494:436 : 2009/08/13(木) 15:16:38 ID: ID:WHKankj70
中座してしまい申し訳ありませんでした。再開します。
結婚式の準備や仕事で忙しく過ごす私の携帯に見慣れない番号からの着信があった。
留守電を聞くと、Bから。Bは隣県に住んでいたのだが、今は436と同じ県で派遣社員と
して働いているとのこと。久々にご飯でもどうかという誘いがあったが断る。結婚前に
怪しげなことはできないし、会って話をする時間も気力もない。
その電話から数日たって、新居にする予定で借りたアパートに切手のない手紙が
届きはじめるく。曰く「436は浮気していますよ」とか「436には実は子供がいます」という
内容。これがまた、古めかしい脅迫状のような作り。新聞や広告を切り抜いて文章を
作るタイプ。
流石にこれは由々しき自体。現在の彼女にこういうものが来ているが潔白だと説明する。
そりゃあ、同じ会社で休日もほぼ一緒にいるんだから、浮気する暇なんかないというのは
彼女も理解してくれている。問題は、436に恨みを持つ人間の仕業か、彼女に恨みを持つ
人間の仕業か、両方なのか、ということだ。
495:436 : 2009/08/13(木) 15:19:20 ID: ID:WHKankj70
結婚報告には一波乱あったらしい。俺も狙っていたのに、436の彼女は俺の嫁等々
散々弄られつつも、基本的には全員祝福してくれているので、社内ということはない。じゃあ彼女か、というと、友人は数えるほどにしか知らせていないし、あとは恩師と会社と
親族だけ。じゃあ、どう考えても、436の身辺が原因だ。前の彼女?とかいろいろに勘ぐられたが、正直覚えがなかった。
結局犯人はBなのだが、Bは間違ってもそんなことをする女じゃなかった。
先輩を寝取る時だって正々堂々ぶつかって言ったらしいという話は聞いている。5通ほど脅迫状が届き終わったころ、再度Bから電話。
飲みに行かないかという誘いだが、結婚前に女性と二人っきりで酒を飲むというのは
どうかと思うと断る。すると、先輩も一緒だったら良い?という提案があったが、
なおさら嫌なので断る。
497:436 : 2009/08/13(木) 15:21:35 ID: ID:WHKankj70
披露宴の招待状の返事がどかっと来たのかな?と郵便受けを開くと…脅迫状と、蛾と、甲虫。虫が大の苦手な私と彼女は悶絶。なんとか部屋の外に虫たちを追いやった後、
脅迫状を読む。内容は一緒。恐る恐る一通一通確認していたころにブイーンと携帯がなる。
我々ビビリまくり。Bからの電話だ。私 「いま取り込み中だから、あとでかけるよ」
B 「いいよいいよ、お酒もってそっち行くから」
私 「は?だからとりこみty」ピンポーン♪え?とわけがわからなくなりながらドアを開けると、Bがそこにいる。
501:436 : 2009/08/13(木) 15:24:28 ID: ID:WHKankj70
B 「だって、436、なかなか飲みに行かないし。久しぶりなのにさ。」
私 「…ごめん、意味不明。なんでうち知ってるの?」
B 「だって、招待してくれるんでしょう、結婚式。あ、その人が彼女?」
私 「け、結婚式なんかしないって」(と、嘘をつく)
B 「同期1クンから聞いたんだよー。前祝ってことで飲もう!」
私 「いやいやいや、誰が家に入れるって言ったよ。返れよおま・・・ちょ!なにし」瞬間、Bがビールビンの入った袋を彼女に投げつける。私 「ふざけんな!何してやがんだおめえはよ!」
B 「怪我すれば披露宴やばいぃいよねえアハハハハ」
私 「はあ?」
B 「(真顔で)私が結婚できないのに何でアンタごときが幸せになるの?」
B 「もう10年も付き合ってる私のほうがアアハハ先に結婚できないヒヒのに何で?」
B 「あんたみたいなブサは私より先にィイィヒイヒヒ幸せになっちゃsふぁ;w」
503:436 : 2009/08/13(木) 15:26:29 ID: ID:WHKankj70
男の姿が。私 「ちょ、すみませんが手伝ってください!」
私 「事情は後からうおっあぶね、お話しますから!!!」
男 「…ごめんな 436」
私 「せ、せんぱいスか?」どうやら先輩同伴できたらしい。何するでもなくぶつぶつ言いながらこちらを見てるだけ。
