
…眠れない。当たり前だ寝れる訳がない。寝たのかなんなのか浅い睡眠だった
2時間くらい経った頃だろうか。異変が起こった。突然、菜穂が「うーん」って動いて
僕の上に乗っかり僕のほっぺに手を当て…そしてキスをしてきた。…な!なにこれ!?
菜穂とキス?菜穂だよ!?というかシャレにならないくらい可愛い
一生懸命キスのお返しをして頭をよしよしした。おっぱい触りたかったのにおしりを触っていた
要するにテンパっていた。菜穂は次に僕の下のほうをゴソゴソしてきた
え?これ始まっちゃうの菜穂
僕を戸惑わせるなんて菜穂はロクでもない
【24歳】
そんな行為のあと菜穂はすっと布団に潜った。え…な、め、た?
その時、何かハッとした「これは止めないと」って。
「俺、菜穂に何させてんだって。」家を出てクズになってしまった自分じゃ
菜穂に申し訳ないって。菜穂は何も知らないかも知れない。
菜穂みたいな子を僕みたいなクズに引きずり混む訳には行かない。
それと…少し女が怖くなっていた…。菜穂をそっと引き上げた
「もう寝るよ」って言って菜穂の頭をよしよしってした
僕が見たあれは気のせいじゃなかったなぁ、うん…菜穂は泣いていた
それは見ないフリした。なんで泣いたんだろう。そんな事考え少し眠ると6時だった
菜穂が寝たままこっそりと着替えて家を出て仕事に向かった
なんか悲しい朝を迎えたそんな菜穂はロクなヤツじゃない