21:976 : 2011/12/15(木) 20:28:57.86 ID: ID:JWxpx7bc0
遅くなってすみません。
そして、案の定スレまたぎになってしまってすみません。続きを投下しようと思うのですが、
序盤をコピペした方が良いのでしょうか?
そして、案の定スレまたぎになってしまってすみません。続きを投下しようと思うのですが、
序盤をコピペした方が良いのでしょうか?
28:976 : 2011/12/15(木) 20:35:56.03 ID: ID:JWxpx7bc0
その言葉を聞いて、私子は頭が真っ白になりました。
それまで、多少軽い発言はあったところで、
実際に行動に移したことなどなかった彼男からの衝撃の告白でした。
彼男「最近私子、俺のことかまってくれないし、就職も決まって、
一人で生きていけそうだし。
今までは俺が支えてあげないといけなかったけど、もう大丈夫でしょ?
でも、その人の話を聞いてると、私子ほどじゃないけど、大変そうなんだよ。
だから、俺、守ってあげたくなってさ。
もう、俺は私子には必要なさそうだし・・」
私子「じゃあ、私のことはもうどうでもいいってこと?」
彼男「そう意味じゃない!私子は大事だよ!けど、その人に惹かれてるのも事実」
私子「・・」
彼男「でも、この前の日曜に喫茶店でデートして、告白したら振られた。
『彼女がいる人にそういうこと言われても困る』、って。」
私子「は?私がバイト行ってる間にそんなことしてたの?」
彼男「最低だよね・・。でも、もうふられたんだよね・・」
私子「それで機嫌悪いの?」
彼男「そういうわけじゃないけど・・」
私子「私がいるのに他の女好きになって、で勝手に振られてきたの?最悪」
彼男「わかってる・・」
私子「最悪」
彼男「うん・・」
それまで、多少軽い発言はあったところで、
実際に行動に移したことなどなかった彼男からの衝撃の告白でした。
彼男「最近私子、俺のことかまってくれないし、就職も決まって、
一人で生きていけそうだし。
今までは俺が支えてあげないといけなかったけど、もう大丈夫でしょ?
でも、その人の話を聞いてると、私子ほどじゃないけど、大変そうなんだよ。
だから、俺、守ってあげたくなってさ。
もう、俺は私子には必要なさそうだし・・」
私子「じゃあ、私のことはもうどうでもいいってこと?」
彼男「そう意味じゃない!私子は大事だよ!けど、その人に惹かれてるのも事実」
私子「・・」
彼男「でも、この前の日曜に喫茶店でデートして、告白したら振られた。
『彼女がいる人にそういうこと言われても困る』、って。」
私子「は?私がバイト行ってる間にそんなことしてたの?」
彼男「最低だよね・・。でも、もうふられたんだよね・・」
私子「それで機嫌悪いの?」
彼男「そういうわけじゃないけど・・」
私子「私がいるのに他の女好きになって、で勝手に振られてきたの?最悪」
彼男「わかってる・・」
私子「最悪」
彼男「うん・・」
30:976 : 2011/12/15(木) 20:45:01.98 ID: ID:JWxpx7bc0
その話を聞いて一番ショックだったこと。
それは、その子が不幸だから好きになった、私が幸せになったから、
もう自分はいらないと、彼男が思ったこと。
正直唖然としました。今から頑張って稼いで、
二人の生活楽にしていこうと意気込んでいた矢先ですよ。
私子「彼男が私に必要ないって、マジで言ってるの?なんで?
私、一言でもそんな風にいったことある?
