585:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2016/11/05(土)20:34:05.17 ID: .net
つづきます。�感謝です。
嫁に好きと告白してプロポーズOKもらってからも二人の間は良好だった
以前より変わった点は週末に嫁が炊事洗濯すると言ってウチに来る機会が増えたことで嫁両親にも特に何も言われず二人なりの時間を重ねていった。
パンツ脱ぎの人達の期待に答える展開になりかけた事もあったが嫁が結婚まではという考えの女性だったので尊重した。だからパンツは履いてください。
嫁との関係も良好でプロポーズもOKシてくれたけどご両親には付き合ってると報告しただけでまだ伏せていた。冬から春へ季節が変わり俺もそろそろ身を固めようと思い始めた
もう一度、嫁に気持ち確認すると怒られた。
何度も聞かなくても変わらないからと、確かにそんな嫁がますます好きになった。
嫁に近い週末、自宅へご両親に挨拶にいきたいと伝えるようお願いした。
嫁「いよいよですか?」
俺「うん」
嫁「ドキドキしますね」
俺「親父さん怖い・・・・」
嫁「今更??」
俺「大丈夫、ちゃんとお願いする」
俺「都合の良い日を聞いてもらえる、俺が両親に話あるって」
嫁「わかりました、ドキドキするね」
嫁は気楽だった、俺は慣れたとは言え親父さんから怒鳴られるのは間違いないとびびってた。
すぐに嫁から電話がかかってきた。
嫁「伝えたよ、あのね・・明日来いってお父さんが」
俺「明日??気持ちの準備が」
嫁「なんか苦虫噛み潰してる顔?だったよ」
俺「こえーよ」
嫁「お母さんはね明日の料理盛大にしないとって買い出し言ったよw」
俺「ありがたい話だね」
588:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2016/11/05(土)20:43:56.54 ID: .net
つづきです。
明日、訪問する時間確認して急いで床屋で髪の毛切ってスーツ引っ張り出して靴が古ぼけてたので靴買いに行って
嫁家へのお土産とか買いにいって慌ただしくその日が過ぎた。
翌日、今までの人生で一番緊張して迎えた朝だった。
嫁ご両親が昼頃に待ってるということでスーツを着て身支度整えお土産もって家を出た。
運転中からのどが渇いてお茶のみつつ嫁宅へ向かう
嫁宅到着、何度もお邪魔してるけど今回は緊張の度合いが違う。。
チャイムを鳴らすと普段よりちょっとオシャレ?した嫁が笑顔で迎えてくれた。
遅れて母親が迎えてくれた、母親もちょと小奇麗な感じの服装で否が応でも今日が何の日か嫁家族も分かってるようだった
俺「今日はお時間割いて頂きありがとうございます。」
嫁母「な〜にそんな改まっちゃって、スーツ姿も悪くないわねw」
嫁「ねっ、似合うって言ったとおりでしょうw」
俺の緊張とはまったく関係なくこの母娘はいつもマイペースだ。
俺「あの親父さんは・・・」
嫁母「それがねぇ、今朝になってから窯場行くとか言い出してw」
俺「ご不在ですか?」
嫁「ううん、いるよ。私とお母さんで居間に押し込めてる」
俺「あっ、そうなんだ」
俺「それではお父さんとお母さんにお話があるので宜しいでしょうか?」
嫁母「いよいよね。ドキドキするわw」
この嫁母はどんな時もいつもマイペースでこの人だから親父さんと上手く行ってるんだとホント思う。
嫁母「おとうさん、俺君よ〜」
591:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2016/11/05(土)20:56:31.43 ID: .net
つづきます。
嫁母に先導され居間に入る、当たり前だけど親父さんいた
普段と違いスーツ姿の俺を睨んでフーっとため息ついたのが今も記憶に残ってる。
親父さん=嫁母
俺=嫁
という感じで向かい合って着席、俺が持参した手土産を渡そうとすると親父さん
親父「何だそれ?」
俺「つまらないものですけどお茶菓子です」
嫁母「そんな気をつかわないでいいよのw」
親父「けっ」
俺、嫁、嫁母 VS 親父の雰囲気になってきた。
親父「んで、今日は何のようだ?スーツに合わないな」
嫁・母「似合ってるじゃないw」
親父「けっ」
親父「だからなんだよ改まってよ」
俺「はい、娘さんとおつ・とと・・・・お付き合いさせて頂いてます」
親父「知ってるよ、だからなんだよ。」
俺「はい、お付き合いしていますが嫁さんにプロポーズしてOK頂きました。」
俺「今日はご両親にその報告と嫁さんとの結婚を許して頂きにきました。」
俺「・・・・・・未熟者ですがお嫁さん幸せにしますので結婚させてください」
俺、たちあがってご両親に頭さげた
となりにいた嫁も立ち上がって俺の手をにぎって頭さげた・・・
沈黙が続く・・・・生きた心地がしない。
593:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2016/11/05(土)21:11:13.37 ID: .net
�感謝
沈黙が続くなか親父さんが口火をきった
親父「まっ、二人共座れ」
俺・嫁着席
親父「嫁、お前はこいつでいいのか?」
嫁母「お父さん俺君に失礼でしょう。」
親父「嫁に聞いてる」
嫁「はい、私は俺さんの嫁になります」
母親、涙腺崩壊
親父「お前は?嫁でいいのか?」
俺「はい、嫁さんと結婚させてください」
親父「幸せにできるのか?」
俺「贅沢はさせられないけど幸せにします」
親父沈黙
嫁・母涙腺崩壊中 すすり泣きと鼻水すする音が聞こえる
親父「お前の幸せって何だよ」?言ってみろ」
俺の欲しい幸せは・・・俺の欲しい幸せは・・
俺「俺の幸せは嫁と子供と楽しく生きていくことです」
親父「それがお前の幸せか?」
俺「はい」
599:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2016/11/05(土)21:24:11.59 ID: .net
つづきます
俺「俺の幸せは嫁と子供と楽しく生きていくことです」
親父「それがお前の幸せか?」
俺「はい」
嫁・母大号泣、つられて俺も涙目
親父さん目瞑って思案中??
