俺は久々に、茂美に電話して、今度は健二が河川敷に来るように電話してもらった。
そして待ち合わせ場所にいくと…そこには相変わらずちゃらいDQNの健二が居た。
健二「いまさら何なのおまえ?なめてんの…ってえ???」
健二も俺の体格の変化に驚いたのか少々言葉を詰まらせた。
と言うかこいつこんなにひょろかったっけ???
たけし「やかましい、お前人の彼女奪った挙句に散々俺を一方的にぼこぼこにして…わかってるよな?」
健二「あ?過ぎた事うじうじいってんじゃねーよきめぇwwwまたしばくぞごるあぁ!」
相変わらず強気な態度は変わってないDQN健二だが直後に強烈な回し蹴りが俺の腹を直撃した…が
たけし「うは、痛くねえwwww」
やべええwマジいたくねええww
健二「…!?」
蹴られてニヤニヤしてる俺をみて驚きを隠せてない様子の健二。
またもや先に手を出してくれてすごく嬉しかった俺は鍛えた体で一撃かまそうとした…
が
さぶろう「おるああああああああああ!」
健二に向かっていったのは俺ではなく後ろから突如現れたさぶろう先輩だった
ついでにさぶろう先輩のスペック晒しておく
大学生 レスリング部
見た目:髪型以外スト2ターボのザンギエフ
健二「んだよおい!?うわああああああああああああ!!!!!」
いきなりの状況に健二も理解できなかったはず。ものすごい形相で顔真っ赤のさぶろう先輩が
健二を羽追攻めにし始めたのだ。あのザンギエフみたいな体格で襲い掛かられればいくら土方体格の健二でもひとたまりもない。
俺はただその光景をぽかーんと見るしかなかった
さぶろう先輩「お前がたけしの人生狂わせたやつだろ?あぁ?」
羽追い攻めにしつつ健二のちゃらちゃらしたピアスをぐいぐい引っ張ってものすごい形相でにらみつけるさぶろう先輩
健二も抵抗を試みたが、鋼のような肉体の先輩に対してはマッサージもいいところだったのだろう。
健二「はなぜよぉ!はなぜぇええごるぁぁぁぁ!(泣)」
寒い季節のせいか、泣いてるせいか健二の顔も真っ赤だった。
そしてそれ以上に先輩の顔が怒りで真っ赤だった。
さぶろう「もうせんと誓えぇ!もうせんと誓えぇ!なぁ!?」
耳元で怒鳴るさぶろう先輩の姿はまさに悪鬼そのものだった…
俺が友達に、健二にリベンジしてくるっていったの先輩に伝えたらしい。
で友達に場所をきいて心配で見に着てて、DQNを見たとたん急に殺したくなったらしい。
本能を抑えきれずにそのまま先輩は健二に襲い掛かった。
健二「あぅ・・うぁ・・・・うあぅ」
さぶろう「おぉ!?もぉせんと誓うかぁ?誓うかぁ?」
健二「あぅ…わぁ・・たからはなじでぇぇ・・・!」
さぶろう「年上には敬語だろうがぼげえええええ!!!」
礼儀のなってない健二にさらに怒りを浸透させる先輩
たけし「先輩、もういいですからやめしょう…ね?」
さすがの俺も止めにはいるが…
さぶろう「だめだ!!!お前がよくても俺が我慢できん!!!おい!今から電話して彼女(茂美)よべ!」
先輩がものすごい形相で俺にそう言うので、驚いた俺は茂美に急いで電話した。
急いで茂美の携帯に電話する俺
たけし「茂美…久しぶり」
茂美「…何?」
たけし「今目の前で俺の先輩が健二ボコボコにしてやばいから来て…!」
茂美「え…!?何言ってるの?健くんマジつよいし、ここら辺じゃ勝てるやついないしwww」
しばらく会わないうちに嫌なやつになってた茂美、きっと健二に開発されたんだろうな…
で、埒が明かないと悟ったさぶろう先輩が顔真っ赤にして
さぶろう「携帯電話かせ…」
と片手で健二を押さえつけ俺の代わりに電話にでた
さぶろう「いまから河川敷こいっつってんだろぉごるぁくぁせfryふじk!!!!」
と茂美に電話で怒鳴り散らす。
そしてその直後、先輩は俺の携帯を健二にあてがった
