あまりの衝撃に私は友人に叫んでいた「あなたがやっているのは虐待だよ！」

（近しい友人の話なのでフェイク入れてます）

年上の友人のお子さんの話。
女の子二人で、二人とも幼稚園から不登校。
と言ってもそんな極端に変な子達ではなくて、
母親がむっちゃくちゃ子供にべったり、囲い込み。
その結果お子さん二人とも「ママ以外は敵」な状態に。
給食がまずいのに残したら怒られたとか、
体育で擦り傷できたのに先生が気付いてくれなかった、
音楽で地味なパートに振り分けられたとかそんな理由で
帰宅してしまう。で、母親が受け入れて、家でゴロゴロ。
当然勉強も遅れるし友達も出来ないし太る太る。
でも母親は「子供は悪く無い私も悪く無い、周りが悪い」
10歳の長女にフルメイクさせて「うちの子は凄い美人！」
当然子供達は自分達は凄い、周りが馬鹿と思うように。
旦那さんの転勤が多い事もあって、完全に共依存。
周りは一生懸命諭そうとしたけど、駄目だった。
長女が中学生になり、早速不登校に。
自宅でお釜みたいなメイクして嵐コンに行く日々。
そんな中、小学生の次女が少し目覚めた。
この次女は趣味があり、その趣味は私の仕事でもあった。
だから近所のジュニアクラスを紹介した。
すると、そこで初めての友達が出来た。
彼女はどんどん変わって、学校にも行けるように。
その趣味でも実力が着き始めた。

衝撃だったのは、ここから。

久しぶりにその友人（二人の母親）に会った。
そこでさすがに憔悴したような感じで
子供達や旦那さんの愚痴を話しまくっていた。

すみません途中で送信しちゃった。

その愚痴の中で、次女ちゃんの話しになり、私が
「あの趣味はやめちゃったの？上手だったのに」
と言ったら友人は、

「そう、惜しい事したって今ならわかるのよ～
あの時はね、長女の気持ちを優先したから。
長女は新天地を求めていたし、なにより
妹だけ友達がいて趣味も上手くいって
毎日楽しいなんて、堪らない気持ちになるでしょ？
だから、平等にするためにあえてあの趣味から
引き離したの。引っ越し先でもずいぶん
やりたいやりたいってごねたけど、
お姉ちゃんの気持ちも考えなさい！って叱ったら
わかってくれてね。優しい頭のいい子でしょ？
でも今思うともったなかったかな～って。
あの趣味、今流行ってるでしょ？あの子ならそれで
アイドル狙えたんじゃないかなって！」

って言ったの。
衝撃過ぎてしばらく動機が止まらなかった。
落ち着いてから、凄い勢いで責めてしまった。
あなたがやっているのは虐待だよ！
すこし娘さん達からはなれた方がいいよ！って。
友人は泣き出して、
「私、もう限界だよ。これ以上どう頑張ればいいの？
完璧な母を、いつまで演じればいいの？
早くもとの自分に戻りたい…」ってラリり始めた。
むしろ嬉しそうだった。

なんとか次女ちゃんの連絡先をゲットして、
もう一度やってみない？と誘ったけど、
あーうーしか言わなかった。
あの友人は子供を育てたんじゃなくて、
自分から離れて行かないペットを育てたんだ。
長女はもう完全にモンスター。