彼女が知らない男と歩いてるんだがｗ

コーヒーショップを出てからさつき達を追いかけました。
二人は遅く歩いていたのですぐに追いつけたのですが、予想通りというかなんというか二人は手を繋いでいました。
さつきはすごい笑顔で少し頭を男に預けていました。

正直見てて二人の前に突入するかすごい迷いました、でも勇気をだして行きました。

「ちょ、あのっ、さつき？」
なんかすっごい噛んじゃって弱々しかった。
声をかけたらさつきはすごい驚いたみたいで固まってた。
男の方はなんか知らんがニヤニヤしてた、てかもろに知ってる顔だった。
同じ大学のサークルで少しイケメンでいつも田舎から上京してきた子を狙う松田だった。
松田はなんかにやにやしててマジで気持ち悪かった。

「絵里子の家にいんじゃなかったの？いや、てかその手なんだよ」
なんかもう早口でまくしたてた、さつきはなんか溜息つきながら「あーあ」とかいってた。

「ごめん、じょうだん！悪ふざけ悪ふざけ」
さつきがなんか笑いながらそういった。
俺との付き合いがなのか松田とがなのか理解できんかった。

でも松田のにやにやが「ぶひｗ」と変わったのを聞いて、ああ…俺が悪ふざけなのかと思った

松田は笑ってるしなんかさつきまで笑ってる。もうみじめでしかなかった。

さすがに少し泣けたけど怒りの方が大きくて「ふざけんなよ、俺は本気でだったんだぞ？」って言ったらさつきは松田がさらに笑った。
さつきはさつきで「だからごめんってｗなんにもしてないんだから良いじゃんｗ」とか完璧に開き直ってやがった

んで、実は絵里子も上京組で松田と付き合ってたことがあったから思わず今度は松田に
「お前、絵里子のこともわるふざけか？」
って聞いてしまった。
松田はさらに笑い声あげて「ばれた？ｗ」とか言いやがった。

そこまで来たあたりでなんかもう心がぐちゃぐちゃだった

なんかもう駅前とか関係なく大声というか奇声あげて松田に飛びかかった。
人生で初めて人に放った猫パンチは松田の顔面に二発当たったけど、松田には腹に蹴りを入れられた・・・

みじめ以外のなんでもなかった。
そこからはもうあれ、なんというか自分でも覚えてないんだけど松田とさつきに叫びまくった。
絵里子に謝れとかなんか色々いったと思う

叫びながら猫パンチで飛びかかってたら多少人の目を引いたのと、たぶん俺の様子がおかしすぎたからかも知れんが松田たちはすごいビビった顔で俺を一生懸命なだめてた。

クールに決めるはずだったのにぜんぜんクールじゃなくてさらにみじめだった。
そのあとは松田が少し口を切ったらしくトイレに行きさつきと二人きりになった。

なんか、そのころにはかなり落ち着いてて日本戦の心配とここを見るくらいには安定してた。

「絵里子にはいうなよ、わるふざけとかそういうの・・・」

「わかった・・・」
まじできまずかった。でも松田が帰ってきたらさらにきまずいからここで言うしかなかった。
「わるふざけだったんだな」
「うん・・・ごめん」
「もういいよ」
もう正直顔をみてたくなかったから早めに終わらすことにした。
「じゃあ・・・おかん待ってるから」
正直一人暮らしだしおかんなんか待ってないけどそんな感じのこと言った。

>>778
絵里子にはまだ

松田が戻ってきてからもそんな感じのこといって足早に離れた。
で、いまは近くのスポーツバーにいる、店の中はすでにサッカーの応援でいっぱいで席で泣きながらこれを書いてる俺はかなり浮いてる

絵里子には松田たちがわるふざけだったことはなるべく言いたくない。
もうふっきれようとしてると思うし、あの子単純だからたぶん泣いちゃう。

今だって
「返事ないけどだいじょぶ！？だいじょぶなられんらくして、心配！」
とか送ってくるんだ・・・また彼女が苦しむのはあまりにも

今北
どこの昼ドラだよ

>>1は何県だよ

ごめん、とりあえずみんなの意見参考に絵里子にはさつきと別れた経緯は話して、松田は伏せる方向で行く。

絵里子からメール北
「わかった！いまからいくよ！」だってさ

みんな付き合ってくれてありがとう
もうサッカーが始まる、あとはなんとかしてみるよ。

じゃあ