ブスと情で付き合ってやった。

あまりにもしつこいから、付き合ってやった女がいた。
はっきりいって、不細工。
紹介すんのも恥ずかしいから、
彼女はいないってことにした。

当時の俺は大学生。
別に女に困っていたわけではなかった。
合コンやれば、お持ち帰りできてたし、
バイト先でも俺と付き合いたいってコは
何人もいた。
そんなわけで、実際に連れ込んではセクロス
していたりした。

不細工な彼女の名前はタマ、とでもしておこうか。
猫じゃねぇぞ。
人間だ。

そのタマは、とにかく俺が好きなようだった。
俺のことを友だちにも自慢気に話しているようだった。
友達からも羨ましがられてるって、
俺に嬉しそうに報告してきた。

タマと付き合ったのは大学一年の時。
タマは高校三年生。
出会いは友達の友達が呼んできて、
遊んだことがきっかけ。

一人暮らしの俺の家に遊びにきては、
掃除してくれたり、ご飯作ってくれたりした。

メールしてやるだけで喜んでた。

あと、俺と離れるのが辛いって、
俺の服を持って帰ってたりした。

いい匂いがするってさ。

今考えたら気持ち悪いが、
そう言われたら悪い気はしなかった。

浮気しまくったよ。
合コンやらバイト先やら、
お持ち帰りを切れないくらいした。

そんな俺はこんなで大学四年になった。