幸せになったらハイサヨナラって、何、私って彼男にとってその程度の存在?」
彼男「そうじゃないけど・・だって、最近忙しい忙しいって、
一緒に遊びにいったりしなくなったじゃん。
だから、私子にも原因はあるんだよ」
私子「納得いかない」
彼男「だから、自分でも最低だって思う。」
私子「何、開き直り?」
彼男「・・・」
私子「相手、だれ?」
彼男「教えない」
私子「なんで?」
彼男「もう振られたから関係ないでしょ?」
私子「いや、関係ないわけないじゃん。浮気でしょ?」
彼男「だから、もう終わったから!」
それは、その子が不幸だから好きになった、私が幸せになったから、
もう自分はいらないと、彼男が思ったこと。
正直唖然としました。今から頑張って稼いで、
二人の生活楽にしていこうと意気込んでいた矢先ですよ。
私子「彼男が私に必要ないって、マジで言ってるの?なんで?
私、一言でもそんな風にいったことある?
幸せになったらハイサヨナラって、何、私って彼男にとってその程度の存在?」
彼男「そうじゃないけど・・だって、最近忙しい忙しいって、
一緒に遊びにいったりしなくなったじゃん。
だから、私子にも原因はあるんだよ」
私子「納得いかない」
彼男「だから、自分でも最低だって思う。」
私子「何、開き直り?」
彼男「・・・」
私子「相手、だれ?」
彼男「教えない」
私子「なんで?」
彼男「もう振られたから関係ないでしょ?」
私子「いや、関係ないわけないじゃん。浮気でしょ?」
彼男「だから、もう終わったから!」
31:976 : 2011/12/15(木) 20:45:32.40 ID: ID:JWxpx7bc0
思い出しながら書いてると、gdgdになってきたので端折ります。
その日は、そんな感じで話は平行線、浮気相手の正体はわからずじまい。
ただ、日曜日に喫茶店デートしたこと、コンタクトを買いに街まで一緒に行ったこと、
夜私子が寝ている間に家を抜け出して図書館で会っていたことなどを暴露。
一つだけ、体の関係は持っていない、と激しく強調されました。
正直、まったく納得していませんでしたが、
次の日も講義→バイトのコンボだったため、深夜12時を回ったあたりで一時休戦。
一緒に寝たくありませんでしたが、ワンルームのため、やむを得ず。
布団を離してしいて就寝しました。が、当然ゆっくり眠れるはずもなく。次の日から、憂鬱な日々が続きました。
講義に行ってもあまり内容は入らないし、バイトに行っても上の空。
周りに心配をかけないように空元気だけは発動しつつ、帰ってきては彼男と話し合い。
最初の暴露の日からずっとですが、自分のことを悪いと言いながら、
彼男から謝罪の言葉はありませんでした。
隠れてこそこそメールはするし、ある日の夜には、また抜け出して、
図書館での密会に行っていたようです。
それでも私を大事にするという言葉は発する。
何が何だかわからない。
私子は疲れ果てていました。部屋を出ていくことも考えましたが、
もしそうすれば、大学卒業もままならなくなる、就職だって白紙になる。
(私子の実家は、大学から電車で2時間の距離)
そうなれば、それまで頑張ってきたことが水の泡。
就職すれば彼男と離れて一人暮らしもできるし、
彼男が改心してくれれば、また昔の通りに生活できると思い、
何とか我慢する方向で日々を過ごしていました。
その日は、そんな感じで話は平行線、浮気相手の正体はわからずじまい。
ただ、日曜日に喫茶店デートしたこと、コンタクトを買いに街まで一緒に行ったこと、
夜私子が寝ている間に家を抜け出して図書館で会っていたことなどを暴露。
一つだけ、体の関係は持っていない、と激しく強調されました。
正直、まったく納得していませんでしたが、
次の日も講義→バイトのコンボだったため、深夜12時を回ったあたりで一時休戦。
一緒に寝たくありませんでしたが、ワンルームのため、やむを得ず。
布団を離してしいて就寝しました。が、当然ゆっくり眠れるはずもなく。次の日から、憂鬱な日々が続きました。
