つづき
キングは嫁を諦めてくれた
この変わり身のスピードにはあきれた
キレるつーより話がまとまりそうだったから少し安心できた
今思い出すとこいつのあほ加減は笑える
彼女とは深い関係にはなっていません 手は出してません だと
聞いちゃいないのに自分から言ってきた 早速逃げの体制入ってるなこの馬鹿
こいつと会う前に嫁からも せくろすはやってない と聞いていたが
ハッキリ言ってどーでもよかった
実際証拠もないし二人で口裏合わせればなんとでも言える
問題なのは心の方だ
俺の中では 浮気心で魔が差してやってしまった のほうが数倍良かった気がする
心が移ってしまうのは、想像以上に辛かった
で とりあえず夜遅いのでこの場はひとまず解散
帰りの車中で、キングとの会話の大まかな事を伝えた
キングと別れたくないと言い 嫁は号泣していた
それ言われた俺が泣きたいわぼけ!
翌日に嫁上司にこの件の話をするってことで、嫁職場に乗り込むことになった
事実関係を把握したいのと、嫁の会社の取引先が関わってるから事情聴取したかった
嫁もそれを了承した
朝 ふたりとも一睡もできなかった
朝飯ぐらいは食おうと思ってパンを食ってみた 即吐いた
食欲がまったくない
とりあえず俺の会社には急用で休むと連絡
嫁の職場へふたりで向かうことにした
職場の上司は目まるくしてた、朝っぱらから嫁の旦那が乗り込んできたら誰でもびびる
とりあえず昨晩の事等を説明した
上司はキングに対して超キレてた
そして監督不足でしたと俺に頭を下げた 嫁はうつむいてる
嫁上司は即効でキングを呼び出し話し合いをもつことにした
キング到着してから嫁だけをはずし 嫁上司、俺、キングで これからどうするか話を進めた
意外にもスムーズに決まった
キングは仕事や借金(こいつすでに借金があったらしい よく慰謝料払うとか言えたな馬鹿)のことがあるので
もう嫁とは一切連絡を取らないと約束 上司も嫁の動向をちゃんと俺に報告すると協力してくれた
あと問題は嫁のみ
追い込まれた嫁の精神は限界近くまで達していた
つづき
嫁に話し合いの結果を報告した かなり信じられないと言った感じ
そりゃそうだろう 思い切って男が居ることを俺にバラしてしまい
アテにしていた不倫相手が その晩であっさり諦めちゃったんだから
四面楚歌とはこういう状態なのだろう
俺にとって幸いだったのは 不倫相手が馬鹿だったことだ
嫁上司の指示でキングの携帯番号をゲットしていた これは大きかった
嫁はひとりぼっちになってしまった
誰にも相談できない
唯一 バレンタインの時に飲んだ女友達には打ち明けていたらしい
当然大反対 つーか元々は俺の友達だし 俺側につくのは当たり前
鬱になってる嫁に俺が出来ること
それは話を聞いてやることだった
死ぬほど聞きたくない馬鹿男の話を客観的に淡々と聞いてあげた
今や相談できる人間は俺以外にいないからだ
嫁も想いを外にはき出したかったのだろう
俺を赤の他人だとでも思っていたのだろう
キングの話を その想いを俺に話した
彼の良いところはここだ あそこで手をつないでデートした 彼は真剣に話を聞いてくれた等々
一切反論せず冷静に聞いていた が
心はズタボロだった そりゃノーガードでボコられたら誰でも死にかける
何回も何十回も心を串刺しにされても攻撃しなかったのは
嫁の心のほうが瀕死の状態だとわかっていたからだ
実際限界だった
不倫の告白から2日後 嫁はリストカットした
けど幸い深く切ることもできず血がにじんだ程度だった
意外とそれ見てもびびらない俺がいた
なぜなら俺自身 自殺サイトで死に方の勉強していたからな
リストカットぐらいじゃ死ねないと知っていた
二人とも追い込まれていたな あの時期は
つづき
不倫の告白から確か4日ぐらい経った頃
嫁が自分の母親に相談に行くことになった
親に言うかどうかはずっと迷っていた
前に書いてあったが親父はうちの実家を改築している最中
娘の事を知ったら仕事なんてできやしない
元々気が弱いので親父だけには内緒にするってことで行かせることにした
嫁の実家までは車で40分程度
嫁が出てから4時間ほど経った頃電話をいれる
帰りの運転中とのことだった
母親に相談した結果のことは聞かずに電話を切った
それから1時間経過
不信に思いまた電話
すると気分転換にドライブしているという
何かにおうと感じた
それから1時間ほど経った時確信した
嫁はあの馬鹿男と一緒に居る!
