で、ユニクロの服でばっちり決めた俺は、駅でかよさんと待ち合わせた。
かよさん、やっぱ、高え~!かよタワーだよ、俺にとってはwww
それでも、俺に気をつかってか、ヒールじゃいんだけどねwww
そして、地味な服しかね~www
それでも、おしゃれしてくれてるんだろうけどね。
黒系統しな、ないんだな、この娘。
で、まずは、六本木ヒルズに向かったわけさ。
服を買うためにな。
ヒルズ・・・初めて行った・・・。
すげー・・・。
なにここ、アメリカ???
すげー。
かよさんが、ブティックの前で止まって服を見たりする。
俺「ちょっと入ってみる?」
かよ「うん!」
ごめんなさい、黒系統の服しかないってことです。
かよさんが、目を輝かせて、服を見てる。
かよ「私も六本木ヒルズに来るの初めて!すごいところだったんだね!」
かよ「服も、私の身長に合うのがある~!」
あ、なるほど。服を買う金がないだけじゃなく、サイズもあんまりないのね。
店員「これなんか、どうでしょう?お客様、スタイルがいいので、似合うと思いますよ?」
茶色のジャケットとシャツだった。
かよ「う~ん、いや、いいです・・・、ちょっと見てるだけなんでwww」
俺「いっぺん、着てみなよ。試着室で」
かよ「え?」
はぁーっはぁー、しかし、今のセリフ、まだ、俺のキャラじゃないわwww
どこかに無理を感じつつ、でも、そういうセリフを話してしまう、俺・・・。
すごい違和感があるwwwでも、かよさんがその方が楽しそうなんだよなwww
そして、どうも、ちょっと前の俺だったら、言いそうな
「着てみる?着てみたら?」って感じのセリフは出てこないんだよ。
店員「35000円です。」
かよ「・・・・」
かよさんは店を出ると、
かよ「なんで?高いよ?」
俺「えっと(キャラ崩壊・・・カッコいい強引なセリフが浮かばんwww)」
俺「かよさんを着せ替え人形にしてみたいんだwww」
かよ「は?」
俺「いや、いや、えっと、かよさん、すごく綺麗だから、どこまで綺麗になるのか、やってみようと思って」
かよ「/////////////////////////」
俺「???」
かよ「/////////////////////////」
俺「??????」
あれ???かよさん、止まった。
そのとき、思い出したのが、晋作君がかよさんに、「めっちゃ綺麗」とか
言うと、かよさんが一瞬で紅くなっていたこと。
な~んだ!!俺でもなるんじゃんwwww!!!!
つーか、何?この単純な過剰反応!!!面白ぇ~~www
何?これがSの気持ちって奴?
俺「だから、かよさん、すごく可愛いからさ・・・」
かよ「/////////////////」
おお!何度でも効くじゃんwww!!
困ったときは、こう言えばいいのかwww
それからは、いろんな服屋に入って一式服を買った。
まぁ、俺の感覚からしたら、高いwww
でも、かよさんが、申し訳なさそうにするために、
俺「うほっ!!すげー似合う!!」
俺「まぶしくて見れない!!」
とか、言ったら、かよさんは香取信吾にキスしたときの、
石原さとみ並みに真っ赤になって、無抵抗になるんだよなwww
可愛いっ!!!可愛すぎるっ!!!!ってのもあるんだけど、
面白くていじめ倒してしまったwww
最後の店の試着室で、全部買った服に着替えさせた。
で、ブラブラ歩いていると、メイクとヘアーが出来る店があったんだ。
むずがる、かよさんを無理やり押し込んで来た。
俺「終わったらメールして。おれ、ぶらついてるから」
1人で始めての六本木ヒルズを歩いてみたが、この余裕www何、
この幸せ感。1人でいると、より実感してきた。
俺、初めてまともなデートをしたったわ~的な。
そして子一時間、かよさんから、メールが来て、またメイクの店に戻った。
そしたら、垢抜けたwwwアイラインとかマスカラ?で、
目元が協調されて、目がぱっちりしてて、
口紅?リップも輝いてて、いつもより少し派手な感じなんだけど、
それが服に合っていて・・・・っていうか、
不安になるくらい綺麗www
俺、この娘と釣りあうんだろうか?という不安・・・。
でも、ガリガリにさえ、一途になる娘だから大丈夫だろうwww
なんて情けない納得の仕方だろうか。
でも、絶対にいずれ、イケメンが寄ってくるわ、これは。
どうすればいいんだろう?
その不安は直後に現実になった。
全額かよさんの口座です。
税金とかどうなんだろ?
トイレに行って出てみると、かよさんに外人が話し掛けている。
でけーっっていうか、外人なら珍しく中も知れないが、185くらいはある。
しかも、ガリガリじゃない!!
しかも、ダークエンジェルのローガンだよ、イケメンじゃん!!!
ちゅーか、どんなだけ、お似合いなんだよ!!!
俺が、今、あそこにいけば、
ローガン185、かよ175(靴込み)、俺163となり、ド♪レ♪ミ♪みたいになるじゃねーかwww
声がかけづらい・・・www
しかし、かよさんが俺を見つけたから行かざるを得ない。
そんでね、外人にね、敵わないところはね、
奴は、気まずくなるどころかね、俺の手を握って笑顔で握手してから去っていくのよね。
そしたら、かよさんが、
かよ「あ~、怖かった~」
お前は田舎ものかwww?
