その後実家に戻り一息ついたのだが、やり残したことがひとつあったのに気づく。
夫の愛車(半分は私に権利があるのだが)にしかけたGPSの回収。
夕方検索してみると、お気に入りのラブホ駐車場に車を停めているようなので兄と回収しに行く。
訪れたラブホでテンション上がりまくりの兄。
私一人じゃおちついて行動できないからとの配慮だったはずだがまずはオマイがもちつけ。
そして駐車場に夫の車ハケーン、無事GPS回収。
「この車、私が半分費用持ったのに全然運転できなかった。助手席にもプリンがほとんど
乗っていたんだよね。」なんてボソッと言ったのを兄が激しく反応。
「今運転しろ。」「え?」「今生の別れなんだからお前がここで運転してやれ。」
「えええ!下手に運転してぶつけたら嫌だよ。」
…結局少しだけ運転しますた。イタヅラ心もあったので駐車場内限定、
最初停めていたところとは別スペースに移動。
しかもペーパードライバーなのでラインどおりに停められず思いっきりナナメに曲がっています。
でも兄がナナメ上等だと言うのでしっかりキーロックしてから帰還。
兄いわく「ああやっておけば後から来たカップルの会話が『なんだよこいつら、まっすぐ停められ
ないほどガマン出来なかったのか?』なんつって盛り上がるだろ~。」だって。
数時間後夫から私の携帯に電話が頻繁にかかってくる。もちろん放置。
そりゃラブラブ気分でホテルから出たら車が移動されているわ家に帰ったら
妻がいないわじゃあせるわな。
「とりあえず実家に滞在します」と書き置きがあるんだから心配スンナ。
しかしあくまでも私の携帯に電話しまくり、実家の家電にはかかってこない。ヘタレめ。
送ってくるメールも「俺は仕事で大変なのにお前は勝手にどこ行ってるんだ」の俺様仕様なので
倍返しにしようと新たな決意を固めた次第。
一夜が明けてあらためて弁護士から夫へ接触。以後は全て弁護士を通すように通告。
私が本気だと知ったとたん「軽い気持ちだった」とか「許してください」とか
その他言い訳が留守電にいっぱい入ってた。弁護士に委任した意味がないと思って
先生に連絡。早速弁護士から夫へ教育的指導。お陰でようやく静かになった。
かねてから弁護士と打ち合わせしていたとおりお馬鹿二人に内容証明を送付。
プリンちゃんには慰謝料請求を単品で、夫には離婚、慰謝料請求、財産分与のお得な三点セットで。
実家住まいのプリンちゃん宅に弁護士名の内容証明が届いた時、慌てて夫に泣きついたらしい。
何日か音沙汰無しだった夫から「彼女は無実だ。」なんてヘンテコメールが来ていたし。
夫とプリンはまだ繋がっているよって事がバレバレの反応。
もちろん弁護士から厳重注意。「(私)さんとの接触はだめだと言っているでしょう。
守られないようならしかるべきところに通報します。」また静かになりますた。
容姿については触れません。人はそれぞれの好みというものがありますので。
プリンちゃんは上司である夫に無理やり関係を迫られていたのだと主張。
何年も関係していたのになあ、今更そんな他人行儀な。
でも普通に抗議するのもつまらないので
「まあそれは大変、あなたも被害者というわけね。私が付き添いますので今からでも
警察へ行きましょう!あなただけでなく他の女性のためにも被害届を出してください。」と言いました。
プリンちゃん何も言えなくなっちゃったよ。青い顔してブルブル震え始める。
白目むいて失神するまであと一歩か?
興信所の報告書も有るっていったら石のように固まってしまった。
そりゃあ、今まで温泉だのグアムだのさんざん行っておいて「セクハラ」ですと???
それなんていうプレイですか?
プリンちゃんは親になんとか知られずに事を納めたいらしく(内容証明はまだ
親の目には触れなかったらしい)私の請求額は300万でしたが150万で合意。即日支払い。
正直プリンちゃんの親にばらしたいという気持ちもあった、夫とのメールのやり取りでも
私のことをかなり悪く言って盛り上がっていたし、夫もプリンちゃんに相当貢いでいた。
ねばって300万支払ってもらっても良かったが、今後の夫との交渉が長くなるので早々と決着。
プリンちゃんとは一応の決着がついて次は夫の番。
私は離婚する、慰謝料で今まで負担していた分だけでもとにかく取り戻したい。
夫は離婚しない、慰謝料を払いたくないで平行線。
夫はとにかく私と会って話をしたいの一点張りなので、頑張って会ってみることに。
弁護士付き添いということもあり思ったよりもおちついて面会することが出来た。
メールの盗み見や興信所頼むなんてどんな了見だ!なんて相変わらずチクチクネチネチ
攻める夫。
不倫の事実>>>越えられない壁>>>メールの盗み見
不倫してなきゃ興信所つけられてもあせる必要なし、ですが何か?
謝罪の一言でもあれば手加減してやっていいと思ったけれど駄目だこりゃ。
私は離婚調停を申し出るつもり、それでも駄目なら裁判も辞さないと主張。
今まで集めた暴言暴力浮気の証拠書類は電話帳並みに厚くなっている。
興信所所長や弁護士にも太鼓判を押されるほどの証拠の数々、負ける気はいたしません。
夫の横暴にビクビクしていたかつての自分が信じられないくらいだった。