母親に相談したってことは あのバカに最初に報告するだろうと思った
ここで奴から電話番号を聞いていたことを思い出す
嫁にまたまた電話してみる
まだドライブ中で今帰るところらしい
この会話中に馬鹿男に家の電話からかけてみることにした
プルルルル
家電から呼び出し音がなるとほぼ同時に嫁の携帯から着信音らしき音が聞こえた
それは一瞬で聞こえなくなったが確実に馬鹿が隣に居る
嫁はあせった口調で電話を切った
馬鹿にかけた電話はずっと呼び出し続けたが出なかった
優柔キングはさっそく俺を裏切りやがった
嫁が帰ってきた
明らかに目が泳いでる
軽く問い詰めたがあくまでシラを切りとおす
ま 俺にとっては会っていたことは確信していることだったから深くは知ろうとしなかった
それより母親の反応が気になった
予想通り大反対で 泣きながら怒鳴られたらしい
翌日 嫁の母親に呼び出されファーストフード屋で話をすることにした
先に座って待っていた嫁母は俺を見るなり
娘がこんなことになってしまって本当にごめんなさい
と泣きながら謝られた 一睡もしていないらしい
あの子のしていることは最低です あなたが結婚を続けられないというなら仕方ないと思ってます
離婚されても何も文句は言えません あなたの決定に従います
だけど私としてはなんとか離婚しないで欲しいです
というようなことを懇願された
どんだけ親不孝モノなんだ嫁は
この話し合いで俺はこれからの方針を決心した
離婚は絶対にしないと
嫁母にはそれを伝え
俺のことは大丈夫だしちゃんと元に戻してみせるってこと
心配なのは嫁の精神状況だということ
嫁を否定するのではなく嫁の味方であって欲しいということ
大体そんなことを言った とにかく義理の母の心労をやわらげてあげたかった
もしも俺が嫁を見限り 復讐に走ることにしたのなら真逆のことを言っただろう
なんせ嫁のお陰で人生ズタボロにされたんだから
だけど俺は嫁を元に戻すことは可能だと信じていた
いま思えばネットの力がなければ今の自分は存在しないだろうな
嫁を元に戻す自信
それはネットで不倫に関することを片っ端から調べたことで得ることが出来た
不倫している人間は脳内麻薬物質が分泌されることで理性を失う
禁じられた恋が燃えるのはこのためだと言われている
つまり期間限定なのだ
妻は急変し俺に牙をむいてきた が
裏を返せばそれもまた元に戻るということである 嫁の言葉で
彼氏のことが好きだけどあなたが嫌いなわけではない
ということがあった
完全に嫌われていたのであればやり直す気力がつづいたのか分からない
しかしこれなら可能性は十分あった
実際配偶者に不倫されたが、やり直し幸せに暮らしている人たちを某掲示板で見つけた
書き込みすることはなかったが体験談を読みあさることで再構築という希望が見えていた
あーっと
なんかすいません 書けなくて
つーかこのグダグダで書くか箇条書きでまとめて即終わらすか考え中
とりあえず家族行事やらなんちゃらで今は時間ないです
次はいつになるんだろ
スレ終わりそうだ んー
見たい人も消えて欲しい人もみんなすまぬ
なかなかネット見てる時間もないです
適当に暇見つけてまとめて投下したします
のんびりお待ち頂けると助かります
全然お待ちでない方はスルーしていただけると助かりmす