16: 1 2014/05/19(月)22:42:31 ID:RhIUDeWhU
それからそんなことも忘れた頃、大体二ヶ月後くらい経った頃、自宅で洗濯物をベランダに干そうと思ってカーテンを開けて冊子を開けて座り込んだ
私は犬を二匹飼ってるんだけど、洗濯物を干すときは犬が二匹ともベランダに出てきてちょこちょこ遊ぶんだ
だから私もしゃがんで洗濯物を干すんだけど、それではっと気づいた
冊子のガラスが割れていた
といってもヒビが入っていただけだったが、とても大きなヒビだった
洗濯は週に1、2回くらいしているけど、前回はこんな日々はあったかなと考えたものの確証はないがなかったような気がした
そのヒビは間違いなく外側からの衝撃で一メートルくらいの大きな、ヒビというよりも亀裂のようなもの
私は犬を二匹飼ってるんだけど、洗濯物を干すときは犬が二匹ともベランダに出てきてちょこちょこ遊ぶんだ
だから私もしゃがんで洗濯物を干すんだけど、それではっと気づいた
冊子のガラスが割れていた
といってもヒビが入っていただけだったが、とても大きなヒビだった
洗濯は週に1、2回くらいしているけど、前回はこんな日々はあったかなと考えたものの確証はないがなかったような気がした
そのヒビは間違いなく外側からの衝撃で一メートルくらいの大きな、ヒビというよりも亀裂のようなもの
19: 1 2014/05/19(月)22:44:32 ID:RhIUDeWhU
不思議に思ったけど、私の部屋は四階建ての四階部分で外から誰かがよじ登って割るには無理がある
それに下から石を投げても当たるような場所ではない
単なる老朽だよねと自分の心に言い聞かせた
それに下から石を投げても当たるような場所ではない
単なる老朽だよねと自分の心に言い聞かせた
20: 1 2014/05/19(月)22:45:37 ID:RhIUDeWhU
それからまた約一週間後くらいのこと
その日は朝方始発で帰宅した
最寄り駅について改札を抜け、踏み切りを渡ったら見覚えのある自転車に乗った男がいた
キモ男だ!と、すぐに分かった
同時に寒気がした
前と服も帽子も同じだったし間違いないと思った
向こうは下を向いてケータイかなにかをずっと見ていたので、そ知らぬふりをして立ち去ろうと思った
しかし、横を通った瞬間わたしに気づいたキモ男が前と同じようにUターンして隣にぴったりくっついてきた
その日は朝方始発で帰宅した
最寄り駅について改札を抜け、踏み切りを渡ったら見覚えのある自転車に乗った男がいた
キモ男だ!と、すぐに分かった
同時に寒気がした
前と服も帽子も同じだったし間違いないと思った
向こうは下を向いてケータイかなにかをずっと見ていたので、そ知らぬふりをして立ち去ろうと思った
しかし、横を通った瞬間わたしに気づいたキモ男が前と同じようにUターンして隣にぴったりくっついてきた
21: 1 2014/05/19(月)22:47:38 ID:RhIUDeWhU
怖くて恐る恐る見たけど、キモ男はニヤニヤしていた
走って逃げるにも相手は自転車だ
歩いて50メートルくらいのところにコンビニがあるからそこへ行こうと決めた
早朝なので人はまばら
下手したら端から見たら彼氏に迎えに来て貰った女にでも見えるかもしれないし、だれも不振がらずにいたと思う
無視して歩いているとキモ男から話しはじめた
キモ男「なにしてるの?おっぱいだして。誘ってるの?」
怒りがぐんぐん込み上げるが、我慢した
キモ男「これから遊びにいこうよ?帰るの?」
走って逃げるにも相手は自転車だ
歩いて50メートルくらいのところにコンビニがあるからそこへ行こうと決めた
早朝なので人はまばら
下手したら端から見たら彼氏に迎えに来て貰った女にでも見えるかもしれないし、だれも不振がらずにいたと思う
無視して歩いているとキモ男から話しはじめた
キモ男「なにしてるの?おっぱいだして。誘ってるの?」
怒りがぐんぐん込み上げるが、我慢した
キモ男「これから遊びにいこうよ?帰るの?」
22: 1 2014/05/19(月)22:49:12 ID:RhIUDeWhU
男は続ける
無視を貫く私に、ねえ、ねえってば、と言う
当時、都内では男が女を殺す殺人事件やら通り魔やら、そんなニュースが頻繁にあった
これで無視し続けてナイフで刺されたらどうしようという恐怖が込み上げてきた
こんなところで死ぬのは嫌だし、ましてや犬たちに餌をあげなきゃいけない
私が死んだとしても、一人身だし発見は遅くなるだろう
そうしたらその間の犬の世話は誰がするんだと頭のなかが犬で一杯になった
最低限答えておこうと考えを変えた
ここでガラスのことも思い出して、こいつだったらどうしようとかも考えたてた
無視を貫く私に、ねえ、ねえってば、と言う
当時、都内では男が女を殺す殺人事件やら通り魔やら、そんなニュースが頻繁にあった
これで無視し続けてナイフで刺されたらどうしようという恐怖が込み上げてきた
こんなところで死ぬのは嫌だし、ましてや犬たちに餌をあげなきゃいけない
