突然、晋作君がテンションを落した。
晋「気持ちは分かりますよ。もう少しで大きな利益が出る仕事出来そうでしたのにね。」
それにつられてスカウトも「ふぅ」っと言った。
晋「でも、まぁ今回は明らめてくださいよwww」
スカウト「まぁよくあるんですよ・・・。女の子が出演するって言ったのに、彼氏が出来たとかでドタキャンするんですわ・・・wwwすごく困るんですよ・・・」
晋「分かりますよwww女の子の管理は難しいでしょ?病んでる子も多いでしょうしねwww」
スカウト「だから、こちらの俺さんでしたっけ、彼が電話に出たとき悪い予感がしたんですよ。」
なんだ、その悪い予感ってwww俺は悪い予感しかなかったわwww
スカウト「仕方ないですね。今回は、泣きますわ。こっちも急ぎすぎましたし。」
晋「あ、分かっていただけましたかwww」
スカウト「もう、仕方ないでしょwwwはぁ・・・。」
スカウトは、頼んでいたコーヒーを飲んだ。
スカウト「でも、さっきおっしゃってましたけど、もうかさんとは合わせてもらえないんですか?」
俺「はい、もう風俗も止めてもらいますし。」
スカウト「そうですか・・・。まぁ彼女にはかなり頑張ってもらったし、お元気でと伝えといてください。」
俺「はぁ・・・?」
スカウトは、最初に会ったときの表情にもどって、ニコニコして、ペラペラ話し出した。
スカウト「でも、実際、彼女はすごい人気があったんですよwww」
晋「そうでしょうね。あれだけ綺麗でスタイル良くて気立てがよければwww」
スカウト「そうなんです。だから相当痛手なんですけどねwww」
晋「それは残念ですよねwww」
スカウト「まぁ最後に、言い争わないでお話しできてよかったです。では・・・」
スカウトは残りのコーヒーを飲み干して、席を立とうとした。
晋「ちょっと待ってくださいよwww」
俺はまぁ、この間見てるしかなかったどさ、空気なんだけどさ、
みんなが言うほど、晋作△!!って完全に安心できてはいなかったんだよwww
だって、スカウトの方が晋作君を上回るかもしれないし、
俺には、どっちが上か判断基準なんかなかったしねwww
まぁ、怪獣同士の戦いの足元で踏み潰されないようにしてるモブキャラwww?
晋「スカウトさんが、かよさんから騙し取った金の話しが終わってませんよwww」
スカウト「www」
晋「www」
スカウト「え?」
晋作くんは俺の方を見た。
委任状とか、念書とかは俺が持たされてたし、俺もやらなくては・・・!!
幸い、ボスキャラだったスカウトさんも、晋作君の度重なる攻撃でピヨッてるwww
俺もやらなくちゃだよねっ!!
俺は、ガリガリの念書を取り出して、スカウトに渡した。
スカウトは見る見る顔色が変わっていく。
これまでと、全く違うwww
見る見るキョドっていく!!!
この念書というお札があれば、俺も晋作君なみになれるんだwww?
なんて、パワーアップ・アイテムwww?
晋「なんか、話がわかりそうで安心したわwww」
晋作君がほがらかな顔で言った。
え?なんの話?
ブルブル震えてるスカウトを置いといて、晋作君は俺に耳打ちした。
晋「いや、アホやったらごねるでしょ?いくら、裁判で勝つのが分かりきってるっていうても、告訴っちゅうて、民事とか刑事とか、面倒くさいでしょ?」
俺「むしろ、全然分からないんだが・・・?」
晋「あんだけビビってるってことは、勝ち目ないこと分かってるんですわwwwだから、ごねへんやろうし、言い聞かせる手間が省けるwww」
晋作君は、水を飲んでから、静かに話し始めた。
晋「スカウトさん、懲役ですわ。執行猶予なんかつきませんで」
スカウト「か、勘弁してください・・・」
晋「いや、あんたの場合、完全に詐欺の自覚あったでしょ?どう勘弁しますの?」
スカウト「いや、あの勘弁してください・・・勘弁してください・・・」
晋「勘弁ってどういうことですの?どうして欲しいんですの?」
スカウト「警察は勘弁してください・・・。」
晋「そうやなぁ、警察は嫌やろうな・・・。でも、訴えんわけには行きませんよね?それは分かりますよね?」
晋作君、はっきり訴えるのは面倒臭いって言ってたのに・・・
スカウト「お金は返します・・・。今まで、250万分、かよさんから貰いましたけど、50万上乗せして、300万払いますから・・・。」
晋作「いや、お金の問題じゃないでしょ?あんた、一人の女の人生狂わしてるんでしょ?」
スカウト「・・・」
晋作「それと、あんた、言うにしても金額が違いませんか?あんた、紹介料とかマージンも貰ってるでしょ?そんで、さっき、『店で人気でしたから』って、その風俗もあんた関係してるんでしょ?」
スカウト「・・・」
俺、聞き逃してたわ~www
このスカウト、舐めきってたんだ、俺らのこと・・・あの時点でも・・・。
晋「完全に絵を書いてますやん・・・。どう考えても同情の余地ないでしょ?」
スカウト「・・・・」
晋作「1000万」
スカウト「え?」
晋作「今日中に1000万で示談ですわ。それ以外にあんたが懲役勘弁してもらう方法はないと思ってください。」
俺「え?」
1000万!!
