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637恋人は名無しさん2012/07/07(土) 09:47:58.41 ID: ID:6wFMIx+F0

まるで当時の俺かと思えるくらい似た話を冴えたスレで見つけたので、思い出しついでに投下。
一気に書くので誤字脱字はスルーしてくれ。

彼女との付き合いは高校からで、同じ大学の四年の時の話。
付き合いが七年にもなるので、俺に気の緩みがあったのは確かだが、一年下のアメフト部員に寝取られた。

 

638恋人は名無しさん2012/07/07(土) 09:49:14.40 ID: ID:6wFMIx+F0

そいつはその半年位前から事あるごとに彼女を口説こうとしていたのは知っていた。「可愛いですよね」「俺なら加奈さん放っておかないな」「命かけられますよ」とか、自分に彼女がいる時でさえ加奈に対してモーション掛けまくってた。
段々それがエスカレートしてゆき、時には学食で俺含め何人かで一緒にいる時でさえも声をかけていた。
アメフトは学内でも幅を効かせていたからそれだけで気持ちが大きくなっていたのもあるんだろうが、完全に俺は舐められていたと思う。
確かに奴は180センチ強のムキムキ体型、俺は170弱の中肉中背の一見冴えない奴だったのもあるだろう。

 

639恋人は名無しさん2012/07/07(土) 09:50:42.15 ID: ID:6wFMIx+F0

ただ彼女は俺が奴を嫌っていたのは分かっていたし、奴のあからさまな態度を嫌悪していたから、特に誘いに取り合うこともなかったんで気にしないことにしていた。まあ「油断していた」と言えばそういう事になるかもしれんが。

ある日同級生のアメフト部員から連絡があった。加奈とも共通の友達。
そいつの第一声、「お前、加奈ちゃんと別れたのか?」
全く意味が分からなかったが、後輩が加奈とヤったという話をしているのを聞いたらしい。
よくよく考えると一週間位前、学祭辺りから加奈の態度が少しおかしかったような気がした。

 

640恋人は名無しさん2012/07/07(土) 09:52:58.35 ID: ID:6wFMIx+F0

で加奈に確認したら真っ黒。
学祭最終日に色んなサークル集まって打ち上げしたんだけと、その時酔わされてやったんだと。
酩酊させられてヤられたんなら強姦罪だから警察行こうって言ったんだけど加奈の歯切れが悪い。てか必死に阻止しようとする。
酔わされたといっても、加奈も満更でもなかったというオチ。
泣きながら言ってたよ。「俺がバイトばかりで相手にしてくれなかったから寂しかった」「後輩君はいつでも優しかったし、私を第一に考えてくれてたのが分かった」「私の為に彼女とちゃんと別れてくれたから」
耳を疑ったよ。七年も付き合ってこれかよ、ってね。

 

641恋人は名無しさん2012/07/07(土) 09:53:54.25 ID: ID:6wFMIx+F0

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確かに俺はバイトばかりしていた。でもそれは学費の為に仕方なかった事だし、それに四年になってからは学生最後に加奈を海外旅行に連れてってやりたかったので、バイトを増やしていたのもあるから。旅行の件はサプライズのつもりだったんで加奈には言ってなかったけど。
なんかもう全てが馬鹿馬鹿しくなってね……

事件が起きたのはその三日後くらいかな。加奈とは完全に切れてるというには微妙な時期だったと思う。

 

642恋人は名無しさん2012/07/07(土) 09:58:28.51 ID: ID:6wFMIx+F0

学食で一人で飯食ってる時に、食器下げがてらに後輩が俺のところに近付いてきた。そして一言。
「加奈さん困らせるの辞めてもらえますか?」
意味不明で奴の顔を見上げるのが精一杯。
「男らしく身を引いてあげてやったらどうです?」
後輩は上から俺を小馬鹿にした様な目つきで言った。
「そんな事他人のお前に指図される筋合いはないよ」というと、後輩は無造作に食器をテーブルの上に置くと、大きく溜息吐きながら俺の目の前の椅子に座った。全く存在を無視されたアメフト一二年はそこに立ち尽くすのみ。
「彼女本当に困ってるんですから」
「困らせてんのはお前だろ」

その時加奈とその友達が学食に入って来て、俺たちが対峙してるのを見てすぐに側に来た。
側、と言っても俺の側ではなく、後輩の側。
で、奴の袖を軽く引っ張りながら、「後輩くん、辞めてよ。こんな所で」声を潜めて必死に訴えていたが、後輩は見向きもせずに薄ら笑いをたまにしながら俺の顔を見ていた。

 

645恋人は名無しさん2012/07/07(土) 10:09:44.33 ID: ID:6wFMIx+F0

「加奈、こいつ俺がお前を困らせてるって言ってんだけど、どういうことだ?」

加奈は一瞬「?」の表情をした後、「後輩君、何言ったの?どうなってるの?困ってるって、何?」

後輩は加奈の手を軽く振り払うと俺の方に顔を近付けてこう言った。
「俺たち、既成事実もあるんですよ。付き合ってんのも同然なんです。彼女を放ったらかしにして寂しい思いさせたあんたが悪いんでしょ?」

遊ぶ金のためだけに片手間にバイトしてる後輩に言われ、怒りが爆発しそうになった。

 

 

646恋人は名無しさん2012/07/07(土) 10:11:35.85 ID: ID:6wFMIx+F0

気付いたら俺は後輩の服の肩口を鷲掴みにしていた。
それまで薄ら笑いを浮かべたり俺の事を完全に見下していた態度の後輩は、やや面食らっていたようだった。

「彼女いるのに人の女のケツばかり追い掛ける腰抜けが偉そうに言うなよ」

みるみる内に真っ赤になる後輩。一二年がいる手前、引っ込みがつかなかったのかもしれない。
でも俺は更に追い込んだ。

「お前、さっきから上から目線だけど何様なんだ?運動神経ゼロのただの木偶の坊だろ?そんなんだからレギュラーになれねえんだよ」

言い終わった瞬間に俺は殴られた。八重歯で口の中を傷つけてしまい、血が大量に溢れてくるのが分かった。

 

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