170: : 2012/01/01(日) 08:07:31.81 ID: ID:tRzEPVRH0
1です
みなさんおはようございます
続きを書きたいと思います
みなさんおはようございます
続きを書きたいと思います
172: : 2012/01/01(日) 08:19:58.17 ID: ID:tRzEPVRH0
嫁がおねがいしますと言うと同時に
待機していた医師団が娘を取り囲む
大小様々な器具やモニターが取り付けられマンガやドラマでも見ているみたい
だった。
医師団
「それでは我々は今からありと
あらゆる治療方を使い、娘さんの
救命に努めます。
しかし状況は依然厳しいです。
万が一の覚悟もしていてください。」
もう、何でもいい、誰でもいいから
助けてくれと本気で祈った。
一生寝たきりや池沼でもいいから、
生きて欲しいと 思った。
今まで池沼の事を心のどこかで
蔑んでたくせに…
自分に嫌悪感が湧いた
待機していた医師団が娘を取り囲む
大小様々な器具やモニターが取り付けられマンガやドラマでも見ているみたい
だった。
医師団
「それでは我々は今からありと
あらゆる治療方を使い、娘さんの
救命に努めます。
しかし状況は依然厳しいです。
万が一の覚悟もしていてください。」
もう、何でもいい、誰でもいいから
助けてくれと本気で祈った。
一生寝たきりや池沼でもいいから、
生きて欲しいと 思った。
今まで池沼の事を心のどこかで
蔑んでたくせに…
自分に嫌悪感が湧いた
174: : 2012/01/01(日) 08:43:14.27 ID: ID:tRzEPVRH0
そこまで頑張っていた嫁が
限界が来たのかまた眠った。
俺はまた書類のサイン作業へ戻る。
二人分の書類。
「麻薬」の文字。
痛みや苦痛を取り除き、暴れたがる
新生児をコントロール するために
使用するらしい。名前はモルヒネ。
こんな小さな体に麻薬まで入るとは…
書類や治療方法の説明がたくさんあり、
しかも二人分なので一時間位
かかった。
ここまでで産まれてから4時間くらい経過
限界が来たのかまた眠った。
俺はまた書類のサイン作業へ戻る。
二人分の書類。
「麻薬」の文字。
痛みや苦痛を取り除き、暴れたがる
新生児をコントロール するために
使用するらしい。名前はモルヒネ。
こんな小さな体に麻薬まで入るとは…
書類や治療方法の説明がたくさんあり、
しかも二人分なので一時間位
かかった。
ここまでで産まれてから4時間くらい経過
179: : 2012/01/01(日) 08:57:13.16 ID: ID:tRzEPVRH0
書類も書き終わろうかと言う頃
主治医がやって来た
主治医
「お父さん、申し訳ない。
心拍が下がったままになってしまった。
もう我々の力、現代医学では
限界まできてしまった。
あとは
残された時間を
お母さんの胸の中で静かに
過ごさせてやった方がいいかもしれない」
まずは俺が一人で娘の所へ。
嫁はベッドからまたストレッチャー
に移動してからくるので、少し時間がかかる
主治医がやって来た
主治医
「お父さん、申し訳ない。
心拍が下がったままになってしまった。
もう我々の力、現代医学では
限界まできてしまった。
あとは
残された時間を
お母さんの胸の中で静かに
過ごさせてやった方がいいかもしれない」
まずは俺が一人で娘の所へ。
嫁はベッドからまたストレッチャー
に移動してからくるので、少し時間がかかる
180: : 2012/01/01(日) 09:12:31.74 ID: ID:KGEKAu6N0
娘の前へ行く
もう、一目見て生気が無いのがわかる。
モニターへ目を移すと、心拍数が20~
30まで落ちている。
俺
「先生!まだ生きてるんだよね!?
本当にこれ以上できる治療は無いんですか!?」
主治医
「かろうじて意識がある状態です。
あとできることは…
無いです。延命も厳しい。」
俺
「わかりました。
娘!娘!今ママ来るからな!
それまでがんばるんだぞ!」
ひたすら娘にママ来るまでがんばれって
声を掛けてたが、周りの人たちは
何を言ってるかわかんなかったと思う。
俺自身も目、鼻、口から汁が出てきて
何を言ってるかわかんなかったから。
もう、一目見て生気が無いのがわかる。
モニターへ目を移すと、心拍数が20~
30まで落ちている。
俺
「先生!まだ生きてるんだよね!?
