401:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/05(水)23:07:09 ID: ID:Unt
○○先輩の家に泊まったのが原因。ただ、面子がAとみんなと言っていたのだが、
みんなとはB一人だけ。元々○○先輩とBがセフレの関係で、
Aが寝静まったのを見計らってHしていたらしいのだが、
目を覚ましたAが二人を問い詰めるとパニくったBがAを押し倒して、
○○先輩も協力してヤった。それがセフレ二人には凄く興奮したようで、
○○先輩は会社を休んでまで二人でAと絡んでいたそうな。
結局日曜の昼まで三人で絡み続け、Aも何度もイカされ善悪の判断が付かない状況まで墜ちたらしい。その後俺にバラすと脅され、一ヶ月間だけ三人で付き合うことを約束され、俺とのHを禁止された。
402:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/05(水)23:16:35 ID: ID:Unt
そしてBに『一ヶ月間、俺君を喜ばすための勉強をすると思えば?』と言われ、
すっかりその気になり『浮気』と言う概念すら覚えなかったと言っていた。
403:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/05(水)23:38:42 ID: ID:Unt
Aが戻ってきたことにより自分自身の性に対する自信を深め、
寝取られた俺に対して徐々に見下す態度を取り始めた。
その上でAに対し俺とのHを禁じ様々なことを要求し、させていた。段々と要求はエスカレートし、野外行為や放尿・飲尿・肛門行為までね。
404:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/05(水)23:55:41 ID: ID:Unt
ビッチは「女だってしたくない時はあるんだよ。そんな事で落ち込まないの。」
と言ってくれたが,Bは
「お前とのHに満足してないんじゃないのか?ちゃんとイカせりゃ女なんて男から離れねぇよ。」
などと言われ、「何でお前にそんなこと言われなきゃならねぇんだよ(怒)」とキレると
「冗談だよ、冗談。たぶんAちゃんもバイトとかで疲れてるんだよ。そのうちHさせてくれるって。」
とフォローを入れた。すると次の日Aが家に来てHしてそそくさと帰って行ったんだ。Bの指示だったとその時聞いた。
405:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/06(木)00:03:56 ID: ID:r6p
幼児体型とは言わないまでも、幼さが残る体が一ヶ月毎に『女』の体になっていたことに。
腰もくびれてさ、胸が大きくなってきたのも遅い成長だと思いこんでいたし。
ゆったりとした服を好んでいたAが徐々にいわゆる『ボディコン』風の服を着始めたのにね。
406:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/06(木)00:12:38 ID: ID:r6p
○○先輩とのやり取りでは『彼』と言う隠語で話していた。それが偶々あの場で出てしまった。
『彼氏』と『彼』、それがそれぞれどういう位置付けなのかは判らないが…
とにかく、Aの中でのBに対する比率が大きくなっていた事の表れなんだろう。
407:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/06(木)00:31:33 ID: ID:r6p
中学・高校・大学とAと重ねてきた時間があれば全て許せるってね。
Aもそう思ってると決めつけた上で。
でも、違ったんだ。俺との数年間は、Bとのたった数ヶ月で上書きされてしまっていた。
ビッチが話す合間にAがBを見る顔は、それまで俺にだけ向けられていた顔だった。その顔を見たときに俺は、全てが終わったことを実感した。
408:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/06(木)00:42:06 ID: ID:r6p
「あんな騒ぎを起こして、サークルなんて顔出せねぇよ。」
「俺君、どう?この話を聞いて。俺君はどうしたい?」
「……無理だよ。もう、Aは俺の知ってるAじゃない。別れる。」
その言葉を聞いたAは涙をこぼした。「俺君、ごめんなさい……」
そう言った後は嗚咽を必死で堪えているようだった。
「あと出来るだけ俺君や私達の前に姿を見せないで。俺君、それで良いかな?」
「そうだね、それが良いと思う。」
「俺らは来年になれば学部の関係でキャンパス変わるし、それは守る。
俺君、そう言うことで。ごめんな。彼女奪っちゃって(笑)」
409:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/06(木)00:52:32 ID: ID:r6p
瞬間的に心が沸騰してBへ殴りかかろうとするより前に、
ビッチの手がBの頬を叩いていた。「……最っ低。」Bは最後までニヤけて頬をさすりながら、東屋を後にした。
410:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/06(木)00:59:18 ID: ID:r6p
と小さなリボンの付いた小箱を渡された。
「お誕生日おめでとう。せめてもの気持ちとして受け取ってください。」
そう言ってBの後を追った。
「ちょっと待って!」
俺はこの後、一番聞きたかった質問をAに投げかけた。一番聞きたくなかった言葉がAから返ってくるとは知らずにね。
411:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/06(木)01:09:35 ID: ID:r6p
Aは驚いた表情で俺を見た後、言いにくそうにこう答えた。「俺君のじゃ……届かないの。」そう言った後、AはBの元へ小走りで向かっていった。結果的に、二人を見たのはこれが最後だった。
412:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/06(木)01:21:23 ID: ID:r6p
その言葉の意味を深く考えずに俺はAから貰った箱を開封していた。
箱を開くと、そこには前々から俺が欲しがっていたデュポンのギャッツビーがあった。
「こんな高価なモノ……」
蓋を開くと心地良い金属音が東屋に響いた。ガスも充填されていて火も付いた。丁度一本残っていた煙草にデュポンで火を付け、煙を吐いたと同時にさっきの言葉を思い出した。
413:377◆ODFyGRN3ilW/ : 2017/04/06(木)01:36:58 ID: ID:r6p
届かない…何が届かない…何処に届かない……
言葉の意味を理解したとき、怒りでも悲しみでもない激情が
俺を襲ったと同時に記憶が途絶えた。
ビッチ曰く、急に真顔になったと思ったら、俯いて激しい歯軋りをしながら泣いていたらしい。