298:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 21:55:24.49 ID: ID:6B/Q6dyG0
本当にサイテーだったが、吉木さんのことは伏せた。
菜緒ちゃんは一晩中何度も何度も俺のケータイに着信を入れ続けた。
俺は一度も出ることはなかった。
俺も菜緒ちゃんのことを思い出して一晩中泣いた。
なんだかんだいっても8ヶ月くらい付き合ってた彼女だ。
罪悪感でいっぱいいっぱいだった
300:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 21:59:17.07 ID: ID:6B/Q6dyG0
前から約束していたし、二人とも割とオタ気質があったので、地方イベだったが
なかなか規模の大きなそのイベントは楽しむことができた。
その帰り道に、俺たちは駅前のイルミネーションを見て、
俺は吉木さんに菜緒ちゃんと別れたことを告げた。
吉木さんはすごく驚いていた。
301:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:02:22.32 ID: ID:6B/Q6dyG0
ゲームをしたりして過ごした。
12月の中盤、俺は吉木さんをクリスマスイブの食事に誘った
そこで告白しようと考えていた。
しかし、それは断られることになる。
俺は、もうむしゃくしゃして、電話で言ってしまった。
俺「クリスマスだめなの・・・?」
吉木「イブはだってほらあれじゃないですか、恋人たちの日じゃないですか。だから食事なら違う日はどうでしょう?」
俺「そんなんさ、俺、どう頑張ってもだめじゃん」
吉木「え・・・?」
俺「俺はいつもそうやって土俵にも上がれないまま君をほかの男に取られ続けるんじゃん!!」
俺は泣きながら怒鳴った。
あからさまなフラグ回避には慣れてたはずなのに、やっぱりまた振られるのかと思って
とてつもなく悲しくなった。
310:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:07:34.50 ID: ID:6B/Q6dyG0
もう何度目の告白だかなんて分からなかった
しかし、今回ばかりは結果は違った。
俺「俺はずっと吉木さんが好きなんです」
吉木「ちょっと落ち着いて。ちょっとだけ・・・考えさせてください」
俺「!?」
吉木「今週の金曜日に言うので、それまで待ってくれませんか」
311:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:09:56.02 ID: ID:6B/Q6dyG0
その日は月曜日だったので、残り期間は4日間。
俺の人生の中で一番大切だった4日間だと今でも思う。
313:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:11:27.79 ID: ID:6B/Q6dyG0
ストーカーかってくらいに。
気持ち悪がられるかもしれないが、それで嫌われるならそれまでだ。
もうすぐ卒業というのもあったのかもしれない。
もう二度と彼女に俺の気持ちを伝えることができなくなるくらいなら、たとえ振られてもこの4日間で俺の
すべての気持ちを彼女に伝えきってしまおうと思った。
この保留期間は、俺にとっていわば判決待ちの被告のような気分だった。
クラスの違う彼女とは接点もないので、放課後、無理やりにでも彼女との時間を作るようにした。
この四日間死ぬ気でやりきらないと一生後悔するって思った。
315:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:17:15.26 ID: ID:6B/Q6dyG0
初日は確か、お互いまっすぐ家に帰ってから、スカイプしながら二人でゲーム実況を見ていた。
二日目以降は毎日彼女が家に来て、一緒にゲームをした。たしか、マリカとGTA4だった。
三日目、俺は学校を早退し、美容室に行き、「明日返事が来るので、とにかくカッコ良くしてください」
といってカットしてもらった
そのあと、吉木さんと再び家でゲームをした。
316:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:19:56.72 ID: ID:6B/Q6dyG0
こんな大事な日がジェイソンかよww
学校の授業中はずっとそわそわしてて、授業とかなんでこんなバカげたことしてるんだろって気さえした。
だんだんと緊張が増してきて、放課後になるころには緊張を通り越して頭が真っ白になってた。
この日のことは多分一生忘れないと思う。
318:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:22:21.36 ID: ID:6B/Q6dyG0
ああ、やっぱ返事がくるならここだよなって思った。いつものベンチに腰掛け、いつものように、あのころと同じように、
俺たちは今までのことを振り返って話していた。
俺はもうこの時には決心が固まっていた。
少し、沈黙があって、俺は彼女の両手を握りしめ、真正面から吉木さんを見つめた。
