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お知らせ*2018年5月1日よりサイトを引っ越しました、今後は「NEOまとめ革命」にまとめ記事を投稿して行きます。

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311: 恋人は名無しさん 2009/01/29(木) 13:17:52 ID:BYRcxWIo0

 

■ 登場人物

A男(31歳、B子の彼氏。理屈っぽいけど仕事には定評アリ。)
B子(28歳、A男の彼女。職場の親父たちに絶大な人気を誇る。)
B美(36歳、B子の同僚。姐御肌だが仕事には難アリ。)
※ B子とB美は同じ課。A男は違う課だが全員同じ会社。

A男とB子は職場で知り合い、付き合い始めてそろそろ2年。
小さい会社だけに、二人の関係は職場の連中にもなぁんとなくバレている
状態だったが、仕事と恋愛を混同することなく仕事をきっちりこなすカップルだったので、
特に問題視されることもなく順調に交際していた。

 

313: 311 2009/01/29(木) 13:20:04 ID:BYRcxWIo0

 前々から結婚しような、と言っていた二人。A男はB子に正式にプロポーズし、
婚約指輪をB子に渡す。お世辞にも高い金額とは言えない給料にもかかわらず、
結構なお値段のリングだった。

とんとん拍子に話は進む。
結納はしなかったが、お互いの両親の顔合わせも無事終わり、両家的にも
これで正式に婚約となった。一段楽したところで、B子の母親はB子にこう言った。

「婚約したということを忘れないためにも、自分の行動を見つめなおすためにも、
今日から一週間くらい、肌身離さず指輪をつけておきなさい」

なるほどもっともだ、でも職場につけていくのはなぁ…とB子は逡巡するも、
シンプルなデザインだから大丈夫だよね、とA男に相談。
A男もやはり職場ではなぁ…と逡巡する。
が、最終的には親の言うことは聞くもんだろうということでB子は指輪をつけることにした。

 

315: 311 2009/01/29(木) 13:22:27 ID:BYRcxWIo0

 何の準備もなしに職場で婚約指輪はまずいだろうし、良い機会だからとA男は
それぞれの上司に婚約の旨を伝えておくことにした。上司は嬉しそうに祝福してくれた。
上司から上への報告は時機を見てやろうということになり、お決まりの「結婚てのはなぁ」
という説教もニコニコと、良い感じの空気が漂う。

指輪をつけ始めて2日目は何事もなく過ぎる。3日目あたりに同僚のB美が気づき、
親父たちからツッコミが入る。「か、かわいいかなと思ってー」と濁した回答で
逃げていたB子だったが、4日目位からは「アレは絶対婚約指輪だろ」と
一部で軽い祭状態に。
# 彼氏がA男というのはみんなわかってはいたのだけど、
# さすがにそこは気を使って「B子の彼氏さん」という言い回しにしてくれていたようだ。

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事件は5日目に起こった。

 

318: 恋人は名無しさん 2009/01/29(木) 13:24:57 ID:BYRcxWIo0

 B子は「水仕事や事務系の仕事をするときには邪魔だから」と小さな指輪ケースに
入れて(一応)鍵のかかる引き出しに保管しておいたのだが、席に戻ると引き出しは
半分開きっぱなし。当然のようにケースもない。B子は茫然自失。A男は外出中で
相談するわけにも行かないし、なにより就業時間内。会社の親父たちが総出で
探すも見つからない。A男はそろそろ帰ってくるってか帰ってきた!?これはヤバい…と
親父たちの一部がA男と無理やり業務上の打ち合わせをすることにして、時間を稼ぐ。
B子は「今は仕事しなくちゃ…あれ、でも、探さなくちゃ…」と仕事に手をつけるが、
正直仕事にならない。B美の相変わらずな仕事っぷりもあいまって軽い修羅場になるが、
なんとかかんとか業務は進み、就業時間終了。

その後、上司から事情を聞かされたA男。頭真っ白顔真っ青ではあるものの
一緒に探そうぜとB子を慰めつつ、親父たちへ御礼とお詫び。
お詫びなんてバカこくな、と親父たちヒートアップ。
B子ちゃんのためなら見つかるまで探すぜ、と怪気炎をあげる。

 

319: 恋人は名無しさん 2009/01/29(木) 13:27:13 ID:BYRcxWIo0

 二人とも、茫然自失ながらもいろいろと調べる。
すると、引き出しの鍵が鍵穴に入らないことに気づいた。
この鍵は10円玉でも開くような簡易鍵だったのだが、よーく見ると鍵穴にプラスチックの
破片が挟まっている。指輪ケースを引き出しにしまう時には鍵が奥まで入っていた。
…てことは、コレで開けられたってわけか、と顔を上げると、B美の机の筆立てには
プラ製の三角定規がある。まさか…と思って三角定規の先を見てみると、欠けている。
欠けたところは破片とぴったり合わなかったが、どう見ても同じプラスチック。

親父たちはB美に電凸。A男は倉庫のプラゴミ入れをものすごい勢いで漁る。
数分後、B子B美のいる課からでたプラゴミから指輪ケースが発見された。
B美に電話した親父たちはわけわからんと困惑中。なにやらB美がおかしい
(浮かれまくっている上に日本語が通じない)との事。

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これ以上迷惑をかけるのも心苦しいし、さすがに役員等に知られると面倒だということもあり、
A男とB子だけでB美の家に向かうことにした。事前にB美に電話したが、つながらない。

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