1000万、ktkr
晋作君にブラックジャックを見たのは俺だけではあるまい。
俺は、晋作君に耳打ちした。
俺「ちょ、ちょ、1000万?だって、なんか、損害賠償とか慰謝料とかの基準って言ってたよね?そんな金額なの?」
晋「いや、予想以上にびびってるから適当に言ってみたんですわwww」
俺「適当って・・・そんな?」
晋「金なんてそんなもんですわ。スカウトが詐欺った300万も適当でしょ?かよさんがアホすぎるって分かってたら、もっとふっかけてたと思いますよwww」
俺「wwwいや、かよさんはアホじゃなないだろwww」
スカウト「1000万って・・・今日中にですか・・・それは無理ですよ。手元の口座にないですよ。」
晋「手元にないんやったら、『あることはある』ってことか?」
スカウト「いや、あの・・・」
晋「あのな、あんたがコレまでに詐欺った金250万は分かるねん。
でも、紹介料とか、マージンとか、店の売り上げとか、
俺らには分からへんやろ?それとも全部、領収書でもあるんか?
あんたが、適切な賠償金と慰謝料を提示してくれるんか?
それやったら、今日、即金で払えるんか?」
一気に畳み掛ける晋作君。
俺は、だまってカフェモカを注文した。
晋「なんぼや?なんぼやったた、適切やと思うねん?あんたからしたら?あんたの紹介料とかも不当な利益やと認めるよな?示談とは関係ない金とは言わへんよな?」
スカウト「ざっと、600万くらいですか・・・」
晋「そのうち、慰謝料は?」
スカウト「え?あ、あの100万くらいですか?」
晋「じゃあ、損害賠償分500は確定やな。」
スカウト「え?」
晋「そんで、慰謝料、安くないか?大学をやめたのも、
あんたの詐欺に起因するよな?もろもろ300万は下らんやろ?
そしたら、え~と800万か。それ、即金やったらどうや?」
恐喝になるって書いてあるレスがあるけど、
晋作君が示談は合法的名なかつあげだと言ってたよwww
だから、示談屋って言うのがいるんだってwww
晋作君はそこらへんはいやっていうほどわきまえてるって言ってた。
えっと、今日はなんとか、この下りが終わるまで書きます。
そうしないと、終わる気がしないwww
でも、もう次のスレですね・・・。
こんなに、こんな伸びるスレになるとは・・・。
晋作「とにかくな、金額もそうやけど、今日中に終わらすってのが、示談の条件なんや。
眠たいこと言ってたら銀行閉まってまうから、銀行に行く途中で話聞くわ。」
スカウト「いや、それは・・・」
晋作「ちゅーか、示談にしたいの?それとも・・・」
スカウト「示談です・・・。」
ということで、俺達はタクシーで銀行に向かうことになった。
晋作君がスカウトの家に行って通帳持ってこようって言ったら、
都合のよいことに、いや、スカウトにとっては悪いか?スカウトは、通帳を持ってたwww
俺達はタクシーを拾って、後部座席に、俺を先にのせ、スカウトを挟んで、
晋作君も座った。
晋作君は、タクシーに乗ってる間、スカウトと、
晋「あんたは、スポーツ何が好きなん?」
とか、言って、サッカーの話題で談笑したりしていた。
この人の精神状態はどうなっているんだろう。
だけど、スカウトもけっこう、笑いながら話している。
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