移動教室で泊まりに行った時に配られたしおりを見ると夜の項目に「肝試し」の文字が・・・自分はホラー映画を一瞬見ただけでも大泣き出すチキン！

自分は昔は大変な怖がりで、
ホラー映画を一瞬見ただけでも大泣き。
お墓参りや初詣さえ夜には怖くて行けないチキンでした。
それを面白がって、
いつも怖い話をわざと聞かせてきたり、
1人の時にワッ！と驚かしてきたり
学校の机の中に貞子のプリントアウトした紙を入れる意地悪なＴと言う男子がいました。
中学１年生、移動教室で泊まりに行った時のお話です。
うちの学校は
１年の夏前に那須高原に行って
皆の親交を深める為のレクリエーションを行う、
一泊二日のオリエンテーションがあり
その学校では移動教室と呼ばれていました。
配られたしおりを見ると夜の項目に
「肝試し」の文字が。
そのしおりを見た時点で泣きそうになってしまい、担任の先生に相談したんですが
「そんな怖がらせるもんじゃないから大丈夫だよ。移動教室実行委員の子達がちょっと驚かすくらいだから」
と言われましたが、
言われても怖い物は怖い。
だって肝試し中に本当の幽霊が出ない保証なんてどこにもない。
そう考えると自然と涙が溢れてきて
中学１年にもなってメソメソ家で泣いてしまいました。
しかも追い討ちをかける様に実行委員にはあのＴがいます。
他の実行委員で仲の良い女の子に聞いた話によると、
Ｔはその肝試しをすごく楽しみにしていてある奴を本気で驚かせたいと息巻いてると言われました。

絶対自分の事だと思って嫌だ絶対行きたくない。その日は学校を休む。
と、家族に訴えます。
すると両親より先に高校の姉が
「何でやることわかってんのに怖いんだ！
そんな後手後手に回るくらいなら逆に驚かせてやれ！ドッキリだと思えばいいだろ！
逆にＴにドッキリ仕掛けてやるんだよ。」
と、言われたら妙に納得してしまい肝試しをよくテレビで見るドッキリと考えたら全く怖くなくなりました。
そして、先に出た仲の良い実行委員の女の子にＴを逆に驚かせたいんだけど。
と相談したら意外にもこの話に乗ってくれてＴ以外の実行委員の子にも話をしてくれたした。
その子は小学校の頃から一緒なので、私がよくＴに泣かされていた事も知っていたからかもしれませんが、とにかくＴにドッキリを仕掛ける事は決まりました。
そして、本番当日。
昼間にレクリエーションをやっていざ肝試しへ。
内容自体は森の中を歩いて、先にあるお札を取ってくるという在り来たりなもの。
くじ引きで順番を決めるんですが、ちょっと細工をして私が最後の順番になります。
組みは男女ペアで１０組くらいだったでしようか。
私の組みの前のペアが終わりました。

そして私の組みの番になり、作戦実行。
森に入った途端道をそれて実行委員が使う用の道を進みます。
事前にペアの男の子には実行委員から話をしてあり一緒にドッキリに参加してもらう手筈になっています。
Ｔが隠れているのは森を歩いて行くと少し開けた場所にある草原の、ようなところの木の陰でした。私とペアの男の子、他に隠れてるはずの実行委員の数人、Ｔが隠れてる木の近くに忍び寄ります。
皆それぞれ怖いお面をかけていて（スクリーム、般若、狐、能面みたいなやつ）帽子やタオルを頭から巻いてる子もいました。
チラッとＴの方を見ると木陰にしゃがんでいて今か今かと待機しています。
全員でＴの木陰を囲む様にして、スタンバイ。真後ろの私が奇声をあげたら皆奇声を上げて走ってきます。
私達「うぉぉぉぉ！」
Ｔ「うぇ？あぎゃー！！」
完全に腰を抜かすＴ。
相当驚いたんでしょう、口をパクパクしています。それをちゃんとカメラにおさえて、Ｔに肩を貸して戻りました。
戻ってきた時も、待機してるクラスの子達もＴの悲鳴は聞こえたみたいでニヤニヤしながら冷やかしていました。
今思い出せば先生も一緒になって笑ってたから作戦は当然だけど知ってたんでしょうね。
長くなりましたが、以上が小学校の時に散々Ｔに泣かされていた私がした唯一の仕返です。
それから１５年が経った先日、Ｔが婚約したので、
今だに親交がある当時のメンバーと
婚約相手とＴのご両親とグルになり
またドッキリをしてやりました。
今回は泣いてましたねー。大泣きでした。
是非結婚式で流してＴの親戚一同に泣きっ面を披露してやろうと隠しカメラもバッチリです。
最後の仕返しが今年の最後に行うので楽しみです。
長文、乱文失礼いたしました。
では。

ちなみに今はホラー映画が大好きになってます。

もう、最近の方のどっきりを書かないなんて
いけず～

すいません、最近の方はあまり大した事もしていないのですが少し書かせて頂きますと。
Ｔが婚約したと地元のLineで回りまして、
何かお祝いをしてあげようと皆で考えていた所、「中学時代のドッキリみたいな事しようよ！」と、当時私の相談に乗ってくれた女の子が提案をしました。
婚約相手の子は何度か一緒に飲んだこともあります。
Ｔは今では冷静沈着な、悪い言い方をすると少し冷めている感じなので、
中１の時に、あの日のＴが悲鳴を上げたドッキリを地元では「伝説の夜」
と呼んでる友人もいるほど思い出に残っています。
今では皆仕事で会えないですし、
Ｔは東京に出てしまっているのであまりこちらには戻ってきません。
そこで婚約相手の子と秘密裏に連絡を取り合い、次の月の最後の週にＴの実家に帰ってくるとの情報を得たので、
その日集まれるメンバーで作戦を練りました。
婚約相手の子が言うにはＴご両親、祖父母、Ｔカップルは市内のレストランで食事をした後に実家に帰ってくるそう。
じゃあ実家のリビングに待機して電気つけたら皆でクラッカー鳴らそう。

と、いうことになり。
時間が空いていた自分がＴ両親と打ち合わせをして、
実家に待機させて頂く許可、
隠しカメラを設置する許可、
そしてＴを最初に家に入れて下さいというお願いをして準備に入りました。
いざ、当日。
夕方Ｔ御一行は市内のレストランで御飯を食べ、車で家に帰ってきます。
祖父母の方々は離れに住んでらっしゃるので、
Ｔカップルとご両親が家に入ってきます。
真っ暗な家に灯りがつきＴが先に玄関からリビングへ。
ドアを開けて電気を点けた瞬間。
「婚約おめでとー！」
６人のお面を被った変な奴らがクラッカーを打ちます。
「うぇ？うわっ！うわっ！」
ビックリして動きが止まるＴ。
そしてすぐにどデカイ花束を渡して、
両親、友人が見る前でプロポーズをしてもらいます。
あまり状況が分かっていない中、カタコト言葉になりながらプロポーズするＴ。
これは彼女も聞いていなかった様で少し泣いていました。
後はケーキ食べて少しお酒飲んでカメラを回収しました。
Ｔカップルはカメラが回っていることを多分知りません。
ご両親にも言わないでもらっています。
結婚式までに編集を終わらせて式の時に恥ずかしいプロポーズ姿を出してやる予定です。
またまた長くなってしまいすいませんでした。

なかなか良い仕返しですねｗ
結婚式が楽しみだｗｗｗ