595: 恋人は名無しさん 01/09/05 15:31 ID:WleLj2rM
メモ帳で書いたらすごく長くなってしまったのですが、いいでしょうか?
(あんまり、修羅場らしい場面がないかもしれないのですが、、、)
(あんまり、修羅場らしい場面がないかもしれないのですが、、、)
596: 恋人は名無しさん 01/09/05 15:42 ID:ik/5fSjA
おお!はやくはやくー
597: 恋人は名無しさん 01/09/05 15:49 ID:ik/5fSjA
まだなのー?
598: 595 01/09/05 15:58 ID:WleLj2rM
もう、何年も前の話です。
Sとは友人の紹介で知り合いました。某国立研究所で働いていた彼は
とてもインテリで冷静でストイックな人に見えました。
当時、遠距離恋愛で悩んでいた私は、彼の研究の話を聞いたりすると
気が紛れ、よく電話したり2人で出かけたりするようになりました。
2人きりでいると、感覚が違うな、言葉が通じないな、と感じることも
たまにあったのですが、まあ、頭のいい人だしそういうこともあるか、
くらいに考えていました。また、彼氏にはすっかり忘れられていた
誕生日をSはしっかり覚えていてくれ、プレゼントをもらい、
かなりポイントアップでした。
Sとは友人の紹介で知り合いました。某国立研究所で働いていた彼は
とてもインテリで冷静でストイックな人に見えました。
当時、遠距離恋愛で悩んでいた私は、彼の研究の話を聞いたりすると
気が紛れ、よく電話したり2人で出かけたりするようになりました。
2人きりでいると、感覚が違うな、言葉が通じないな、と感じることも
たまにあったのですが、まあ、頭のいい人だしそういうこともあるか、
くらいに考えていました。また、彼氏にはすっかり忘れられていた
誕生日をSはしっかり覚えていてくれ、プレゼントをもらい、
かなりポイントアップでした。
599: 595 01/09/05 16:02 ID:WleLj2rM
そんな時、冬休みに一時国するはずだった私の彼が、
「仕事が忙しいから帰国を取りやめる、次に帰れるのもいつになるか
分からないし、君に来てもらっても一緒に過ごす時間が取れるとは
思えないから、くるのもやめて欲しい」
と連絡してきたのです。ショックを受けた私は、衝動的にSに走ってしまいました。
Sの部屋で、終電がなくなるのを承知でたくさんワインを飲みました。
一晩だけ受け止めて欲しい。。。そんな感じでした。
しかし、Sは初めてだったのです。
「仕事が忙しいから帰国を取りやめる、次に帰れるのもいつになるか
分からないし、君に来てもらっても一緒に過ごす時間が取れるとは
思えないから、くるのもやめて欲しい」
と連絡してきたのです。ショックを受けた私は、衝動的にSに走ってしまいました。
Sの部屋で、終電がなくなるのを承知でたくさんワインを飲みました。
一晩だけ受け止めて欲しい。。。そんな感じでした。
しかし、Sは初めてだったのです。
600: 恋人は名無しさん 01/09/05 16:12 ID:Ev4KeZo.
続きは~?反応見ながらやらないで
サクっと行こうよ
サクっと行こうよ
601: 595 01/09/05 16:14 ID:WleLj2rM
>>600 すみません。電話してました。詳細はかんべんして欲しいのですが、
私は酔いも勢いも冷めてしまいまい、そして一気に後悔しました。
勢いでこんな行動を取った自分は本当にばかだと思いました。
そのあと、彼は平静に振舞っていましたが、私は自己嫌悪で死にそうでした。
ぎこちないまま、その日は帰りました。
その後ぽつぽつとメールのやり取りはあったのですが、私は気乗りしない
返事ばかり書いていました。なんとなく話さない日々が続き
私はできれば、このまま自然消滅したい、とさえと思っていました。
私は酔いも勢いも冷めてしまいまい、そして一気に後悔しました。
勢いでこんな行動を取った自分は本当にばかだと思いました。
そのあと、彼は平静に振舞っていましたが、私は自己嫌悪で死にそうでした。
ぎこちないまま、その日は帰りました。
その後ぽつぽつとメールのやり取りはあったのですが、私は気乗りしない
返事ばかり書いていました。なんとなく話さない日々が続き
私はできれば、このまま自然消滅したい、とさえと思っていました。
602: 恋人は名無しさん 01/09/05 16:17 ID:qybVDsF.
つまりSとセクースして、Sは童貞だったってことね?