吉木さんは顔を赤らめて一瞬目をそらしたが、少しずつ、俺の目に視線を向けてくれた。
なぜだろうか、今までの告白の中で一番緊張したかもしれない
317:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:21:13.94 ID: ID:IlX0ST9Q0
高校楽しみだ
320:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:23:12.63 ID: ID:6B/Q6dyG0
後悔しないようにやりきれ
ホントにこれだけはガチ
322:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:23:49.71 ID: ID:6B/Q6dyG0
いつも一生懸命な吉木さんのことが、俺、大好きです。」
俺「俺と・・・恋人になってください」
言いきった。最後まで目を見つめて言いきれた。どんな結果が帰ってきても満足だった。
嘘です。これで振られたら自殺してやろうと思ってた。
327:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:25:44.07 ID: ID:6B/Q6dyG0
吉木「俺くんて、テニス部に入らないんですか?」
俺「え?」
吉木「メアド交換して下さい」
それは、一年生の時のあの昇降口で、俺が一番最初に彼女に声をかけた時のセリフだった。
俺「それって・・・どういう・・・?」
吉木「こんな私でよければ、ですが。よろしくおねがいします・・・」
そういって彼女はぺこりと頭を下げた。
一年生の一番最初の自己紹介のときの彼女となぜだかダブった。
331:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:27:37.93 ID: ID:6B/Q6dyG0
たった2か月前の話なのにねw俺は彼女を力いっぱい抱きしめて、そのあと
ゆっくり、アリが歩くくらいゆっくり顔を彼女に近づけて、
吉木さんと初めて、キスをした。
俺の三年間の愛情すべて込めて小さなその唇にキスした。
何度も、何度も優しくキスをした。
彼女は耳元で「大好き」とささやいてくれた。
俺の三年間の、苦悩、嫉妬、辛酸、そういったものがすべて彼女の優しさで溶けていくみたいだった。
334:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:28:49.05 ID: ID:6B/Q6dyG0
そのあと吉木さんは俺のメアド削除してたらしく、一年の時みたいに赤外線で交換しました
344:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:31:10.96 ID: ID:6B/Q6dyG0
そのあとも色々と学校で俺らのことが噂されたり、
吉木さんが、本山に嫌がらせを受けたりといろんなトラブルに
あったけど、今は何事もなく幸せに過ごしています
以上で終わりです
みんなみてくれてありがとな
337:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:29:43.46 ID: ID:IlX0ST9Q0
簡単で良いから書いてほしいわ
誰似とか、身長体重ぐらいまで
347:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:32:30.35 ID: ID:6B/Q6dyG0
誰に似てるとかは言われたことない
180cm 62kg ソフトテニス部だよ
顔は中の下だと思いたい
352:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:34:29.76 ID: ID:6B/Q6dyG0
まだまだ清く交際を続けていく予定
353:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:34:42.83 ID: ID:IlX0ST9Q0
俺も高校でテニス入ろうとしてるけど、普通によさそうでよかった
最後になんでもいいから高校においてのアドバイスほしい
同じ中学から4人しか受けないために知り合いいなくなるから、緊張してる
358:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:37:22.56 ID: ID:6B/Q6dyG0
サッカーやっとけサッカー
後バスケ。これだけできりゃ友達にはこまらない恋愛に関して言えば、取られたくない女がいたら誰よりも先に思いを告げろ
取られてから泣いても遅い
357:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:36:10.69 ID: ID:bif/l62CI
359:名も無き被検体774号+ : 2014/02/13(木) 22:38:50.63 ID: ID:6B/Q6dyG0
結構近い
吉木が独り暮らしかもだからいっぱい遊びに行く予定