そのとき、怖かった~って言いながらかよさんが、俺に腕を組んできたんだよねwww
俺の中で、手を繋いで歩く・・・というミッションがあったんだけど、あっさり達成してしまったwww
超幸せ~って、タッタヨ。
まあ、そんなこんなで、日も落ちてきたから、水族館に行こうってことで、
品川プリンスに向かったんだよ。
かよさんは、水族館に入ると、楽だったwww
放っておいてもじーっと魚を見てる。
っていうか話しかけづらいほど、見てるwww
話しかけづらいので、会話がほとんどない。
他のカップルは、談笑しながら、さっさと移動するのに、
かよさんは一つの水槽を数分間、見てるwww
どうしよう、この手持ち無沙汰www
かよ「東京にこんな水族館があるなんて不思議ですよね」
かよさんがやっと話してくれた。
かよ「私、水族館、初めてです。すごく楽しい・・・。」
俺「え?そうなの?」
それは嬉しいな。会話がなくてもまぁいいか。
そして、アクリルパイプの通路の上をサメとか大きな魚が通る場所があって、かよさんはあんぐりと上を見ていた。
その通路を通ると、今度は、イルカのショーのプールがあった。
けっこうでかいプールで何頭ものイルカと、
小型のクジラのショーをやってるんだよ。
オヌヌメ!
かよさん、またも無言。もう、食い入るようにじーっと見詰めている。
面白いか、楽しいじゃなくて、本当に集中して見ているんだよwww
ちょっとあんまりにも集中しているんで、指で背中を押してみたら、すごく、ビクッとなったから、俺の方がおどろいたwww
「ご、ごめんなさい」
なんで、かよさんが謝るんだよwww
俺「もう、謝るの禁止だよ、かよさんwww」
俺は、かよさんの様子におかしくなってしまった。
するとかよさんも、これまでに見たことのないような笑顔になった。
かよ「すごく楽しい!今日はありがとう。」
俺「もしかして、かよさん、あんまり、いろんなところに行った事無いの?」
かよ「うん、田舎にいた時はそんなに回りに施設も無かったしお金も無かったし。」
かよ「ここ数年は、映画にいったくらいかな。」
俺「じゃぁ、俺が、これからいろんなところに連れて行ってあげるよ。」
かよ「うんっ!!」
かよさんの目がキラキラしてる。
なんか、かよさんが元気になっていく感じがした。
品川プリンスホテルの最上階のレストラン
トップオブプリンスコートのコース料理
実は、宿泊もレストランもネットで予約すると格段に安いんだよね。
かよさんと知り合ってから、ラブホテルもネットで調べたけどwww、
宿泊は高いラブホテルと変わらないくらいだし、
コース料理も5000円くらいになるんだよwww
ちなみに、部屋も取ってあるんだけど、
それはまだかよさんに言ってないわけでwww
かよさんの部屋には泊まったけど、
ホテルにわざわざ泊まるってことは、やっぱりさ、やっぱりなわけよ。
それをこの食事中に言おうというわけで、
かよさんがOKしたら、初エッチ鉄板ということだよな。
俺「いや、そんなに高くないしwwwっていうか、気にしないで」
かよ「でも、悪い・・・」
いやいや、そこは、喜んでよwww
でも、慣れてきたわ、かよさんに。
俺「あの・・・あのさ・・・部屋を取ってあるんだけど」
かよ「え?こんなところの高くないの?」
俺「いや、風(俗に比べたら・・・)、高くないよ!結構安いんだよ!(やべーwww)」
かよ「そこに泊まるの・・・?」
俺「うん・・・(ちげぇ!!)、夜景がすごく綺麗なんだよ(キリッ)」
かよ「夜景?見たい~。」
俺「だから、ね、ね?(駄目だ、やっぱりてんぱるし、これじゃスケベ親父みたいだろwww)」
かよ「うん、お泊りだ、わ~いっ!」
天然でよかったwww
チェックインして、エレベーターに乗ったときからかよさんがそわそわし出した。
エレベーターに二人きりってけっこう、来るねwww
かよさん、あきらかに挙動不審。
部屋に入ると、とりあえず窓からの夜景に反応。
かよ「すごい夜景が綺麗~」
次に、部屋をきょろきょろ、見てた。
いや、いい部屋だ。
これか?
http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/room/room07.html
でも、それが終わると、無口。
もう、俺から見ても異常に緊張してるwww
俺「お風呂に入る?(ニヤリ)」
かよ「////////////////////////」
しかし、相手がここまで緊張すると、余裕が出るもんだなwww
さすが、俺だ。
相手が弱ると、こんな俺でもとことん、強くなるぞ。
かよさんはベッドに座っている。
そんで、かよさんの側に立った。
俺「やっと二人っきりになれたね」
かよ「/////////////////////////////////」
ギャグのつもりでいったんだけど、かよさんは香取信吾にキスをした石原(ry、
書いたけど、かよさんは、すごく色が白いので、それはもう、鮮やかに紅くなるんだよwww
キスしていい?かよさん。って言わずにキスをするべきなのに、
やっぱり、怖くてできねぇぇぇぇぇぇwwwww
もう、考えないことにしたwww
したいと思ったときに相手に聞く!
しっかりと、聞く!!いいじゃないか、無理はいかん!!
俺「キスしていい?」
かよ「え?」
かよさんはそういって俺を見上げた。
そして、コクンと小さく頷いた。
かよさんが目を閉じる。
ふに・・・。
こんな感じだった。
唇ってふにってしてるんだwww
そして、当然、俺にはべろチューなんぞする勇気もテクもないので、数秒間で唇を離した。
ドキドキドキドキ・・・。1人なら、山に向かって叫んでいただろう。「うおおおおお!!」ってwww
で、かよさんを見ると、真っ赤になって、目が超うるんでるっていうか、目に涙がたまってるぅぅ~泣
かよ「好き//////////////////////////」
俺は、もう一度、顔を近づけた。
さすがに今度は聞かずにすんだ。
キスってこうやってするのね。
ほら、かよさんが目を閉じてくれる。
チュッ、チュ、チュッってなんども口付けた。