修羅場とはちょっと違うかもしれないけど
浮気話ではある、2年前の話だが
当時
俺24歳 社会人2年目
彼女24歳 同じく社会人2年目
付き合い始めは大学の時
会社は違う会社だ
彼女は身長コンプレックスで、身長が145ぐらいしかない
遠くから見ると子供だし、実際飲み屋で確認されたことなんてしょっちゅうだった
顔も童顔と言えなくはないし(俺は切れ目の凛々しい顔つきだと思うんだが)
そんなこんなで俺と付き合う21歳まで誰とも付き合ったこと無いし
俺も彼女の友達の紹介で友達から始まった関係だし、今まで好きになった人もいるらしいが
むしろ身長で振られてたらしい。付き合った当初あまりに尽くすものだから
大丈夫だって分かってもらえるまで結構俺も辛かったな
お互い社会人になって時間もあんまり無かったんだが、それでも月に
2,3回はお互いの家に泊まって(両方一人暮らし)1週間顔を見ない日ってのは
ほとんど無かったと思う。彼女は基本的に定時帰りなので俺が早く帰れそうなときには
彼女の家によって行くときもしばしばあった。
しかしその年の7月ぐらい仕事が忙しくなって今までのように土日一緒ってことが
ちょっと少なくなって来てた。それでも電話とかではよく話してたんだが
そういう時期なので海外出張もあって1週間以上顔見なかったときもあったと思う。
8月初旬ごろちょっと一息つける時期があって、予告無く彼女の家にふらっと
寄ってみたんだが珍しく家にいなかった。
ま~友達と遊ぶこともあるわなと思ってメールで連絡したけど返信無くてさ
中で待ってようかなと思って部屋にはいって待つことにした。
お互い合鍵持ってたし彼女も時々俺の部屋で帰りを待ってたこともあって
たまには逆のことしてみようと思ってたんだよね
ごめんageちゃった
部屋に入ってさしばらくテレビ見ながら待ってたんだけど
ちょっとおなかがすいてお菓子食べたんだ
それで菓子袋捨てようと思ってゴミ箱空けたら、手帳が捨ててあったんだよね
彼女は昔からHした日とか、遊びに行った日とか手帳に書き込むタイプで
俺によく見せてくれて、あの時どんなことしたとか
色々思い出話するのが好きだったんだ。
ただ彼女のいないところで見たことは無くてあくまでも
思い出話すときの道具として見てたって所だった。
それで何の気なしに拾ってみてみたら今年の奴なの
おかしいな~と思ってぱらぱらとめくったときに破り捨てられてるページが何枚かあってさ
というより引きちぎった?と言う感じかな
で破れたページの中で半分ぐらい残ってるページにさ
『死にたい』って書いた後ボールペンで線入れたようなページがあった
ま~実際は『死にた』の途中ぐらいで切れてたんだけど
こりゃなんか尋常じゃね~なと思って残りのページ探したらさ
奥のほうに見つかったんだ、ただ結構破られてたので
ぱっと見何が書いてあるのか分からなかったけど
『死にたい』ってよっぽどだろ?だからさ俺も気になって会社でなんかあったのか思って
修復作業に入りました。今考えればしなけりゃ良かったのかも
で書いてあった内容は
「とうとうT君と浮気してしまった。どうしよう・・・R(俺)を裏切ってしまった
でも私が浮気できるなんて思っても見なかった。」
「T君と一緒にいるときRから電話が掛かってきた。嘘ついちゃった最低だ」
「なんで止められないんだろう?Rから電話があったのに出られない
ほっといて欲しいとか思ってしまった。私が悪いのに最低だ」
「T君は私のこと可愛いといってくれるけど好きだとは言ってくれない
T君カッコいいから遊びなんだろうな・・・」
「Rは私のこと可愛いとか好きとか言ってくれるけどY(紹介してくれた友人)が
いなければ私と付き合うことなんてなかっただろうな。」
「夢中になったら駄目だと思ってるのに・・・でもT君は私見ても最初から可愛いとか
言ってくれたし・・・やっぱり私嬉しかったのかな?」
「何回考えたってRと別れるなんて考えられないのに、T君と離れられない
今日T君にRと別れてくれといわれてしまった、嬉しかった自分が最低
でもHの最中だったから多分本気じゃない、分かってる」
「T君の彼女に浮気がばれた、彼女が私に会いに来て
無茶苦茶文句言われた、彼女いるって知らなかったな
それからT君とは連絡取れなくなった
彼女T君とお似合いのモデルさんみたいだった。惨めだ
最後に彼女から言われた言葉が忘れられない。
死にたい」
とこんな感じだった。
とりあえず浮気だなと、しばらく呆然としながら俺も色々考えてた
よく考えれば彼女が浮気するとか考えてなかった
彼女の見た目をやっぱり俺は意識してた、言い寄る男もいないだろうと
もっと大事にすりゃよかったのかなとか色々
そんなこんなしてるうちに玄関が開く音がして彼女が帰って来た
12時ごろだったかな、Yと一緒だったんだ
彼女飲んでてさYが支えながら入ってきたので俺が手を貸そうとすると
Yが「何で?何でいるの?」で彼女はぐったりして俺のこと分かって無いみたいだった
とりあえず寝かせて飲み物取りに行こうとするとYが机の上に気が付いて
「ちょっと!Rこれ見たのよね?」と聞いてきました
「残念ながら・・・」これしか言えなかった俺ヘタレ
しばらく2人で烏龍茶のみながら無言空間
ようやくYが重い口を開いて一言
「許せない?」
「正直わからん」すぐに別れるとかいえない俺さらにヘタレ
また無言空間発動
今度は俺が口火を切った
「YはT知ってるの?」
「うん・・・実は私が会わした様なもんなんだごめん」
「どういうこと」
「Tは同僚なんだけど、アンバランスなカップルの話してて
君達の話が出てさそれでK(彼女)見てみたいって言われて
Kに話したらいいよって言うから一度飲みに行った
まさかその後こんなことになってるなんて知らなかったんだ
ごめん」
「あいつ死にたいとか書いてたけど・・・・何があった?」
「・・・・ごめん、それだけは言えないそんなことしたら
あの子何するか分からないから」
「・・・・・」
そして無言空間復活