もとから浮気性ではない方なのを友達も
知っていたので、私はなだめられる一方。
でも納得のいかない私はとうとう
その番号にかけてしまったのです。
今思えばあれが悪夢の始まりでした。
電話はもちろん通知でかけました。
すると3コールぐらいで「はい」と。
もちろん女の声です。
(やばっ!何話すか考えてないじゃん。)
てんぱった私は「急にスミマセンがお名前
教えていただけますか?」
(私バカ!?怪しまれておしえてもらえないだろ!)
ところが相手の女はあっさり答えました。
「Rですけど…」
(えっ、Hじゃない)
「私Mの彼女なんですがMを知ってますよね?」
Rもビックリして最初はシラをきっていましたが、
とうとう白状しました。
「私デリヘル嬢なんです。その人お客さんでした。」
頭は鐘を打たれたように響き、真っ白に。
でもRが言うコトが本当なら、彼女は
仕事なんだから悪いのはMです。
冷静に判断した私は下手に出てRに話しました。
彼女も自分が責められないと分かると
いろんなコトを話してくれました。
4月の頭に頼んだ。
2時間3万コースで長かったから覚えていた。
どこら辺のホテルだった。
口と素股で1回ずつヌイた。
しつこかったから番号を教えた。
彼氏がいて、内緒で働いてるからバレたら困る。
などなど、聞きたくないコトまで。
もちろんどこが本当で嘘か分かりません。
でも最後に「たまに非通知で電話が
きて困ってるんです」
(あ、ソレ私…)
しかし、「番号教えてからすぐに
非通知拒否をずーっとしてたのに
今だに電話くるし。」
そこは矛盾してました。
Rは4月頭に1回きりで、その後非通知拒否。
しかし私が5月半ばに非通知でかけて
通じた。多分Rも彼氏にバレたくない
自分は悪くないというのを守るために
多少嘘をついていたのでしょう。
まぁ、今となっては何が本当で嘘か
確かめようもないですが。
とにかく今はMだ!と思い仕事場に
迎えに行きました。終わるのが夜なので、
それまで時間がとてもながく感じました。
休憩中に電話である程度Mと話をつけて
いたので、車に乗るなりMは謝ってきました。
しかし私は無言。
車をすっとばし、ある所へむかいました。
ラブホです。
Mはビックリしながらもついてきました。
1番高い部屋を選び「あんたが払うんだよ」
とMに言いました。
Mは頷き、一緒に部屋にむかいました。
部屋に入るなり私はソファで足を組み、
Mは床に座りました。
「何か言うことは?」
「本当にごめんなさい。もうしません」
Mは土下座しました。
私はちゃっかりそれをムービーに録画。
「ここ来たんだから、すること分かるよね?」
もちろんMは無言。
私はそれを見て言いました。
「あんたデリヘルに2回3万払ったよね。
じゃあ、私には1回5万払ってよ。
SEXしてやるから。」
それにはさすがのMも驚き、
「オマエバカ?」
「バカはあんたでしょ。デリヘルに3万
払えて、私には5万払えないの?」
Mは少し黙っていましたが、服を
脱ぎベッドに入りました。
私はMを無表情で見つめていました。
実際こんな時はいくら攻められても
気持ちは良くならず、声も出ません。
それでもちゃっかり勃っているM。
(こんなんでも勃つのかよ。最低。)
と思いながら私は無言、無表情。
最終的にMはイキましたが、
私はもちろん、Mにとっても屈辱的なSEXだったと思います。
コトが終わって我に返り、涙が出てきました。
普通ならこんな奴別れます。
しかし婚約、妊娠中。
悩みました。
男友達、女友達みんなに相談。
反応は様々でしたが、やっぱり男の人は
「風俗は浮気じゃないから」と言っている
奴が多く、ガッカリしました。
とにかく、相当厳しい条件を30項目くらい
紙に書いて見せました。それは本当
自分で見ても(基地外?)ってな内容でしたが
Mはそれを全て守ると言い、拇印まで
押したのです。
私は甘いので「今回だけは」と思って許す
ことにしましたが、陰ながら復讐はして
いこうと心に決めました。
ちなみにその後プチ修羅場。
長々と文句を言っていた私にMがとうとう
ムカついたのか(元々Mは気が短い)
私の話の途中で離れたトコでタバコを
吸い出しました。
カチンと来た私はここから基地外街道まっしぐら。
Mの髪の毛を掴み、ベッドまで引っ張った後
何度もグーで顔を殴ってやりました。
素手だから私の手も腫れ上がり真っ赤と
ゆーか紫色に変色しパンパン。
私は泣きながら殴りつづけ、Mはひたすら
歯を食い縛り、耐えていたようです。
おそらく改めてその光景を見るととんでも
なかったと思います。
でも、その時の私はそれぐらいしなきゃ
気が済まなくて。。。
本当に恥ずかしいかぎりです。
そしてMがいない隙をついてMの姉と
親友に全てを打ち明けました。
姉はもう30過ぎで、Mとは年が離れているので
恐ろしい存在のようです。
Mは私がM側の人間には何も言っていないと
思っているので、ひょうひょうと
顔を合わせるかと思うと楽しみです。