604: 595 01/09/05 16:19 ID:WleLj2rM
>>602
そうです。x冷めてしまいまい → ○冷めてしまい、
でした・・・。
そうです。x冷めてしまいまい → ○冷めてしまい、
でした・・・。
606: 595 01/09/05 16:21 ID:WleLj2rM
(なんだか、うまく書き込めないのです。スローでごめんなさい。)
数週間連絡が途切れ、いよいよ自然消滅だな、と思っていたときに、
またSからメールが入りました。
「最近連絡してなくてごめんね、プロジェクトが締め切りでさ。
クリスマスどうしてる?」という内容でした。どうもこうも、と私は思い、「仕事もあるし何もしないつもり。」
と返事を書きました。何事もなかったかのように振舞って連絡してくる
Sに、うざいような申し訳ないような気持ちでした。
数週間連絡が途切れ、いよいよ自然消滅だな、と思っていたときに、
またSからメールが入りました。
「最近連絡してなくてごめんね、プロジェクトが締め切りでさ。
クリスマスどうしてる?」という内容でした。どうもこうも、と私は思い、「仕事もあるし何もしないつもり。」
と返事を書きました。何事もなかったかのように振舞って連絡してくる
Sに、うざいような申し訳ないような気持ちでした。
607: 595 01/09/05 16:23 ID:WleLj2rM
12月24日。私は仕事から戻ると、適当に食事をすませ、ぼーっとテレビを
見ていました。頭にあったのは、外国にいる彼のことでした。
あっちの朝10時くらいになったら電話してみよう、私は横目で時計を
見ながらそんなことを考えていました。時間になり何度か電話をかけたのですが、留守電になってしまいました。
私は横になり、電気もテレビも点けたまま目を閉じていました。
しばらくすると、突然ドアのチャイムが鳴りました。
「○○、いるんでしょ?」
Sの声でした。
見ていました。頭にあったのは、外国にいる彼のことでした。
あっちの朝10時くらいになったら電話してみよう、私は横目で時計を
見ながらそんなことを考えていました。時間になり何度か電話をかけたのですが、留守電になってしまいました。
私は横になり、電気もテレビも点けたまま目を閉じていました。
しばらくすると、突然ドアのチャイムが鳴りました。
「○○、いるんでしょ?」
Sの声でした。
609: 595 01/09/05 16:25 ID:WleLj2rM
居留守を使えるような間取りでもなかったし、気が動転した私は
思わず、ドアを開けてしまいました。Sは頬を紅潮させ、目をいっぱいに見開き、はあはあと
白い息をしながら立っていました。
「どうしたの?」
やっとのことで、私は言いました。
「やっぱり、こんな特別な日に彼女と過ごせないのって
さみしいしさ、それに○○、最近元気ないから心配だったんだ。」
思わず、ドアを開けてしまいました。Sは頬を紅潮させ、目をいっぱいに見開き、はあはあと
白い息をしながら立っていました。
「どうしたの?」
やっとのことで、私は言いました。
「やっぱり、こんな特別な日に彼女と過ごせないのって
さみしいしさ、それに○○、最近元気ないから心配だったんだ。」
611: 595 01/09/05 16:29 ID:WleLj2rM
開いた口がふさがりませんでした。
呆然としたまま、Sを部屋に招きいれてしまいました。
おまけに、冷え性だと言うSは、「○○の部屋、寒いから。」と
動物の顔がついたふかふかしたスリッパを持参していました。その時気がついたのですが、Sは私の名前をいつのまにか
呼び捨てにしていました。それだけでなく、自分自身のことも
「S」と名前で呼ぶようになっていました。
「Sはね、○○と一緒にいるときが一番幸せなんだ。」
といった具合です。
呆然としたまま、Sを部屋に招きいれてしまいました。
おまけに、冷え性だと言うSは、「○○の部屋、寒いから。」と
動物の顔がついたふかふかしたスリッパを持参していました。その時気がついたのですが、Sは私の名前をいつのまにか
呼び捨てにしていました。それだけでなく、自分自身のことも
「S」と名前で呼ぶようになっていました。
「Sはね、○○と一緒にいるときが一番幸せなんだ。」
といった具合です。
614: 恋人は名無しさん 01/09/05 16:31 ID:qybVDsF.
>611
げ・・・キショ!
童貞君はこれだから困る
げ・・・キショ!