親父「俺、嫁が生まれたときは絶対幸せにしてやるっておもってよぉ」
親父「母ちゃんと一緒に一所懸命に働いて子育てしたよ、だから嫁の婿も簡単に認めるつもりもなかったしよぉ」
親父「変な男は絶対許さないつもりで嫁には嫁にふさわしい婿探して結婚させるつもりだったのによぉ・・・」
ちょっと沈黙してお母さんの肩たたいてから
親父「母さんやっぱり俺たちの嫁だよな。。。嫁にふさわしい婿自分で捕まえてきたよ。」
親父「仕方ないよな、仕方ないよな。嫁が選んだのコイツなんだから文句つけようないもんな」
俺もうこの辺で号泣寸前、嫁母は親父さんの手にぎってウンウンいって
嫁はもうずっと泣いてる
親父さん俺をみて
親父「ふつつかな娘ですが一所懸命育てました、どうぞ宜しくお願いします」って頭さげた
俺もう号泣と鼻水で過呼吸ってくらい息苦しい
俺「あり・・あり・・ありがとうございます」って言うのが精一杯だった
その後、4人ひとしきり号泣タイム
603:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2016/11/05(土)21:44:12.11 ID: .net
つづきます。
自分で書いていてあの時のこと思い出して涙腺崩壊したわ。。。
ひとしきり号泣タイムが嫁母、親父さん、俺の順でおちついても嫁は泣きやまない
嫁母がもう泣き止みなさい、おとうさん結婚ゆるしてくれたよって言っても泣きやまない
俺、持参したハンカチ嫁に渡して涙ふくように伝えて泣き止むの待つ
皆、目が真っ赤かで特に嫁はすごかった
嫁母がちょっと洗面所に嫁つれていくと二人退席した。
居間には泣きはらした顔の俺と親父さん二人、気まずい
親父「まっ、ウチの娘ああいう泣き虫だけど宜しく頼むわ、もうお前に任せた」
俺「ありがとうございます」
この頃には親父さん元にもどりつつあって
親父「んで、もう嫁とやっちゃったのか?」
俺「いえやってません」
親父「なんだやってねぇの?」
俺「はい・・・・」
親父「まぁ二人共分別ある大人でもう結婚許したんだからいいけどよ〜」
親父「結婚式で嫁の腹に子供とか勘弁してくれよw」
親父「すぐに爺ちゃん婆ちゃんって呼ばれるのも嫌だしよ、楽しみは先のほうがいいから」
俺「分かりました」
嫁・母 居間にイン
その後は4人で楽しく話して無事終了、親父さん許可の元で嫁が家に初めて泊まりにきた
けど・・・・・結婚前はと嫁と約束したのでまな板の上の鯉状態の夜だった。
608:名無しさん@お腹いっぱい。 : 2016/11/05(土)21:57:05.67 ID: .net
�感謝です。あとひとつ投稿して終わります。
つづきです。
結婚許可もらって嫁が最初に俺の両親と親戚の墓参りして報告したと言うので次の週休み二人で墓参り行った
嫁は墓へ供え物とホウキとバケツと雑巾をホームセンターで購入してきた。
両親と親戚が眠る墓に到着した嫁はまず墓の掃除はじめた。。。俺も手伝うよって言ったんだけど
これが私のご両親への挨拶代わりだからって笑って掃除してくれた。
ホントにこの嫁さんと出会えてありがたいなぁと嫁とそのご両親と俺の先祖へ感謝の気持ちだった。
掃除終わった墓に供え物おいて二人で両親へ結婚の報告した。
結婚するよ!と会社の人に報告したら社員は驚き長老とトミさんは号泣してくれた。
その後、会社の人達の音頭で嫁お披露目会のようなものが行われ若い社員から冷やかされまくった
トミさんと長老は両親他界後の親代わりみたい人達だったから二人とも嫁を気に入ってくれて何よりだった
結婚式は俺が親族いない事もあるので身内
(嫁ご両親と直近の親戚、親代わりとして長老とトミさんと長年お世話になってる取引先の社長ご夫婦)
で行われた。
二次会は嫁友達や俺の友人、会社の人間とか参加して祝ってくれた。
結婚式はとくに出来事はなくて嫁が相変わらず泣き虫で親父さんも泣いたりとそのくらいだった
新婚旅行は嫁の希望で翌年の2月まで延期だった。
仕事も忙しいのもあったし出来るだけ嫁の希望汲んで旅行しようと思ってたから。
その後は平穏で穏やかな日々で俺は充分幸せで嫁も事あるごとに「幸せですね〜」と言ってくれた。