健二「茂美…たのむ…ぎでぇ・・・!」
泣きべそをかきながら茂美を呼ぶ健二…
以前の怖いものしらずな健二の姿はどこにもなかった
しかし、助けに来たのは茂美じゃなかった。驚いた茂美は、健二のヤンキー仲間数人を呼んだ。
見た目は健二ほどいかつくはないにしても、やはりDQNだった。
3人助っ人が、羽追い責めにされてる健二をみて
DQNA「なにしとんじゃこのくずーーー!」
DQNB「ぶっころすぞ!」
DQNC「はなせやごるぁ!」
とさぶろう先輩に近づくが…ギロリとものすごい形相でさぶろう先輩がDQN助っ人をにらみ帰したとたん
彼らの足はとまった、ついでに俺の体格もそこそこよかったせいか彼らは俺にも手を出そうとしなかった。
さぶろう先輩「お前らもこうなりたいんか!おお!何とか言うてみぃ!!!」
健二「おめーら…だずげで!!!」
さぶろう先輩「おぉ!?」
健二の悲痛な叫びもさぶろう先輩の声でかき消され、助っ人には届かない勢いである。
唖然とするものの、DQN助っ人は三人掛かりで先輩を引き離そうとするが
先輩はがっちり健二を押さえ込んで動かない。
さすがに4対1は卑怯なので俺も加勢することになった。
俺も一人DQNAを押さえつけて地面に押し付けた!
自分でも気づかなかったが、レスリングをやってる自分と一般人の実力差の違いにただただ感動した。
強くなった実感を感じた。
DQNA「おい放せ!健二があいつに殺されちまうよ!!!」
たけし「知ったことか!いい加減にしろ!」
さぶろう「いいぞたけし!日ごろの恨み、今はらせや!」
先輩の声援もあってDQNと俺たちの乱闘が始まったのだ
しかしさすがに消耗戦がつづくと、やばいと感じた俺は、もう一人のレスリング部で仲良くなった同級生を電話で呼ぶことになった
DQNAと取っ組み合いで押さえつけていたが、DQNAは健二と先輩の戦いのほうが心配でしかたないらしく
俺をつっぱねて先輩に駆け寄る、その隙に俺は電話で同級生を呼んだ
たけし「アドン!先輩が数人に囲まれてるから助けに来て!」
アドン「マジか…どこよ!?」
同級生スペック: 俺と同級生でレスリング部で知り合った友達 見た目はストリートファイターのアドンに似てるからアドンで
急いで来るといって電話を切ったアドン。三対四と相手のほうが1人多く不利かもしれないが
三人いれば何とかなるだろう、そしてさぶろう先輩は押さえつけた健二を放し押し飛ばした
DQNたちはボロボロになった健二に駆け寄り大丈夫かと慰める。
健二は泣きべそ書きながらも先輩をにらむが、にらみ返されて目をそらし俺をにらんだ。
健二「てめぇがだらしねぇから茂美は俺と付き合うことになったんだろボケが!」
たけし「だからこうやって鍛えてお前に挑戦しようと思ったんだろうが、浮気されたこっちの身にもなってみろや!」
俺も負けじと言い返す
健二「あ?てめぇが女にだらしなくて遊んでるようなやつだから茂美とてめぇ引き離したんだろうが!」
たけし「まて…なんか話おかしくね?」
さぶろう「なんだと…?」
茂美の別れ際に言ってることと健二の言ってることが全然ちがうんだが…
たけし「まてよ、だってお前、カラオケで茂美ナンパしてそれで俺から取ったんだろ?」
健二「んなわけねーだろーが…カラオケで知り合ったのは確かだけど、あいつからお前が浮気してるって聞いて…」
さぶろう「おぉ!?嘘ついたら容赦しねーぞ!!あ!?」
DQNA「落ち着いて聞きましょう・・・ね?」
さぶろう「っ…」
たけし「俺は浮気なんざしちゃいねーよ…お前っそれほんとなんだな?」
健二「あぁ…だからお前と始めてあったときお前ぶん殴りたかったんだよ…」
話の食い違いが酷すぎてやばいことになってきた。
途中から来たアドンも込み入った話を悟ってか俺のそばで真面目に話を聞いていた