昔、ものすごい勘違い君に出会った時の話。
当時、浪人をしていたんですが犬を飼い始めた頃、夕方は散歩に行っていたんです。
近くに犬を遊ばせにみんなが集まってくる公園があり、私もそこに行っていました。
周りはおばちゃんばっかりでしたが、何回か行くうちに話すようになりました。
ある時、よく話していた人に
「うちの息子(同じ年齢で浪人していた)も志望している学科が同じなんだけど、
あなたと話してみたいって言ってるのよ」
と言われました。 何度かお散歩の時に見かけたことはあったので
「今度、お散歩で見かけた時にでも」と返事しておきました。
しばらくして、お散歩で公園に行くとその息子(Aとしておきます)が来ていて軽く挨拶して
予備校とかの話をしていると(以下、会話)
A「うちの予備校でもらったテキストで使いやすいのあるんだよね。
もしよかったらコピーしてあげるよ」
私「そうなんだ。とりあえず見てみたいけど、最近お散歩に来れない日があるから
いつ会えるか分かんないし」
A「じゃあさ、携帯のアドレス教えるから来る日にメールちょうだいよ」
私「わかった」
というような感じで番号交換することになりました。
家に帰るとさっそくメールが…
A「一回話してみたかったから話せてよかったよ!
そういえば、バル姉(犬の名前からこんな呼び名でした)の下の名前教えてよ^^」
私「綾子だよ~」
A「なんかそんな感じする!」
私「なにそれwww」
みたいなメールのやりとりでした。
しかし、ここから突然変な方向に…
A「綾子って好きな人いるの??」(何故かいきなり呼び捨て)
私「え??んー、友達以上恋人未満な人はいるよ」
A「付き合ってるわけじゃないのか・・・俺さ綾子に一目惚れしちゃったんだよね」
私「そんなこと突然言われても…大体、今日初めて話したばっかりだし。
これから受験もあるんだから、合格するまでは勉強頑張ろうよ!!」
と、遠まわしに断る方向に。。。
普通なら気付くと思うんですが、さすがに勘違い君には通用しなかったw
A「そうだね…。でも、俺本気なんだよね」
私「さっきも言ったけど好きな人いるしさ。Aと付き合うとかは考えられないよ」
もうメールも面倒になりハッキリ言ってしまった。しかし…
A「俺、そいつより綾子のこと幸せにしてみせるよ!!!」
私「い、いや…だからさっきも言ったじゃん…」
A「俺じゃダメなのか…じゃあ、志望校に合格したら考えてよ」
私「・・・・・・・」
A「今度、いつ会える?? 駅で待ち合わせして一緒に帰ろうよ」
何故かどんどんヒートアップしてゆく勘違い君。。
だんだんイライラとキモイのが湧き上がってきて
勉強するからと言ってメールを止めました。
次の日、母と車に乗っているときにメールが…
A「今日は散歩来ないの?」
私「今日は、おばあちゃんの家に行くから行かない」
A「そっか。。。俺、昨日は綾子のこと考えて眠れなかったよ」
(キモすぎる・・・・)
私「いや、そんなこと考えてないで勉強しなよ」
A「俺さ、この前まで付き合ってた子がいたんだよ」
(だからなんだよ?!?!状態)
私「ふーん」
A「綾子に出会って(見かけただけw)、もう彼女とは付き合えないと思って。
綾子のために別れたんだよ!!」
(誰も頼んでませんが・・・ってか、断ってるし)
私「そ、そうなんだ・・・・」
A「やっぱりさ、その子のためにも俺たち二人は幸せにならなくちゃいけないんだよ!!!」
もはや、誰も止められない・・・。
しかも、どういう訳だか知らないが俺たちになってるし。
母親と二人でキモイコール連発。
私「あははははは・・・・(なんか言葉がみつからず)」
A「絶対幸せにするよ!!!!」
脳内カップル成立ですか??そうですか・・・どころじゃないなと。
下手に近所の人だけに家に来たらどうしようとか、だんだん笑い話に出来なくなる私。
その後、夜中とか何回も着信があったりして
このままだとヤバイかもと思い、男友達に相談することに。
(私がどんなにメールで断っても、返事がくるだけで嬉しいのか
「お正月には二人で初詣に行こうね」
とか、何もいってないのにメールくるし…)
とにかく公園にお散歩に行くのは怖いので、父親に行ってもらったり
違う場所にいったりして顔合わすことは避けるようにした。
でも、一回だけ母親と同じ犬種飼ってる人と奴がいないであろう時間に
その公園に行ったら・・・・・
いたよーーーーーーー!!!!!
なんでいるの???
もうそっち見れない・・・
母「ねえ、綾子に穴があきそうなくらいこっち見てるけど・・・」
私「ま、まじで・・・」(背を向けてたから見えてない)
母「本気でヤバイんじゃないの?」
ってな状態。多分、私が散歩行ってない時とかにもずっといたのかもしれない。
自分の力ではどうにもならないと判断して
相談してた男友達に間に入ってもらうことにした。
とりあえず、メールでやりとりしてもらって
どう思ってるのかとか諦めろみたいなことを話してたみたい。
言ってたことはこんな感じ
「綾子のことを愛してる」
「綾子が好きだと言ってる奴より俺の方が綾子にはふさわしい」
「なんで綾子は、俺と話してくれないんだ」
「綾子のことを幸せにする自信がある」
「こんなに好きなのに分かってくれない」
などなど・・・
(ちなみに会いたくなかったのでテキストはいらないと断った)
最終的に私からは何も言わずに
男友達がAに「ハッキリ言って、お前のこと怖がってるから諦めろ」
流れに持っていってくれたようで
A「わかった。もう連絡もしない」と言ったらしい。
ただ、その後に「迷惑をかけたのを謝りたい。どうしても電話したい」
とかずっと言ってたみたいで着信拒否してるにもかかわらず
履歴が結構残っていた。
そこで電話に出たらリピートになりかねないので無視し続けたけども。
その後は、もう特に何もなかったけどしばらくは駅で待ち伏せされてたらとか
色々考えて怖かった。
長くなってしまったけど、支援ありがとうございました。
私の体験は以上です!
修羅場っていう修羅場はなかったんですが・・・
すみません。
>>205
はい。公園には行かなくなりましたが。