童貞君はこれだから困る
616: 595 01/09/05 16:32 ID:WleLj2rM
私の当惑した様子におかまいなく、Sはにこにこしながら、
床に座り、スリッパを履いた足を抱えていました。私は、玄関で追い返さなかったことを激しく後悔しながら
ゆっくりと、「こういった形ではあなたとは付き合えない」
ということを説明しはじめました。
Sは最初、私の言おうとしていることが理解できないようでした。
「彼女の部屋で過ごす楽しいクリスマスイブ」
しか彼には見えていないようでした。
「私のどこが好きなの?」とも聞きました。
「だって、○○はSの研究の話を一生懸命聞いてくれたから。」
との答えでした。
床に座り、スリッパを履いた足を抱えていました。私は、玄関で追い返さなかったことを激しく後悔しながら
ゆっくりと、「こういった形ではあなたとは付き合えない」
ということを説明しはじめました。
Sは最初、私の言おうとしていることが理解できないようでした。
「彼女の部屋で過ごす楽しいクリスマスイブ」
しか彼には見えていないようでした。
「私のどこが好きなの?」とも聞きました。
「だって、○○はSの研究の話を一生懸命聞いてくれたから。」
との答えでした。
621: 595 01/09/05 16:35 ID:WleLj2rM
私も、「悪いな」という気持ちから、遠まわしに遠まわしに
話したのがいけなかったと思うのですが、
Sは、
「もっと前向きにならなきゃ幸せになれないよ。」
と語りに入ってしまい、私の態度が軟化しないのに気づくと、
2人の間であった出来事をひとつずつ挙げ
「Sはね、○○がああやって言ってくれたことうれしかったんだ。」
など、「Sはね、」で始まる話をたくさん始めたり、彼の研究の話を
唐突に始めたりしてきました。
話したのがいけなかったと思うのですが、
Sは、
「もっと前向きにならなきゃ幸せになれないよ。」
と語りに入ってしまい、私の態度が軟化しないのに気づくと、
2人の間であった出来事をひとつずつ挙げ
「Sはね、○○がああやって言ってくれたことうれしかったんだ。」
など、「Sはね、」で始まる話をたくさん始めたり、彼の研究の話を
唐突に始めたりしてきました。
624: 595 01/09/05 16:42 ID:WleLj2rM
切り札のつもりで、
「外国に居る彼ともきちんと結論をだしてないし」と言っても
「あんなヒドイことしたやつにもう一度チャンスあげるの?
○○はやさしすぎるよ。自分が本当に正直にならなくちゃ。
○○はSといるととっても楽しそうじゃないか。」
力説するでもなく、なだめすかすでもなく、淡々と語る彼に、
もうこれ以上何を話しても無駄だと思いました。
「外国に居る彼ともきちんと結論をだしてないし」と言っても
「あんなヒドイことしたやつにもう一度チャンスあげるの?
○○はやさしすぎるよ。自分が本当に正直にならなくちゃ。
○○はSといるととっても楽しそうじゃないか。」
力説するでもなく、なだめすかすでもなく、淡々と語る彼に、
もうこれ以上何を話しても無駄だと思いました。
625: 595 01/09/05 16:45 ID:WleLj2rM
「・・・とりあえず、明日は会社もあるし、もう帰ってもらえる?」
「うん、じゃあ、今度は年末に会おうね。○○はいつから冬休み?
Sは28日からなんだけど。」
「わからない・・・。まだ上司と調整してないから。」
「そうか、じゃ、分かったらメールして。楽しいお正月にしようね。
Sがんばるからさ!」Sは帰っていきました。午前3時でした。(この日は車で来ていた。)
ふとみると、ベッドサイドの棚の上にSの眼鏡がおいてありました。
「うん、じゃあ、今度は年末に会おうね。○○はいつから冬休み?
Sは28日からなんだけど。」
「わからない・・・。まだ上司と調整してないから。」
「そうか、じゃ、分かったらメールして。楽しいお正月にしようね。
Sがんばるからさ!」Sは帰っていきました。午前3時でした。(この日は車で来ていた。)
ふとみると、ベッドサイドの棚の上にSの眼鏡がおいてありました。
627: 595 01/09/05 17:07 ID:WleLj2rM
Sは普段コンタクトなのですが、寝る前と起床後コンタクトをするまでは
眼鏡です。(お泊りのつもりだったのか。。。)わたしはあらためて
うんざりしました。眼鏡を指でつまむと玄関脇の下駄箱の上に置きました。Sとは結局年末年始には会いませんでした。私は実家がないのですが、
友達とのパーティがある、とか親戚の家に行くとか言ってSを
避け続けました。こうすれば、Sも少しは分かるかも、、という
目論見があったのです。ところが避けられている事をSは
気が付いていないようでした。「○○忙しいから、Sはさびしいなあ・・・」
とメールがきました。
眼鏡です。(お泊りのつもりだったのか。。。)わたしはあらためて
うんざりしました。眼鏡を指でつまむと玄関脇の下駄箱の上に置きました。Sとは結局年末年始には会いませんでした。私は実家がないのですが、
友達とのパーティがある、とか親戚の家に行くとか言ってSを
避け続けました。こうすれば、Sも少しは分かるかも、、という
目論見があったのです。ところが避けられている事をSは
気が付いていないようでした。「○○忙しいから、Sはさびしいなあ・・・」
とメールがきました。
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