639:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/30(金)00:18:30 ID: ID:shWP8WBSh
俺は小学生の時にいじめられていたし
中学ではエンジョイしすぎたせいで高校には全然期待してなかった
というかエンジョイしすぎて疲れたんだ
部長もやったし、なんか今思い返しても濃い中学生活だったから
だかれ俺は平穏な高校生活を送ろうと心の中で決心して受験に望み
そしてはれて第一志望校に受かった
640:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/30(金)00:22:01 ID: ID:shWP8WBSh
本当に独創的で、制服が無いから
個性の押し付け合いのようだった
そんな人たちに囲まれた中学生活だったから
もう十分と思いそんな関わりになりたくないと思っていたが
部活は絶対入らなくちゃいけないってことはなかったので
俺は体験入部にも行かず迷わず帰宅部をえらんだ
その高校を選んだ事がめちゃくちゃになった原因だった
641:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/30(金)00:26:17 ID: ID:shWP8WBSh
俺は帰宅部として任務を全うしようとおもった
「まぁ高校で部活なんて大学受験もあるし
結構みんな帰宅部だったりするんだろうな」
などと考えていたわけだ
下駄箱で靴を履き替え校舎からでようとドアの前まで来た
校庭からぎゃーぎゃー声が聞こえる
どっかで聞いた事のあるような音が聞こえる
俺はつばを呑んで扉を開けた
「お前は!!!!今日から演劇部員だあああああああああ!!!!!!」
と校庭の真ん中の方から、色とりどりのズボンをはいて
なんか相変わらずじゃらじゃらさせてる馬鹿が叫んだ
俺は
「いやです」と断った
644:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/30(金)00:29:00 ID: ID:shWP8WBSh
演劇をしない演劇部員として
また馬鹿な学生生活をおくる事になった
本当に終わり
646:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/30(金)00:35:49 ID: ID:shWP8WBSh
学校に馴染んでしまったがゆえに
俺の高校生活はめちゃくちゃになったわけですよ
俺は高校からぐれていきました、本当あの人のせいです
あの人がすべて悪いんです
そして中学の時の先輩たちから色々な経験を受け継いだせいで
勝手に野菜育てたり
酒とタバコをやりはじめたり
素麺ゆでたり、うどんうったり
様々な事をしたわけですよ
まぁもう書かないから想像してくれ
今まで先輩達がやってたことを俺は
黄金の精神のごとく引き継いでしまったのだ
657:名無しさん@おーぷん : 2014/05/30(金)18:30:02 ID: ID:PXvVz5hzH
669:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/31(土)23:18:30 ID: ID:A1dw6zqzb
その部活は、俺が名前から想像していた部活とは違い
ヤンキーの巣窟のような場所だった。
そんな部活にあいつが入部した。
あいつと俺はそんなに仲が良くなかった。
オドオドしていて、喋ってもすぐ言葉に詰まるような奴で
運動神経もあまりなく
小学校の時から俺は距離を置いていた。
中学校に入ってからも
友達があいつをからかって遊んでたのを俺は近くで見て笑ってた。
だから俺の下駄箱や机の中に
勧誘のチラシがこれでもかって言わんばかりに
入ってるのに驚いた。
670:名無しさん@おーぷん : 2014/05/31(土)23:21:51 ID: ID:xEz4kGYwa
671:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/31(土)23:23:44 ID: ID:A1dw6zqzb
俺に送ってくれてるやつをコピペしてるのよ
672:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/31(土)23:30:30 ID: ID:A1dw6zqzb
いかせん目立つ先輩達が入っている部活だったから
部活動自体も目立っていたし
俺はその頃所属していた部活に全然行かなくなっていたから