本当にこれ以上できる治療は無いんですか!?」
主治医
「かろうじて意識がある状態です。
あとできることは…
無いです。延命も厳しい。」
俺
「わかりました。
娘!娘!今ママ来るからな!
それまでがんばるんだぞ!」
ひたすら娘にママ来るまでがんばれって
声を掛けてたが、周りの人たちは
何を言ってるかわかんなかったと思う。
俺自身も目、鼻、口から汁が出てきて
何を言ってるかわかんなかったから。
181: : 2012/01/01(日) 09:22:14.54 ID: ID:KGEKAu6N0
声をかけ続けるが、心拍数は一桁から30位で安定しない。
ママがくるまではなんとしても
生きていて…
嫁が来るまでは五分とかそれ位
だったんだろうが、ものすごく来るのが
遅く感じた。
ストレッチャーに乗って嫁到着
ママがくるまではなんとしても
生きていて…
嫁が来るまでは五分とかそれ位
だったんだろうが、ものすごく来るのが
遅く感じた。
ストレッチャーに乗って嫁到着
183: : 2012/01/01(日) 09:31:33.19 ID: ID:KGEKAu6N0
嫁
「娘、頑張ったねぇ。苦しかったねぇ」
医師団
「点滴全部外して!
人工呼吸だけ残して!
お母さんの胸にのせてあげるから!」
看護師
「お母さんごめんね!
一旦上着の胸開くよ!
ここに赤ちゃん乗せてあげようね!」
娘は人工呼吸以外の管はすべて外され
嫁の胸の中へ。
すまん、書いててこの時の光景が甦ってきた。
少し休憩させておくれ。
「娘、頑張ったねぇ。苦しかったねぇ」
医師団
「点滴全部外して!
人工呼吸だけ残して!
お母さんの胸にのせてあげるから!」
看護師
「お母さんごめんね!
一旦上着の胸開くよ!
ここに赤ちゃん乗せてあげようね!」
娘は人工呼吸以外の管はすべて外され
嫁の胸の中へ。
すまん、書いててこの時の光景が甦ってきた。
少し休憩させておくれ。
185: : 2012/01/01(日) 10:12:23.58 ID: ID:USGPjIO70
ふぅ、昨日から目がガビガビだw
続き
娘は嫁の胸の中に収まった
手動の人工呼吸のシュー、シューという音と
心電図の音だけがやけに大きく聞こえる
嫁は強いわ。ニコニコしながら娘の
頭をなでてあげてんの。
その時、びっくりする事が起きた
続き
娘は嫁の胸の中に収まった
手動の人工呼吸のシュー、シューという音と
心電図の音だけがやけに大きく聞こえる
嫁は強いわ。ニコニコしながら娘の
頭をなでてあげてんの。
その時、びっくりする事が起きた
186:名も無き被検体774号+ : 2012/01/01(日) 10:16:58.48 ID: ID:y7RnxdwU0
涙止まらない…
命ってすごいよ。
命ってすごいよ。
187: : 2012/01/01(日) 10:17:11.00 ID: ID:6/XXwfGl0
なんか泣いてしまった
188: : 2012/01/01(日) 10:26:20.00 ID: ID:XkehX08R0
娘が最期の力を振り絞ったのか
目を開けたんだよ。
まるで俺らの顔を確認するかのように。
ほんの一瞬だったけど確かに目を開けた。
モニターを見ると心拍が0になっていた。
俺
「もう死んでしまいましたか?」
主治医
「モニターできないくらい弱くは生きてる。」
娘の安らかな顔。
最後は本当に安心しきったような表情で眠っているように見える。
主治医
「それではご両親、あとは綺麗に
して娘さんをお渡ししますので一旦
病室へお戻り下さい。
最期の瞬間を両親と過ごせたのは
娘さんにとっても幸せだったと思います。
それができないお子さんも沢山
いますから。」
目を開けたんだよ。
まるで俺らの顔を確認するかのように。
ほんの一瞬だったけど確かに目を開けた。
モニターを見ると心拍が0になっていた。
俺
「もう死んでしまいましたか?」
主治医
「モニターできないくらい弱くは生きてる。」
娘の安らかな顔。
最後は本当に安心しきったような表情で眠っているように見える。
主治医
「それではご両親、あとは綺麗に
して娘さんをお渡ししますので一旦
病室へお戻り下さい。
最期の瞬間を両親と過ごせたのは
娘さんにとっても幸せだったと思います。
それができないお子さんも沢山
いますから。」