講義に行ってもあまり内容は入らないし、バイトに行っても上の空。
周りに心配をかけないように空元気だけは発動しつつ、帰ってきては彼男と話し合い。
最初の暴露の日からずっとですが、自分のことを悪いと言いながら、
彼男から謝罪の言葉はありませんでした。
隠れてこそこそメールはするし、ある日の夜には、また抜け出して、
図書館での密会に行っていたようです。
それでも私を大事にするという言葉は発する。
何が何だかわからない。
私子は疲れ果てていました。部屋を出ていくことも考えましたが、
もしそうすれば、大学卒業もままならなくなる、就職だって白紙になる。
(私子の実家は、大学から電車で2時間の距離)
そうなれば、それまで頑張ってきたことが水の泡。
就職すれば彼男と離れて一人暮らしもできるし、
彼男が改心してくれれば、また昔の通りに生活できると思い、
何とか我慢する方向で日々を過ごしていました。
32:976 : 2011/12/15(木) 20:46:01.58 ID: ID:JWxpx7bc0
一週間ほどたって、私子の気持ちも落ち着いてきて、
彼男も隠れてメールすることもなくなり、昔のようにやさしくなってきました。
忙しくてかまってあげられなかったのは私子の責任であり、
家に住まわせてもらってる以上は、これまでよりも
彼男に気を使ってあげようと思いました。
謝罪がなかったことだけが心残りでしたが。「前から言ってた研修グループのキャンプ、行ってもいい?」
彼男がそう切り出してきたのは、最初の暴露から10日後の夕飯後でした。
1ヶ月ほど前から予定は聞いていました。
1年間同じだった研修グループで、一泊二日のキャンプに行く予定がある、と。
当然私子は、浮気相手との秘密旅行じゃないかと疑いました。
ですが、間違いなく研修グループでのキャンプであり、
宿泊先は高校時代からの友達の親戚の家であることや、
なんなら誰かに確認とってもかまわない
とのことだったので、行かせることにしました。
ここであまり束縛しすぎると、また浮気相手のところに行ってしまうかも、
という不安があったからかもしれません。
二日後の土曜日、彼男は上機嫌でキャンプへと出発しました。
「大好きだよ」と出掛け際に私に言っていきました。
彼男も隠れてメールすることもなくなり、昔のようにやさしくなってきました。
忙しくてかまってあげられなかったのは私子の責任であり、
家に住まわせてもらってる以上は、これまでよりも
彼男に気を使ってあげようと思いました。
謝罪がなかったことだけが心残りでしたが。「前から言ってた研修グループのキャンプ、行ってもいい?」
彼男がそう切り出してきたのは、最初の暴露から10日後の夕飯後でした。
1ヶ月ほど前から予定は聞いていました。
1年間同じだった研修グループで、一泊二日のキャンプに行く予定がある、と。
当然私子は、浮気相手との秘密旅行じゃないかと疑いました。
ですが、間違いなく研修グループでのキャンプであり、
宿泊先は高校時代からの友達の親戚の家であることや、
なんなら誰かに確認とってもかまわない
とのことだったので、行かせることにしました。
ここであまり束縛しすぎると、また浮気相手のところに行ってしまうかも、
という不安があったからかもしれません。
二日後の土曜日、彼男は上機嫌でキャンプへと出発しました。
「大好きだよ」と出掛け際に私に言っていきました。
34:976 : 2011/12/15(木) 20:50:17.70 ID: ID:JWxpx7bc0
日曜日の夕方、彼男が帰宅。
その時バイトに行っていた私子の携帯にただいまメールが入りました。
バイトを終えて家に帰ると、いつも通りの彼男がまっていました。
キャンプの話を聞くと、色々と具体的な話をしてくれ、
あいまいにごまかされることはなかったため、
本当に研修グループでの集まりだったのだと胸をなでおろしました。
その夜はいつも通りの夕飯をとり、いつものように話しながら、就寝。
・・とはいかず。
さすがに不安になっていた私子は、悪いと思いつつも、
