昼、ABC達は教室に居なかったので他のクラスを回ってみた。
でもいない。どこにいるんだろうって必死に探したけど見つからない。
諦めて一人で弁当食べた。そしたら昼休みの終わりごろCが戻ってきた。
C「なんで来ないの?」
私「探したんだけど教室いなくって」
C「ハァ?教室にいるわけないじゃん」
私「え?じゃあどこに居たの?」
C「しらねー。ウロウロしてるし」
私「じゃあ見つけられないよ」
C「じゃあ明日玄関の非常上り口にこいよ」
私「わかった」
完全にCのペースにもってかれてた
俺たち友達だろ?
>>21
マットにくるまれて死ね
次の日、お弁当を持って非常上り口に行ったらABCとその彼氏っぽいの×3がいた。
皆垢抜けてて彼氏らしきものも男前だった。
おそるおそる声を掛けたら
C「おっせーよ!」
男「コレ?言ってた財布って」
C「そー。ショボいけどさ」
男「ギャハハハwwwwお前ほんと性格悪いよなwwww」
C「だって勝手に友達とか思ってたんだよ?キモいし慰謝料貰わないとやってらんないっしょwww」
A「私クリームパン」
B「あーじゃあ私レモンティー」
何が起こったのか分からず呆然としていたらCが鬼の形相で
「お腹すいたから早く買ってきてよー」
と言った。あぁ、パシリにされるんだ、今の私・・・。
断ろうとしたけど、6:1の状況で誰が断られよう。
男の「私ちゃんやさしーねー!がんばってね~wwww」
というBGMを背景に、無我夢中で買いに行った
夏休みまで、夏休みまでだから!って意味わからん理由考えてた。
何故振りかぶって「嫌だ!」って言えないのかと言われそうだけど、
今まで言葉の暴力、物品要求はあっても暴力、金銭の要求が無かったから。
まだ殴られでもしたら思い切って先生に相談って思うんだけど、確固たる理由が無いので一縷の望みが何故か見えてしまう
変な感覚になってた。
向こうには男がいたし、断って殴られたらどうしようかとか、とかく真綿で首を絞められている状況だった。
イジメと呼ぶにはショボいような気がして、なんとか今の状況さえ逃れられればって、逃げに回ってたんだなぁ
Cから電話があった。一体誰から聞いたのかな?まさかね・・・白子はそんなことしないだろうなぁ・・・・。
またそうやって自分自身に見てみぬフリしていたら
C「ちょっと駅前まで来て」
と言ったので、物凄く落ち込んだ。でもまさか、街中でカツアゲなんてされないよね。
そう自分に言い聞かせて足は向かっていた。
結論から言う。細かく書いているうちに泣けてきた。
商店街の隅でパンチラして立ってろって命令された。
いつもなら断るんだけど、Cの廻りにはいつものイジメグループに加え
栃木名物のないんだな、それがによく似たニーチャンがたむろしてた。
歯掛けてるしなんか甘ったるい臭いにおいがしていて、とても危機感を覚えた。
殴られるくらいなら、パンチラしたほうがいい。
私は商店街の隅で地べたに座りながら、足開いてぼけっとしてた
通り過ぎる歩行者はあえて目線を逸らし、車に乗ってるオッサンはガン見してた
その傍でグループは壁バシバシ叩いて笑ってた。
たまらず私はその場で泣いた。
少女が商店街に股開いてパンチラしながら泣いていたら、通行人の誰かが助けてくれるだろうって。
でも誰も助けてくれなかった。たぶんマジキチに見られていたんだと思う。
マジキチにはそりゃ関りたくないよね
いつしか金銭の要求も当たり前になってきた。
以前は金銭要求など確たるものがあれば動くと思っていたけど、時既にお寿司。
一種の洗脳状態になっていて、イジメグループの前では何一つ反抗できなくなってた
終いには円光すら持ちかけられた。
その当時円光が凄く流行っていて、携帯電話がカラーになったり、とかく円光バブル期だったのかと思う。
結果から言うと、本番は泣いて懇願して拒否、けれどグループの廻りにいた男数人にフェラさせられた。
もう全て諦めの境地になってた。
汁ってさ、アクと苦味と生臭さのトリプルクロスなんだね
この時点でイジメのことを第三者に話すことは出来なくなっていた。
彼女達は本当に巧妙だったと思う。
フェラさせられるまで、一切カツアゲも暴力もせずに追い詰めるんだもん。
両親にも言えない。教師にも言えない。友達もいない。
夏休みは静かに終わった
その話噓だよね。本当だったら泣ける
>>36
ほんとなんだな、これが
夏休みが終わって死にたい気分満開で学校に向かった。
教室に入る時、心臓がバクハツしそうなくらい動いていた。
けれど、休んだらそれこそ彼女達の思う壺だと思って、学校を避難所として考えていた。
避難所に入るととんでもない関西弁が聞こえてた。
こんな田舎に関西人?
あぁ、ついに幻聴かと思ってたが、質量をもった関西人が確かにそこにいた
「ええ?雪が一階埋め尽くすってどんだけやねん!」
彼女の第一声は今でもハッキリ覚えている。
関西人の正体は大阪から転校してきた女子だった。
先生が紹介する前にクラスの子をつかまえて自己紹介していたみたい。
私は今まで大阪の人と関ることが無かったので、正直そのデカイ態度に唖然とした。
お察しの通り、マットが動くこの国はほんとに陰湿で、他人は自分達の色に染めてから初めて受け入れる。
子供の頃から「あのマンションの子達と遊んではダメ」とか普通に教え込まれるし。
そして大阪の子、仮に大阪ちゃんとしよう。
大阪ちゃんは私のずーっと遠い席に座った。
自己紹介の時、一切臆せず「大阪から来ました○○です!皆さん色々教えてください!」
とハキハキ言いやがる。普通「よろしくお願いしますじゃない?」と思う私はやっぱりマット脳なんだな