俺と彼女が付き合い始めたのが2年前だったのね
付き合い始めに彼女が元カレと上手く縁を切れないみたいな事を言ってた
彼氏の方から振ったって聞いてたのになんかおかしい話だなと思ってたんだが・・・
自分で解決するとの事だからおれは関知しないでいた。
ところがある日、会社から出ると知らない男に話しかけられた
「○○さんですか?」と。
そいつは彼女の元カレだったんだ。
男「○○さんですか?」
俺「そうですけど・・・」
男「実は・・・・スミマセン・・・○○ちゃんの元カレです」
俺「ええっ」 (やべえ・・・・警察走るか?)
元カレ「びっくりしたと思います・・・でもちょっと話を聞いてくれませんか?」
俺「・・・・・いや、なんで?」
元カレ「知ってると思いますけど、俺、○○ちゃんと揉めてるんすよ」
俺「知ってるよ・・・でも二年も前の話だよね?」
元カレ「そうですけど・・・・許せないんですよアイツ」
俺「・・・・・・・・」 (粘着質か・・・)
元カレ「話さえ聞いてもらえれば帰ります、どうか!」
俺「・・・・この事は○○は知ってるん?」
元カレ「いえ・・・・言わない方がいいかと」
俺「・・・・・じゃあここで話してよ」
元カレ「人が多いとちょっと・・・スタバ行きません?」
俺「・・・・・・・・」
店に入るのは渋ったが、落ち着いてたし言葉遣いも丁寧だったから付いていくことにした。
スタバ店内―
俺「で・・・?話って?」
元カレ「実は・・・・俺と別れる前にあなたと付き合い始めたんですよ○○は・・・これって浮気ですよね」
俺「は!?」
元カレ「被ってたんですよ」
俺「・・・でも二年前じゃん?」(かかかか 被ってたの!?!?)
元カレ「まぁ・・・・そうすけど」
俺「うn・・・・・気持ちはわかるけどさ、もう昔の話だし」
俺「見たところすっごいイケメンだし、落ち着いてるし・・・すぐ可愛い彼女できると思うしさ」
俺「次・・・・さがそ?」
元カレ「・・・・・・・・・」
俺「俺が代わりに謝るからさ・・・・ごめんね」 (穏便に・・・穏便に・・・)
元カレ「・・・・じゃぁ・・・・○○さんは俺の立場になった時、そう思えますか?」
俺「・・・・へ?」
元カレ「今はそっち側ですけど・・・・・俺の立場になった時、そう思えますか?」
俺「・・・・・・・そりゃあこの先どうなるかわからないけれど・・・もしそうなったらスッキリ違う人探すよ」
俺「男だし、女がちょっとふざけた事しても笑って許してあげなくちゃ(ニコ」
元カレ「そうすか・・・・」
元カレ「アイツ・・・ここ半年前から俺に頻繁にメールしてくるんすよね。まだ彼女いないか?って、戻ろうかなって」
俺「は?」
俺「なななん・・・・なんだって!?」
元カレ「だから、最近○○ちゃんはあなたに隠れて俺にメールして来てるんですよ」
俺「はぁ? そんなん嘘・・・」
元カレ「見ます?」(iPhone差し出す
俺「・・・・・・・・」
俺「!?」
俺「こ・・・このメールアドレスは」
元カレ「○○のでしょww?」
俺「な・・・・・・な・・・・」
元カレ「ホラ・・・ここに戻りたいって書いてあるでしょ?」
俺「う・・・・・・・」
元カレ「元カノに振られた時はね俺浪人だったんですよ」
「国立大学目指してたんですけど・・・落ちちゃってww」
「まぁだから先に大学入学した○○ちゃんが大学4年のあなたに走っちゃったってわけです」
俺「なん・・・と」(そうだったのか・・・・あいつ彼氏と別れて悲しいとか出会いはじめ言ってたぞ・・
元カレ「俺、振られたショックで勉強に打ち込むしかなくて・・・二浪の末に医学部入ったんです。地方のですけどww」
俺「医学部!?」
元カレ「彼女、風の噂でそれを聞いたんだと思います、だから最近俺にメールを」
俺「・・・・・・・」(あのやろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
俺「で・・・・でもなんでそれを俺に?」 (アイツ・・俺が中小のリーマンだから・・・医者の卵に・・・
元カレ「別に俺、戻りたいんじゃないんですよ」
俺「えっ」
元カレ「好きじゃないんです、自分が一番弱ってる時に捨てて、医者になるってわかったら急に優しくなるん」
俺「・・・・・・まぁ、ひどいね」
元カレ「まぁでも考えましたよ。一旦OKして俺さん振って、こっち戻ってきた数日後にこっぴどく振るっていうのも面白いし」
「俺さんにも俺と同じ気分味あわせられますしね」
俺「・・・・・・」
元カレ「でも・・・確かめに来たんですよ」
俺「・・・・・・?」
元カレ「今話してわかりました。俺さん、○○ちゃんに彼氏が居ないものとして付き合ってたんだと」
元カレ「俺さんは何も悪くない」
俺「・・・・いや」
元カレ「俺さん、このまま○○ちゃんと付き合い続けるんですか?」
俺「・・・・・・・・」(どうしよう・・・・この話が本当なら・・・しかしこのメールアドレスは・・)
俺「・・・・○○と話し合ってみないと」
元カレ「それじゃ遅いですよ?」
俺「は?」
元カレ「俺がなんでこっち来たかわかります? 今日○○ちゃんに晩御飯誘われてるんですよ」
俺「えええええ」
俺「なんだとおおおおおお(怒」 ガタン
元カレ「怒っちゃ駄目ですよ。男なら笑って許してやらないと(ニコ」
俺「・・・・・グググ」(年下に馬鹿にされた・・
俺(しっかし○○の野郎・・・・・・許せねえ)
俺(俺と隠れて医学部生と会って・・・あわよくば俺から乗り換えるつもりだったのかよ)
元カレ「ね?俺の立場・・・中々嫌な気分でしょ?」
俺「・・・・・・・認めたくはないが」
元カレ「彼女にとって男なんてそんな程度ですよ。自分にとっていかに利益があるか、自慢できるか」
元カレ「携帯電話と一緒ッス MNPしちゃうんです 高性能な奴に」
俺「ググググググググググ」
元カレ「今から○○ちゃんに会ってもいいですか?」
俺「・・・・・・・・・・」 (糞腹立つ・・・もう彼女としてはどうでも良いが・・このままアイツだけ良い思いするのも)
元カレ「そこでちょっと提案があるんですよww」
俺「?」
元カレ「・・・・・一緒にアイツをボコボコにしません?」
俺「ボコボコ!?」
元カレ「もちろん暴力じゃないです。精神的に、恋愛的にね」
俺「・・・・・・・」(コイツこええな・・・だが
元カレ「どうします?」
俺「よし! あいつ潰して、俺らは可愛い彼女と付き合うかwww」
元カレ「友達紹介しますよwww」
俺「おおwwww」
とまぁこんな流れで俺と元カレは仲良くなり
俺達二人を甘く見ている彼女に復讐する事になった