かよさんは必死になっている。一所懸命にメールを打っている。
しかし、こんなときなのに、かよさんが必死になればなるほど、
こっけいに感じて、そんで可愛く感じるのは何故だろう???
ところで、俺は晋作君の言葉を思い出していた。
晋「ガリガリは相当、かよって娘をなめとるで。だから、あんなことがあったあとでも、彼女が二人で会おうとか言ったらほいほい来ると思うで。」
かよさんは、どうかな?と俺に携帯を見せた。
「最後の最後にちゃんとすっきりお別れしたい。それと、ガリガリさんの私物が、まだ少し残ってるから、捨てるのもイヤだから返したい。」
そういう文面だったと思う。
実際にガリガリのものがまだ部屋にあったらしく、
それはナイスな理由だと思ったけど、
ほんとなら、そんなものは、叩き捨ててやりたいwww
だけど、この前、俺が来たときに読んだ漫画が、
奴の私物だと聞いてへこんだwwwカイジだwww
すぐに返信が来た。
早っ!ガリガリ、早っ!!www
文面「分かった。いつだ?今からでもいいよ。」
しかも、あいつ、ヒマなのか?
まぁ、夜の9時だから仕事をしていたとしても終わってるか。
俺「かよさん、ガリガリがここに来るのイヤでしょ?外で会ってくるね。」
とかっこよく言い残して、部屋を出た。
そして、俺は、すぐに晋作君に電話した。
俺「ちょ、晋作君、すぐ来るって!!どうしよう??こえぇよwww」
晋「ちょっと待ってくださいよ。今、オリバと戦ってるんですわ?」
俺「は?」
晋「なんでバキってなんども読んでしまうん?」
晋作君は、俺の家の近くの満喫でバキを読んでいたwww
俺「ガリガリ、もう来るよ!早く来てよ!!」
晋「だから行ったでしょ?でも、さすがにこんなに早くとは。一緒に行ってたら良かったですね」
しかし、かよさんには晋作君の存在をまだ知らせていなかった。
晋「すぐ行きますけど、どうしましょうか。かよさんの部屋にあげるのもなんですよね?」
俺「そうだな。かよさんは別に同席する必要ないと思う。」
晋「じゃあ、マンションの前で張って、捕まえたら、サテンか居酒屋に拉致りましょか。」
俺「え?そ、そうしよう。」
俺にはそういう発想自体がない。
晋作君は軽く言うWWW
晋「俺がつく前にガリガリが着たら、俺さん、押さえとってくださいねwww」
俺「ちょ、ちょっと・・・それは」
晋「何言うてまんの。タイマンで勝った相手でしょ?Www」
俺「晋作君、早く着てよ~。」
もう、二度とケンカなんかしたくないし、別にあれは勝ってないし。
地面でやれば絶対に負ける自信があった。
20分くらいで、晋作君は来た。タクシーで来たらしい。
まぁ、俺も何度か、かよさんの家と俺の家をタクシーで行き来したので
これくらいで着くと思ってたけど。
それよりもガリガリが早く着たらどうしようと思ってたwww
だってあいつ、どこに住んでるのかも分からなかったしね。
晋「俺さん、さすがやな。今日の今日でガリガリを呼び出すとは」
晋作君は俺の背中を叩いた。
何?この安心感www
俺もかよさんにこんな安心感を与えたいよ。
晋作君はコンビニの袋を持ってた。
何を買ったんんだろうか。
ガリガリが、ふら~っと現れた。
そして、マンションの前に立っている俺の姿を見つけると、怪訝そうにしてた。
夜だからすぐに分からなかったんだろう。
俺だと分かると、
ガリガリ「なんだよ。どうしてここにいんの?かよ、嘘ついたんか?」
と不審そうに、敵意むき出しで聞いてきた。
俺「い、いや、聞きたいことがあってさ。」
ガリガリ「俺はあんたに話すことなんてないぞ。こっちどちらさん?」
そして、晋作君にも不審な目を向けるガリガリ。
晋「まぁ、立ち話もなんですから、そこらへんのサテンでもいきません?居酒屋でもいいですよ?」
晋作君は標準語を話そうとしたらしいが、隠せない大阪弁のイントネーションwww
俺は、この時期でも端々に少し、どもってるよwww
でも、逆に普段はどんどん、どもらなくなっていった。
こんだけ修羅場をくぐると、緊張しなくなってきたんだと思う。
ガリガリ「いいよ、気分悪いから帰る。もう、二度と来るなって言ったのはあんたでしょ?」
そのとき、晋作君が、
晋「お前、分かってんのか?話聞いたけど、お前のやってたことは、立派な強姦罪やぞ?その話をつけようっていってんねん。」
と笑いながらドスの聞いた声で言った。
俺とガリガリガが同時に晋作君を見た。
多分、同時にびびったと思うwww
ここでの大阪弁は怖い。
ガリガリも晋作君のことを何もんだと思っただろうwww
晋「な、悪いようにせえへんから、兄ちゃん、落ち着いて話せるところにいこうや。」
晋作君が怖いwwwひたすら怖いwww
気になって目が離せないんだけど遼太郎は眠くないのか?
