国家権力を味方にして借金回収に成功した！

流れ読まず投下&フェイクもあるのでそこんとこよろしく。長いから
複数にわけてます。私含めて地方から上京してきた５人組。バイトで知り合ったり、友達の友達、みたいに増えた仲間だった。
皆、程度の差はあれど仕送りがあったが学業の傍らバイトをしつつ遊びつつ…お互いに夢に向かっていた。
その頃、金の貸し借りはあったけど1,000円とかそのくらいだった（もちろんお互い返してた）
しかし、夢敗れて普通に就職したり、フリーターでしがみついて夢が叶いつつある子、実家に帰る子がいた。
A子は今、考えるとコミュ障気味だったのかもしれない。A子はバイトを高い確率でクビになっていて、
それでもなんとかギリギリ生活していた(仕送りだけど)
そんな日々が続き、夢が叶いそこそこ成功したB子が結婚することになった。
５人全員招待されたがA子から私にご祝儀をかしてほしいと頭を下げてきた。以前からC子に いくらか借りていると聞いていたが、
めでたい席にA子が出席しないわけにはいかないので30000円を貸した。
式に無事に全員集合できてB子もとても幸せそうでよかった。
次の日B子は参加できないけど、実家に帰ったC子もせっかく泊まりで来ていたので
４人で食事に行くことにした。

待ち合わせに場所に行くとA子以外いてA子のことを聞くといかないという。
念のため、その場で連絡してみたら「ちょっと行けない。ゴニョゴニョ」… ああ そうか。
私からお金を借りたぐらいだったから、お金がなくて参加できないのだろうと思い、C子も遠くから来たのだから、
お金少しくらい出すからおいでよ♪と声をかけてもゴニョゴニョゴニョゴニョ。
埒があかずに、 無理言ってごめん。また今度誘うねと、電話を切った。
C子が「A子お金また無いの？あの子、私から10万近く借りているのよ。私ちゃん貸したらダメだよ」という。
私が実は…と話すと、D子が「B子もかなりの金額を貸してるんだよ」と。
私やB子D子の金額合わせて30万近くなった。

結局3人で食事に行って話をまとめたりすると…
A子と比較的交流のあるD子曰く、相変わらず生活費の一部を仕送りでまかない、
残ったお金で細々生活しているというのが今のA子の状態。
B子にも聞くと、借金は事実で結婚式に来たのも正直びっくりしていたらしい。それから数日後、D子と私はA子にメールで借金のことを伝えた。まだマイルドな内容で
ちゃんとお金返そうね！みたいな。
一応、二人でA子の家に行きピンポンすると、とたんに動きが遅くなる電気メーターw
居留守をきめこみ、出てこない。
メールも連絡して帰宅。もちろん返事はない。
これを何度か繰り返した。
国家権力を味方にするための作戦みたいなものなので。

それから約一月後くらいにD子と涙ながらに近所の交番に駆け込んだ。
二人でワァンワァン泣きながら「親友のA子と連絡が一切取れない！家に行っても部屋は真っ暗！
これは事件かも！事故かも！」と、
メールもこんだけ送ったのです、と履歴を見せたり、自殺するような子ではないので尚更心配！！！と
強く訴えた。お巡りさんも心配してくれて、管理している不動産屋に連絡してくれて
次の日には大家さん、不動産屋さん、お巡りさん、そしてD子とA子の部屋に合鍵で入ってくれた。
(私は仕事で駆けつけられなかった)
D子曰く、汚部屋で煎餅布団で寝ていて、お巡りさんが「お友達が心配してくれていましたよ！」と
優しく話す後ろでD子の鬼のような姿に怯えていた。
お巡りさんたちにお礼をいってD子もA子に実家の連絡先など押さえて、後でする連絡に出なかったらどうなるか？といいとりあえず帰宅。

それからB子、D子、私で連絡してみても、シカト。
その場で逃したD子は責められない(お巡りさんたちの手前強くできなかった)それからは完全に引きこもり状態で困ったな実家に連絡しようかとしていた矢先に
D子の携帯に見知らぬ番号が着信。
出ると「○○警察署です。A子さんを万引きで逮捕したので身元引き受け人で迎えに
きてくれませんか？」と。D子は「そんな友達はいません」と即答して切るが警察署も何回もかけてくる。
「実家に連絡して下さい」→「地方住まいなので迎えが最短で明日になる」→「知らんがな」→「法律？で今日中には身元引き受けしないとダメなんです…ハァー」
しぶしぶD子はタクシーで行くと、土下座されたけど、そのまま何も言わず手続きをしてスタスタ出てきたとか。
実家にもその場で連絡して次の日の一番早い方法で父親が来ることに。
私、B子、D子と部屋に行くと父親とA子が汚い部屋で土下座。
父親が言うにはろくに連絡もなく最近は払っていたスマホ代も高くなり、
一体どうなっているのかと、疑問に思っていた。本当に本当に申し訳ありません！
と父親は頭を下げまくっていた。

すいません。ラストです。
部屋にはガールズバーの男版みたいなお店の名刺などがあり、A子は否定したが
僅かな仕送りをやりくりして行ってたりしたようで、万引きも生活費…というよりも、
その店に行きたくて…ということらしく。
父親は泣きながら謝り続けるけどA子は最初はほとんど謝らず。
B子が一喝してやっと謝罪。
親が病気だからと貸した金ももちろん嘘だし、夢のために使っていた道具も売り払われていた。
私が「お金はとにかく返して下さい。そして、もう関わらないで下さい。
私らはあなたの友達ではありません。あなたが死のうが生きようが知りません」
父親が30万+アルファで全額渡してきて、「明日、ここは引き払います。申し訳ありませんでした」
「え？やだ…」
ここまで来て残りたがるA子。
そのあと、我々からバチンバチンひっぱたかれて、実家に帰ることに。
お金だけ受け取り、3人で帰宅。お金は各自の貸していた分に分けたり振り込んだりして
携帯の電話帳を消しました。
A子は風の噂では実家の近くでニートみたいに生活をしているそうです。
長くてすいませんでした。

国家権力を味方にするための作戦なんかはとても勉強になったわｗ
乙