その部活に入って何かをやり直したいと思っていた。
だけど俺は不安だった。
あいつがいたからだ。
俺はあいつとは仲良くない。
むしろ俺があいつと同じ部活で仲良くなんて
友達に知れたら今度は俺もターゲットになる。
中学とか小学校って身分制度みたいなのがあったと思う。
あいつはクラスでも学年でも身分が下だった。
俺はそうなるのが嫌だった
673:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/31(土)23:40:08 ID: ID:A1dw6zqzb
どういうつもりで俺を誘っているのか、ただただ疑問だった。
俺は友達と下校してる時だった。
あいつとあいつの所属している部活の先輩達が仲良く
部活動しているのが目に入った。
俺がそっちの方をみていると友達は
「気持ち悪いよな」ともちかけてきた。
俺はあぁとか適当な返答をしていると
「何、あぁいうの憧れんの?」と聞いてきた。
俺は「まぁ楽しそうではあるよ」と答えると
友達は「じゃあお前も美術部はいれば?友達やめるけど」
と、そんなような事を言われた。
674:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/31(土)23:49:09 ID: ID:A1dw6zqzb
と口に出ていた。
口に出てからは早かった。
俺は今来た道を戻って体育館に向かった。
後ろからさっきまで友達だった奴が
わーわー言っていたがもうどうでも良かった。
体育館について
バスケ部の部長の所に行き部活を止める事を伝えた。
全然行かなくなっていたから
既にバスケ部の中ではいないものとなっていた。
だけど、それをやらないと次に進めない気がした。
やり直すには人は過去を清算しなくちゃならない。
675:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/05/31(土)23:56:52 ID: ID:A1dw6zqzb
あいつだ。
あいつに直接俺がやった事は無いにしろ
それを笑ってみていた事を清算しなくてはならないと思っていた。
それは俺にとって勇気が必要だった。
バスケ部を辞める事を伝えた俺は
美術室に行くか迷っていた。
勇気がなかったのだ。
その日は諦めて俺は下駄箱で靴を履き替えていた時だった。
美術部で一番目立っていた先輩が横を通り過ぎた。
676:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/06/01(日)00:06:30 ID: ID:aVUdF81gK
「あの、美術部に興味があるんですけど」
彼は立ち止まって
「君って確か1年生だったよね」
「君って、1年生であいつの事をいじめてなかったかい?」
俺は正直に答えた
いじめに加担はしていた事、今もまだ許しては貰ってない事。
彼は「君が美術部に興味を持った事は嬉しいんだけど
もしあいつに何かあったら俺は許さないよ」
と念をおされ
「まぁ君が思っている以上にあいつは大人だろうから
あいつは君を許してくれるよ、きっとね。」とも言った。
678:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/06/01(日)00:16:24 ID: ID:aVUdF81gK
「最終的に君の入部を決めるのは俺でも君でもなく
今美術部に所属している子達だ」と言われ
俺と彼は別れた。
次の日、あれだけしつこかった勧誘のチラシは
机の中にも下駄箱にもロッカーにも無かった。
案の定昨日までの友達は俺に対して冷たかった。
俺が昨日まで所属していたグループの人たちは
俺が話しかけても無視をしてどこかにサッといなくなった。
こういう事かと思った。
こういう事を俺はしていたのだと。
680:俺◆ITIXAw3W9A : 2014/06/01(日)00:23:06 ID: ID:aVUdF81gK
チャンスを失ったような気がしていたのだ。
だから俺は放課後すぐに美術部に向かう事はできなかった。
教室で1人でなんて言って部室に入ろうか悩んでいた。
それとまだ勇気がなかったから教室で
勇気が湧くまで待っていた。
教室のドアをノックされた。
あの目立つ先輩だ。
彼は「まだ美術部入る気ある?」と聞いてきた
俺は即答でそのつもりでいる事を伝え
まだ勇気がない事も伝えた。
彼は笑いながら「じゃあ部室の前まで一緒に行ってやるよ」
と言って俺を部室まで連れていってくれた。
「ここからは自分で頑張れ」と言い
彼は帰っていった。