今朝方まで書いてて昼間は仕事したんだろ?
今日は無理せず早めに切り上げていいよw
ありがとう。12時代だとまだ大丈夫www
昨日は朝の六時くらいまでだったっけ?
死ぬかと思ったけど、みんな応援してくれるんで、頑張れたwww
で、よけい体調不良になったwww
でも、結局、今日、会社昼からいったwww
昼間で寝てたから、しんどいけど眠たくないんだよね。
晋「別にええで。別に兄ちゃんをさらおうなんて思ってへんしwww」
言い方がいちいち怖いよwww
晋「で、兄ちゃん、スカウトと絵を書いて、かよさんから金を騙し取ってたんやろ?」
いきなりかよ!!
よくもまぁそんな聞きにくいことを平気で聞けるなぁ?
でも、作戦的にどうなの?
俺ももちろん、すごく疑ってて、核心を知りたいんだけどさ。
ガリガリ「え?な、何を言ってんだよ?あ?」
ガリガリは凄んできた。
でも、すごむ前に明らかに、様子が変だった。
素人(?)の俺にもはっきりとわかったwww
晋「あのな。お前が300万、金借りたって言う証拠が欲しいねん。300万もやったら当然、借用証書とか、なんかあるんやろ?」
ガリガリ「なんなの、あんた?300万?かよが返してくれてるやつ?そんなもの、今は持ってるわけないだろ」
晋「まぁそうやろうなwww」
晋「でも、スカウトが肩代わりしてくれたんやろ?」
ガリガリ「そんなこと、あんたに言う必要ないだろ?」
晋「肩代わりっていうと聞こえがいいけど、要はスカウトからの借金になっただけやな。それの書類は?」
ガリガリ「だから言う必要ないだろ?」
晋「何、眠たいこというてんの。最後まで聞かへんと、泣かすぞ、コラ。」
ガリガリ「・・・・」
晋「法的に、かよって娘がお前の借金を返す必要どこにもあらへんやろ?あの娘はそれでも返してくれてるんやぞ?」
ガリガリ「・・・」
晋「かよさんに借用証書は見せたんか?」
ガリガリ「見せてない・・・」
晋「俺さん、かよさんは借用証書、つまり借金の証拠も見ずに、こいつの借金払ってるんですよ。分かります?」
晋作君はなんとも言えない表情で俺に話しかけてきた。
晋「でも、ほんまにこんなことがあるんですわ。
オレオレ詐欺とか、ねずみこうとかマルチとか、ワンクリック詐欺とか、ほんま信じられへん。」
晋作君は、ガリガリを向き直って、
晋「でもな、スカウトとお前の間には借用証書あるやろ?まだ返し終わってへんしな。」
ガリガリ「あ、あるよ。」
晋「それ、見せてもらわんと、かよには、もう金を払わせへんで。っていうか、金返してもらうで。」
ガリガリ「ちょっと待てよ。あんた、関係ないだろ?」
晋「頭悪い奴ほど、関係ないだろって言うけどなwww」
ちょっと、コンビニ言ってました。
小腹が空いたんで。
カップラーメン食いながらなので、ちょっと投下速度落ちます。
だいたい一時前くらいに今日は落ちさせてもらいます。
ふう・・・。