板違いだったらスマソ。
精一杯の24年間を生きた嫁と、漏れの、出会いから別れまでの
17年間という長いようで短い、回想です。
つれづれ思い出しながらなので、亀展開ご容赦。。。 ( ´`)
刻を遡ること、約30年。 漏れは北陸某県の某所に生まれ落ちた。
家が商売をやっていて、町の方で暮らしていた。
それなりにぬくぬく甘く、それなりに厳しく育てられた。
祖父、祖母、叔母、母、俺という家族構成で、父はいなかった。
小学校に上がり、1年生の終わり。 23年ほど前になるのかな。
1人の転校生がやってきた。
女の子だった。
まぁいい取り敢えず続けます。 批判すまそ&thx。
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転校してきたのは、記録によると3学期なので、1月頃。
大阪から親の転勤でやってきた子だった。
ちょっとやんちゃそうで、お転婆な感じがする、そんな第一印象。
その子は小学校を挟んでほとんど対角線上にある、川沿いのマンションに
住んでた。
たまたま、凄くウマの合う男友達がそのマンションに住んでいて、
小学生にしてはかなりの距離をよく自転車で行ったり来たりし、
なんだかんだですぐ仲良くなった。
その頃、3人で写した写真が残ってる。
男友達のお母さんが作ってくれたお菓子(シュー?)を囲んで
喜んでる姿だ。 この写真のシーンは何故か今でもよく覚えている。
男友達の方も、実は転勤で1年の始めの頃にやってきた奴で、
地元っこの輪にどんどん引き寄せてた俺とそいつ(以後、O君)、
そしてその子(以後、Y子)は、なんだかんだで長いようで短い
小学6年を過ごした。
小学6年、時期はいつだったかわすれたが、O君はまた親の転勤で
元々いた関東に帰っていった。
それでもそこは親友、今となっては鎮撫な文通という手段でその後も
ずっと交友を続けていくことになる。
一方、Y子と自分は同じ市立の中学校に進学した。
一度だけ同じクラスになった。特に登下校も一緒にしていた訳では
無かったけれど、「朋友」って感じの距離で、一目置いた友達として
認識してた、ような気がする。 もう昔の話。
自分は陸上部に入ったが、すぐに足を壊してリタイア。
学校中の変人が集まるという「科学部」にスカウトされて、日々怪しい
火薬を作ったり、机に穴を開けて顧問にハイキック喰らったりしてた。
一方で、Y子は美術部に入っていた。
この頃から時が流れるのは早くなっていって。
あっという間に高校受験の時節になった。
あまり成績の良くなかった自分は、取り敢えずの滑り止めの私学の
合格を片手に、少し背伸びして1ランクちょっと上の市立高校にむけて
勉強した。
後から知った事だが、Y子もその市立高校を受験していた。
結果、見事に市立高校を滑った自分は、滑り止めの私学へ行った。
都会の方は私立の方が上らしいが、こっちの地方は私学は滑り止めなんだ。
Y子は見事に市立を合格し、初めて別々の学校へ通う事になった。
高校時代の3年間、年賀状のやり取りはしていたけど、逢うことはなかった。
で、アッという間の高校3年。
何故か進学クラスに放り込まれて、でも半分遊びほうけてたから
「このままだと大学ヤバイ」って担任に言われた3年夏前の三者面談。
やりたい学問、行きたい大学があったから、夏以降、死ぬ気で勉強した。
夜2,3時まで学校がくれる問題集にがっつき、朝は7時起きで通学、
夜は10時頃まで予備校に通う日が続いた。
Y子がその頃どうしていたかは、当時全然わからなかった。
というか、その頃は勉強に必死で(親からもお前には無理だと言われて
一泡吹かせてやろうとキバってた)、頭の片隅にしまいこんでた感じ。
もちろん、年頃の男子っぽく、片思いやら失恋っぽいものも経験したけど
人並みほどのものではなかった。。。
98年1月、センター試験 → 3月前期試験。
3月終わりに合格のテレックス(faxの電報みたいなの)を受け取った時は
狂喜した。 ちなみに受けたのは東京にある某大学。
ここで、先般のO君も大学に受かってた。某学園都市の大学だった。
で、すっかり忘れかけていたY子も、某学園都市の大学に受かっていた。
と、O君から伝え聞いた。
懐かしいな、久々だし、こっち遊びに来いよ、って事で、2人を招いた。
この時点で、O君とY子が同じ関東近郊の大学で、これからは
ちょくちょく逢えるのかなーとか、そういう感じで2人を迎えた。
O君はまったく変わっていなかった(笑)(中、高の間も、数度遊びにいったのだが)
驚いたのは、Y子だった。
中学生の頃の面影しか記憶にない自分には、なんだか年相応に綺麗になった
というか、大人びた感じがした。
最初は何だか照れ臭くて上手く話せなくて、O君とからんでたけど、だんだん
慣れてきて、話してみて解った。中身はあの頃の素直さと変わってなかった。
大学時代は文武両道を一応掲げて、遊びも、勉強も、一応恋愛もした。
その間、数回はむこうの学園都市を訪ねては、O君のクソきったねぇ部屋で
3人、軽く酒を傾けながら昔話をするのが楽しかった。
この頃から、ただの幼馴染みじゃなくて、1人の女性としてY子を見てた
んだと思う。
4年になって、研究室に配属された。夜中に研究して昼寝る生活。その中で
同期4人とY子の話で冷やかされたり、応援されたり、まぁ、周りが自分に
燃料をどんどん投下していって、少しづつ火種が大きくなってったのは
否定できない。
その秋、研究の関係で国土地理院に行く用事が出来た。
国土地理院は、Y子のいる学園都市にあった。
一人で淡々と書き込みたいなら独り言板へhttp://changi.2ch.net/yume/
適当な板があったら誘導乞う。。。
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んで国土地理院に行く数日前。
Y子に連絡を取ってみた。
当時はPHS→携帯に移行の時代で、まだ持ってない奴も結構居た。
Y子もその1人で、固定電話しかもってなかったので、大学のメアドに
連絡をつける。
返事は「逢おうよ」とすんなりO.k.
けど、すんなりo.k.されてこっちが急に焦りだした。
なんか国土地理院に行く日が近付く度に、緊張が高まってた。
で、出た結論は「行った日に告白しよう」だった。
22歳にして一世一代の大決心だったと思う(大袈裟か?)。
>>100
さんくすこ。
そっちに移動します。
と思ったらスレ立てできずorz
仕方がないのでここで続けます。
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当日、愛車のZZ-R400を駆って、どんぶらこと学園都市に。
その間も、ああどういう展開で言おうか、いや先に地理院での
作業を済ませるべきか、いやどう考えても先に作業済ませた方が
最悪の事態になっても… とか考えてた。
待ち合わせ場所は、某学園都市大学の正門。
土地勘がないので、解りやすくするため、お互いでそこに決定した。
出発からどのくらいしたろう。秋にしては割と暖かい日だった。
果たして、Y子は正門前のすこし脇のところにちょこんといた。
Y「S、ひさしぶり!!」
Sは俺の名前。もうこの時点で脳味噌はパンク寸前。
一方でそんなことをつゆしらずのY子。
引用元: ・https://yutori7.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1280402980/