コレは埒が明かん、ということで私 「火事だー!火事でええええす!萌えてまあああす!!!1」一斉に開くドア。もみ合ってる私達。なんだなんだと人垣ができるころ、警察が到着。
彼女が連絡してくれたらしい。そのサイレンの音を聞いて安心した私は油断してしまい、
右あばら骨辺りにBのもつウイスキーが入ったビンの直撃を受け昏倒。
508:436 : 2009/08/13(木) 15:29:08 ID: ID:WHKankj70
・ 436が倒れた後、他の方々がBを取り押さえてくれた
・ 先輩は最後までぶつぶつ言ったまま動かなかった
・ ために、B関係者と疑われBとともに警察に任意同行
・ 436は検査のために病院へ(右あばら骨1本ヒビ)
退院後、Bの親から私の親へ連絡が行き、私に直接謝罪させてほしいという申し入れがあったので、受ける。
事情を聞くと
・ Bは先輩と10年来の付き合いをつづけている
・ 先輩は就職試験に落ち続け、うつ病になった
・ BもBで公務員を目指すものの常に不合格。(※ このとき、先輩は32才、Bは29才)
・ そんなおり、Bは同期1から436が結婚する事を聞く
・ B「あの436が定職について、あまつさえ結婚する…だと…?」
・ Bは先輩にプロポーズするも、先輩は経済力も自身もないからと煮え切らない
・ Bはいまさら別れることもできない
・ B「お先真っ暗…なのに436は436の癖に結婚…私を好きだったくせに」
・ B「ゆ る せ な い ・・・ ゆ る さ な い」
509:恋人は名無しさん : 2009/08/13(木) 15:31:27 ID: ID:jgL4TCMF0
511:436 : 2009/08/13(木) 15:31:56 ID: ID:WHKankj70
萌え…orz
となったらしい、とのこと。精神的にアレなので責任は親が…という意向なので、
Bを今後一切近づけないことと、引越し費用を全部負担してもらうこと等で示談に。
慰謝料に結構な額をいただいた。好きだった女だし、同期でもあるということで、
訴えようとは思わなかった。もう係わり合いにならなければそれでいい、というか、
それどころじゃない問題が浮上。
問題は、彼女と彼女の親。
彼女は私のことを信じてくれていたのだが、彼女の親は「436は女にだらしない!」と
かなり怒っているとのこと。
足しげく彼女の実家に通って(片道120km)誤解を解こうとしたものの…
式まであと1ヶ月という状況なのに「結婚を延期しないか」と言われたりして話を
進めることができまなかった。ある意味こっちのほうが修羅場ですね。
513:436 : 2009/08/13(木) 15:34:12 ID: ID:WHKankj70
また、変に疑ってすまなかったとのお言葉をいただきました。メンヘラなんて存在、そりゃあ
理解のしようもありませんしね。自分の娘の旦那予定にこんなことが起これば、
心配するのは当たり前ですよ。長々とぐだぐだした文章で大変申し訳ありませんでした。
式までのこり数週間ですが、結婚を許してくれた彼女の両親、黙ってすべての事の処理を
見守ってくれた私の両親に恥ずかしくない家庭を築く準備をして行こうと思います。ありがとうございました。グダグダかつ、肝心なところで「萌えて」姉妹申し訳ありませんorz
522:恋人は名無しさん : 2009/08/13(木) 15:36:09 ID: ID:YIWxMOSsO
好きだったからとちゃんと訴えないせいだろ
婿予定が暴行されたあげく自分らの娘まで危険にさらされたのに示談とか
そりゃ親御さんも、やましいこと疑いたくなるしなんだこいつ?となるわな
529:436 : 2009/08/13(木) 15:44:35 ID: ID:WHKankj70
結婚そのものが危うい状況でB関係の相手なんかしてられない、と判断しました。
ただ、その点は親御さんに突っ込まれましたよ。その流れで結婚延期どうよ?という
オファーだったわけです。流石に招待状送付し終わった後に延期というわけには行きません…。と、ここら辺で本スレのほうでは名無しに戻ります。
何かあれば休憩所のほうでお願いします。
引用元:◇修羅場◇part79