彼男の携帯を見てしまいました。
彼男は隣でぐっすり寝ていました。
昔はかかっていなかったロックがかかっていて、まずそれにショックを受け、
いつも彼男が使っている番号をいくつか試すと解除。中には、A子という女性とのラブメールがたくさん詰まっていました。
きちんとフォルダ分けまでされて。
しかも、このA子、彼男の話によく出てくる同じ研修グループの方でした。
私に黙って、浮気相手のいるグループでキャンプにいったことだけでも
内臓がひっくり返るほどの思いをしましたが、
メールをみていると、どうやら集まりは土曜日のうちに終わっていて、
土曜の夜からは二人っきりの時間だった様子。
人間驚きすぎると、声が出ないほど息が詰まるんだと、このときはじめて知りました。
A子のアドレスを私子の携帯に写し、その日は眠れないまま朝を迎えました。
その時バイトに行っていた私子の携帯にただいまメールが入りました。
バイトを終えて家に帰ると、いつも通りの彼男がまっていました。
キャンプの話を聞くと、色々と具体的な話をしてくれ、
あいまいにごまかされることはなかったため、
本当に研修グループでの集まりだったのだと胸をなでおろしました。
その夜はいつも通りの夕飯をとり、いつものように話しながら、就寝。
・・とはいかず。
さすがに不安になっていた私子は、悪いと思いつつも、
彼男の携帯を見てしまいました。
彼男は隣でぐっすり寝ていました。
昔はかかっていなかったロックがかかっていて、まずそれにショックを受け、
いつも彼男が使っている番号をいくつか試すと解除。中には、A子という女性とのラブメールがたくさん詰まっていました。
きちんとフォルダ分けまでされて。
しかも、このA子、彼男の話によく出てくる同じ研修グループの方でした。
私に黙って、浮気相手のいるグループでキャンプにいったことだけでも
内臓がひっくり返るほどの思いをしましたが、
メールをみていると、どうやら集まりは土曜日のうちに終わっていて、
土曜の夜からは二人っきりの時間だった様子。
人間驚きすぎると、声が出ないほど息が詰まるんだと、このときはじめて知りました。
A子のアドレスを私子の携帯に写し、その日は眠れないまま朝を迎えました。
36:976 : 2011/12/15(木) 21:02:18.85 ID: ID:JWxpx7bc0
彼男に携帯を見たことは言わず、翌日からも普段通りにふるまいましたが、
私子はA子と彼男に復讐しようと決心していました。
寝たふりをして彼男の携帯を毎夜チェックし、機会を伺っていると、
次の土曜日、二人は会う約束していることが分かりました。
私子はバイトの予定が入っていましたが、無理を言って、
休みにしてもらい、二人の逢引き現場に凸を決行しました。この時ほど自分と戦ったことはありませんでした。
4年間付き合った彼男と別れるかもしれない、修羅場になることに覚悟を決めて、
二人の待ち合わせ場所が遠くに見える場所にスタンバイ。
のこのこやってくる彼男。そしてほどなくして現れるA子と思しき人物。
付き合い始めのカップルのように初々しい様子に、私は得も言われぬ気持ちになりました。
が、ここまで来たのだからと、自分に言い聞かせ、歩き始めた二人に声をかけました。
私子はA子と彼男に復讐しようと決心していました。
寝たふりをして彼男の携帯を毎夜チェックし、機会を伺っていると、
次の土曜日、二人は会う約束していることが分かりました。
私子はバイトの予定が入っていましたが、無理を言って、
休みにしてもらい、二人の逢引き現場に凸を決行しました。この時ほど自分と戦ったことはありませんでした。
4年間付き合った彼男と別れるかもしれない、修羅場になることに覚悟を決めて、
二人の待ち合わせ場所が遠くに見える場所にスタンバイ。
のこのこやってくる彼男。そしてほどなくして現れるA子と思しき人物。
付き合い始めのカップルのように初々しい様子に、私は得も言われぬ気持ちになりました。
が、ここまで来たのだからと、自分に言い聞かせ、歩き始めた二人に声をかけました。