まだ結婚前である。合い鍵を持っていたので、車で彼女のマンションへ。
彼女は仕事で不在。
出発前にウンチしようかなと思ったけど、いや、まだ大丈夫だろうと
強行出発。この強引さが災いした。なんと、思いもよらない渋滞である。
渋滞の中で、大腸から直腸へと急速で蠕動するものがある。だめだ、
意識してはいけない。歌でも歌うか。いや、下腹部に力を入れると
死を招く。お尻をすぼめて耐えようにも、車の運転中で、体勢を
整えることができない。ダメだ、もうダメだ。ん、ひょっとしたら、
直腸の前にあるガスだけを上手に排出できれば、まだ余裕があるかも
しれない。身は出さずにガスだけ出す。高等テクニックだ。失敗すると
身も蓋もない。そーっと慎重に片尻を上げてゆっくりと腹に力を入れる。
身が出そうになったら即中止だ。スカしたつもりがプウ。音が出た。
しかし音だけで、身は体内に残った。よし、臭いけど、それでもよし。
信号が変わった。彼女のマンションまであと数百メートル。
いかん、妻が帰宅。続きはあとで。
>>915 の続き。
ようやくマンションに到着。もう屁でごまかせる状況ではない。
駐車場に車を置き、部屋に急ぐ。しかし、急ぐと腹に力がかかる。
走るわけにはいかない。急ぎ足で、呼が1に対して吸が2の変則呼吸。
たまに、ハラホロヒ、ハラホロヒ....と意味不明な悲鳴。
エレベーターの中では屁もできない。エレベーターを降りても、もはや
屁をするのも危険なのでできない。ようやくドアの前に立つ。なんとか
間に合った。鍵を出す。焦っているのでなかなかポケットから出ないし、
出したらこんどはうまく鍵穴に刺さらない。ようやく回してドアを開け、
後ろ手に閉めたとき、安心した心の隙をつかれたのか、ついに決壊した。
うわあっ!終わった、終わってしまった....。
人間の意志の力など、ちっぽけなものだ。強大な自然の力の前に崩れ落ち、
無力を悟らされる。これを崇高と呼ばずに何と呼べよう。
時計の針は戻せない。やってしまったことはなかったことにはできない。
できるのはせいぜい隠匿工作だけだ。
俺は浴室に行ってジーパンを脱ぎ、パンツを脱いだ。とりあえず、シャワーだ。
シャワーで身体と衣服を洗い流し、全裸のままでトイレに行って、残りの
ウンコを出す。およそ1/3ほどが「もらしウンコ」になったようだ。
洗濯機に入れる前に、浴槽にジーパンとパンツを沈め、付着したウンコを
ほとんど洗い流す。次に、洗濯機を使って、着ていた衣服すべてを洗う。
予備のパンツやズボンやシャツを彼女宅に置いていて本当によかった。
選択を済ませた後、塩素系洗剤で浴室の掃除。浴槽も念入りに磨く。
すまない、本当にすまない。きっと幸せにするから許してくれ。俺は
心の中で固く心に誓いながら掃除をするのだった。
引用元: ・https://human5.5ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1088616008/