忘れもしない高二のある日の早朝、俺は奥歯に激しい痛みを覚え飛び起きた。
もう耐えられず気が狂いそう。しかし時間はまだ7時。今思えば救急車呼ぶべきだったと思うが、
当時はそこまで知恵が回らず近所の歯医者が開く9時まで死ぬ思いで何とか耐える。
そして耐えること2時間弱、開店ちょっと前の歯医者へなだれ込んだ。
歯医者もただならぬ気配を感じたのかすぐに治療開始。診察の結果親知らずが45度に生えてきて
隣の歯を押し倒そうとしているとのこと。そこでその親知らずを抜くことに。
がっ!レントゲンの結果その親知らずはその押されてる歯と歯茎の下、つまり根っこで繋がって
いるとのこと。今なら口腔外科もそこら中にあるが当時はそんなもん存在すら知らない時代。
そこで先生「根っこから叩き折る必要がありますね」 俺「はぁ・・良くわかんないけどお願いします」
そして原始的な地獄の治療が始まった・・・。
では、と患部に麻酔を何本も射ち込む先生。患部の感覚が無くなっていく俺。そしてまず歯茎を切開。
麻酔が効いているとは言えさすがに痛い。でも脂汗たらしながら何とか耐える。
どうやら切開は終わった模様。とりあえずの治療から解放された俺はほっとする。
すると何故か助手の女性二名が突然俺の両腕と肩、頭を動かないようがっちり押さえつけてきた。
絶対に離さないと言う意思が読み取れるほどの強い力で・・・。
そこに一旦裏に下がっていた先生がトンカチとノミを持って登場!!
先生「痛いですよ、頑張ってください」
俺「はぁ(ガクガクブルッブル)・・・」
次の瞬間俺の歯茎にノミをあわせ先生力一杯トンカチを打ち付ける。
俺「ぎゃぁ~~~!!!!」麻酔なんか全く効かねー!!!
先生「痛いですか?」
俺「止めて下さい~(号泣)」
先生「頑張ってください(キッパリ)」
そして先生より一層の力を込めてトンカチを打つべし打つべし!
涙を滝のように流し「ぎやぁ~!!やぁめてくぅれぇ~!!!」血飛沫をあげ叫び身悶える俺。
がっちり押さえ込む助手たち。
そんな時間がどれほど流れただろうか・・気絶寸前のところでようやく根っこが叩き折れた模様。
あまりの痛みに気が薄れ掛けている俺に向かい叩き折った親知らずを満足そうに見せ付ける、
返り血を浴びた先生の姿、20年近く経った今でもはっきり覚えてます・・。
長文スマソ
う・・・うわぁ~~(((( ;゚Д゚)))俺も今日、放置してた虫歯抜歯されたんだけど
思わず治まってた痛みがうずいて来そうだ…。
>>615と比べると大したことないけど、俺としては今までで一番強烈な抜歯だった。
放置してて殆ど埋没してるような歯の治療で、初めに2本打った麻酔が効かなくて
更に2本追加してようやく効いてきたんだが、その後が。
残ってた歯の根は案外スンナリ抜けたのはいいけど、なかなか血が止まらない上に
歯茎の中に本来不要な肉の盛り上がり(不良肉芽)が出来ててその除去の為に
歯茎の中をあっちをゴリゴリこっちをゴリゴリして、肉芽をこそぎ取って行く。
で、時間が経ってだんだん麻酔が切れてきたんで痛いの何の。
更に血が止まらないので、縫う事になって切れかけた麻酔の中で
先生の「あと少しだから頑張って下さい!!」の声を遠くに感じながら
脂汗流して耐えてた・・・。抜歯1本で要2時間半でした。
>>621
俺の行ってる歯医者の先生はせっかちすぎて麻酔をうって三秒後に治療を開始しようとする。
まだ効いてねーからいてーよ。すると効きが悪いと勘違いしてまたうってくるw。
でも歯の自分で治療は見えないだけにほんとにやだよね。
どうでもいいが>>615が治療されてる時に待合室に人は居たのだろうか?
俺だったらどんなに痛くてもそんな叫び声聞いたらぜってぇ帰るなw。
歯医者を想像して、涙が出るくらい笑ってしまいました。
でも、そんなあんた・・曲がりなりにも人の顔なんだから・・・
思い切り打つべしされても・・・・
引用元: ・https://life5.5ch.net/test/read.cgi/lifesaloon/1096700291/