それから土日はほぼ毎日2人で遊んで
平日も2日に一回は通話してた。
でも徐々にAとの生活リズムの差ができてしまう。俺と通話することだAは昼夜逆転してた。俺は学校に通ってたけど眠気がやばくて授業どころじゃなかった。成績はどんどん悪くなってこれじゃあまずいと先生に釘を刺された。
どうしようとAに相談すると
A「土日一緒に勉強しようよ!」
俺「ほんと?教えてくれw」
A「学校行ってない私に教える側でしょ!w」
そう言って土日は勉強するようになった。
たまに2人で出かけもしたけどほとんど勉強。割と楽しくできて成績も前よりずっとよくなった。
それからしばらくしないうちに冬休みがきた。クリスマスは学校のクラスみんなだ集まるらしかったけどAと会うから断った。
クリスマスもイブも2人でイルミネーションをみて回った。イブに待ちきれなくて
プレゼントを渡した。CDとそのバンドのグッズ。すごい喜んでくれて嬉しかった。
Aからはシャーペンをもらった。
勉強頑張ってね!って言ってたのをよく覚えてる。
それからしばらくして年越しをしてグダグダしてたら冬休みがいつの間にか終わってた。三学期はが始まった。大した刺激もなくしばらく過ごすと3年生が卒業し進級した。
そのあたりからAがよそよそしくなった。
Aになにかあったと聞いてもううんしか言わない。土日会っていつもみたいに勉強していつも通り楽しいけどAの様子がなんか変だった。
しつこく問い詰めるとAが重い口を開いた。
A「私しばらくここから離れるの…通信高校ここからじゃ遠くて引っ越すことにしたんだ…」
俺「えっ??」
A「言いにくくて…」
俺「どこに?」
A「隣の県…」
俺「そうなんだ…でもほらいつでも会えるじゃん!」
A「そだよね…!でもいつもより会えなくなる…」
俺「そうだけどさ…あいにいくから。ね?」
A「本当に?」
俺「ほんとほんとw」
A「やったw」
本当に遠くに行くのかと思ってびっくりしたり
Aも引っ越したらしくたまに近所の写真が送られてくる。
それからしばらくして会おうってなった。
だけどAは用事があるから無理とのこと。
どんな?って聞いても家の都合としか言わない。なんだろーと思ったけどしつこく聞くと嫌われるかなぁと思い来週にすることにした。
だけど次の週もその次の週もAはあってくれなかった。
いろいろ忙しいんだろうと解釈して
それ以上は聞かなかった。
でも赤らかに様子は変だった。
2ヶ月が立ったがAから会いたいとも言われずなんか悲しくなってた。
そこで思い切ってAに聞いてみた。
俺「なんであってくれないの、?」
A「忙しくて…」
俺「そっか。いつ頃なら良さそう?」
A「えっと…」
俺「もしかしてだけど隣の県じゃないの?」
A「…」
俺「そうなの?」
A「実は東北の方に今いる…」
俺「oh…」
俺の住んでたところは関東だったからだいぶ遠かった。
A「ごめんね…本当のこと言いたかったけど言えなくて…」
俺「言って欲しかったけど仕方ないねw」
A「おばあちゃんの家がこっちにあってさ…お母さんが新しい場所の方がいいんじゃないかって。」
俺「俺もその方がいいと思うよ。いいお母さんだね!」
A「でも会えないね…」
俺「高校卒業したら会えるじゃん。待ってるよ」
A「本当に…?」
俺「うんw」
A「私たちって付き合ってるの?」
俺「そういや告白とかしたことないよね」
A「私好きだよ」
俺「俺も好きだよ!よかったら付き合ってください」
A「はいww」
俺「通話でとか恥ずかしいわぁw」
付き合うことになった。