私が死んだとしても、一人身だし発見は遅くなるだろう
そうしたらその間の犬の世話は誰がするんだと頭のなかが犬で一杯になった
最低限答えておこうと考えを変えた
ここでガラスのことも思い出して、こいつだったらどうしようとかも考えたてた
24: 1 2014/05/19(月)22:50:31 ID:RhIUDeWhU
>>1「ちょっと用があるのですみません」
家に帰ると言ったら自宅までついてこられるかもしれないからそう言った
するとキモ男はとたんにヒートアップしだした
キモ男「なんでいいじゃん遊ぼうよ。前もあったじゃんこれって運命だよね?おっぱいだしてる君とこんなに求めてる僕がいまここで出会えたのって奇跡だと思わないのかな?」
こんな感じのことをものすごく早口で言われた
ちなみに何度も言うけれど私はおっぱいは出していない
家に帰ると言ったら自宅までついてこられるかもしれないからそう言った
するとキモ男はとたんにヒートアップしだした
キモ男「なんでいいじゃん遊ぼうよ。前もあったじゃんこれって運命だよね?おっぱいだしてる君とこんなに求めてる僕がいまここで出会えたのって奇跡だと思わないのかな?」
こんな感じのことをものすごく早口で言われた
ちなみに何度も言うけれど私はおっぱいは出していない
23: 名無しさん@おーぷん 2014/05/19(月)22:50:22 ID:cLySxhG3c
>>22
危機感こみ上げるの遅すぎやしませんか・・・
危機感こみ上げるの遅すぎやしませんか・・・
25: 1 2014/05/19(月)22:51:26 ID:RhIUDeWhU
>>23まさか自分が、と思っていた
今となっては後悔している
今となっては後悔している
26: 1 2014/05/19(月)22:53:14 ID:RhIUDeWhU
それが言い終わる頃にはコンビニの目の前だったので、走ってコンビニに駆け込んだ
キモ男はコンビニには入らず、自転車で暴走族みたいに入り口付近をぐるぐる回っていた
そこのコンビニで警察を呼んでもらおうか悩んだけど、そんなことをしている間に男は逃げそうだし、そこの店員はいつもダルそうにしているからそんなことを頼むのも…と思って私は躊躇した
結局考えた末、立ち読みをすることにした
その間もキモ男はぐるぐる回っていた
キモ男はコンビニには入らず、自転車で暴走族みたいに入り口付近をぐるぐる回っていた
そこのコンビニで警察を呼んでもらおうか悩んだけど、そんなことをしている間に男は逃げそうだし、そこの店員はいつもダルそうにしているからそんなことを頼むのも…と思って私は躊躇した
結局考えた末、立ち読みをすることにした
その間もキモ男はぐるぐる回っていた
27: 1 2014/05/19(月)22:54:45 ID:RhIUDeWhU
すると、ダルそうにしている店員がぐるぐる回る男と立ち読みしている私の存在に気づいた
店員もたぶん私を覚えていた
帰り道のコンビニなのでほぼ毎日寄っていたから
普段立ち読みをしない私が長々と立ち読みをしていることと、店前でぐるぐる回る男に気づいたのか、食べ物を棚に並べていたのをやめて私の方へと向かってきた
店員「すみません、あの人知り合いですか?」
助かった、と思った
正直体は震えていてとても怖かったから
>>1「いえ。駅前からついてきて、前にもついてこられたんですけど、卑猥なことをいってきて…」
店員もたぶん私を覚えていた
帰り道のコンビニなのでほぼ毎日寄っていたから
普段立ち読みをしない私が長々と立ち読みをしていることと、店前でぐるぐる回る男に気づいたのか、食べ物を棚に並べていたのをやめて私の方へと向かってきた
店員「すみません、あの人知り合いですか?」
助かった、と思った
正直体は震えていてとても怖かったから
>>1「いえ。駅前からついてきて、前にもついてこられたんですけど、卑猥なことをいってきて…」
30: 1 2014/05/19(月)22:59:26 ID:RhIUDeWhU
店員「あいつ毎日うろうろしてるんですよ、この辺。ったく」
そう言うと、店員は外へ出ようとした
それに気づいたキモ男は自転車でぐるぐるをやめて私の家とは反対方向へと走り去った
店員は逃げる男に向かって暴言をはいた
店員「どっか行きましたよ」
店員にお礼を言い、なにも買わずに出るのもなと飲み物や食べ物を買って帰宅した
ついでに缶コーヒーを買ってそれを店員にあげた
要らなかったかもしれないけど
その日はずっと背後を気にしながら帰ったけれどキモ男の気配は感じられなかった
そう言うと、店員は外へ出ようとした
それに気づいたキモ男は自転車でぐるぐるをやめて私の家とは反対方向へと走り去った
店員は逃げる男に向かって暴言をはいた
店員「どっか行きましたよ」
店員にお礼を言い、なにも買わずに出るのもなと飲み物や食べ物を買って帰宅した
ついでに缶コーヒーを買ってそれを店員にあげた
要らなかったかもしれないけど
その日はずっと背後を気にしながら帰ったけれどキモ男の気配は感じられなかった