98: 24 2006/05/31(水) 17:19:04
「ねえCちゃん、本当の事を話してくれないか?」
俺は、出来るだけ穏やかにCに問いかけた。
「この数ヶ月で400万円を遣うなんて尋常じゃないだろ?
株でもやったのか?それともギャンブルか?」
Cは静かに首を振った。
「じゃあやっぱり服とかアクセサリー?」
Cの首が縦に動いた。
「でも、そんなものでそんな金額にならないだろ?」
「友達と飲みに行ったり、旅行に行ったり…」
「ひょっとして友達の分も出してた?」
Cの動きが一瞬止まる。
やがてゆっくりと頷いた。
「それは友達じゃ無いよ。単なるタカリだよ」
「だって、彼、お金無いんだから仕方が無いじゃない!」
俺は、出来るだけ穏やかにCに問いかけた。
「この数ヶ月で400万円を遣うなんて尋常じゃないだろ?
株でもやったのか?それともギャンブルか?」
Cは静かに首を振った。
「じゃあやっぱり服とかアクセサリー?」
Cの首が縦に動いた。
「でも、そんなものでそんな金額にならないだろ?」
「友達と飲みに行ったり、旅行に行ったり…」
「ひょっとして友達の分も出してた?」
Cの動きが一瞬止まる。
やがてゆっくりと頷いた。
「それは友達じゃ無いよ。単なるタカリだよ」
「だって、彼、お金無いんだから仕方が無いじゃない!」
99: 24 2006/05/31(水) 17:19:52
タカリと言う言葉にうっかり反応してしまったCに対し、
姉である嫁の尋問が始まったが、Cは沈黙を保っていた。
Cの旦那であるDは、最早放心状態であった。
黙ったままのCに対し、苛立ちを覚えてきた嫁は、
激しい叱責の言葉と尋問を繰り返す。
そんな姉妹の様子を眺めてた俺もいい加減嫌になり、嫁に言った。
「そんなに問い詰めても仕方無いだろ。
金の事も絡んでるし、お義父さんにも言わなくちゃ。
Cちゃんの使い込んだ金をお前が弁償する訳じゃないだろ」
それに対して、嫁も渋々同意した。
Dに弁償する金を嫁が立て替えると言っても
俺の許可が無ければ、実質不可能だからだ。
姉である嫁の尋問が始まったが、Cは沈黙を保っていた。
Cの旦那であるDは、最早放心状態であった。
黙ったままのCに対し、苛立ちを覚えてきた嫁は、
激しい叱責の言葉と尋問を繰り返す。
そんな姉妹の様子を眺めてた俺もいい加減嫌になり、嫁に言った。
「そんなに問い詰めても仕方無いだろ。
金の事も絡んでるし、お義父さんにも言わなくちゃ。
Cちゃんの使い込んだ金をお前が弁償する訳じゃないだろ」
それに対して、嫁も渋々同意した。
Dに弁償する金を嫁が立て替えると言っても
俺の許可が無ければ、実質不可能だからだ。
101: 24 2006/05/31(水) 17:20:43
嫁の実家にCを引き渡すと、俺はDのマンションに引き返した。
マンションに残したDが色んな面で気掛かりだったからだ。
日が暮れていく時間だったが、Dは電気も点けずに呆けていた。
「飯食いに行こうか?」考えてみると朝から何も食ってない。
「いいです。何も食いたくありません」
「いいから行くぜ。その前に顔洗えよ」
座り込んでるDの腕を掴んで立たせる。
「放っておいて下さい」Dが抵抗する。
まーこれだけ元気があるならいいかな?とか思いながらも
「一人で食うのは寂しいから付き合ってよ」と言うと
「今、あんまり表に出たく無いんです、すいません」
「オーケー、わかった。じゃあ出前取ろう、良いよね?」
「いや、悪いんですけど一人にしてくれませんか?」
「じゃあせめて、嫁から連絡あるまで待たせてよ」
「………いいです」
マンションに残したDが色んな面で気掛かりだったからだ。
日が暮れていく時間だったが、Dは電気も点けずに呆けていた。
「飯食いに行こうか?」考えてみると朝から何も食ってない。
「いいです。何も食いたくありません」
「いいから行くぜ。その前に顔洗えよ」
座り込んでるDの腕を掴んで立たせる。
「放っておいて下さい」Dが抵抗する。
まーこれだけ元気があるならいいかな?とか思いながらも
「一人で食うのは寂しいから付き合ってよ」と言うと
「今、あんまり表に出たく無いんです、すいません」
「オーケー、わかった。じゃあ出前取ろう、良いよね?」
「いや、悪いんですけど一人にしてくれませんか?」
「じゃあせめて、嫁から連絡あるまで待たせてよ」
「………いいです」
103: 24 2006/05/31(水) 17:23:36
結局、飯抜きのままDに断って冷蔵庫からビールを出した。
個人的には、飯抜きでアルコール摂るのが嫌なのと、
嫁を迎えに行かなければならない事はわかっていたが、
間が持たなかったのだ。
冷蔵庫から2本取り出し黙ってDに1本渡す。
プルトップを引くと一気に半分くらい飲んだ。
「うめえ。ずうずうしいけどツマミねえ?」
「何も…。あいつ、ここ最近買い物してないから」
気まずい空気が流れる。
沈黙を破る様にDが栓を開けた。
「空きっ腹には堪えますね。」
「そうだろ。何か取ろうよ」
俺はタウンページをめくってピザを注文した。
が、正確な住所がわからなかったのでDに代わった。今日の分はここまでです。
仕事の合間に思い出しながら書いているんで、
なかなか進みません。
個人的には、飯抜きでアルコール摂るのが嫌なのと、
嫁を迎えに行かなければならない事はわかっていたが、
間が持たなかったのだ。
冷蔵庫から2本取り出し黙ってDに1本渡す。
プルトップを引くと一気に半分くらい飲んだ。
「うめえ。ずうずうしいけどツマミねえ?」
「何も…。あいつ、ここ最近買い物してないから」
気まずい空気が流れる。
沈黙を破る様にDが栓を開けた。
「空きっ腹には堪えますね。」
「そうだろ。何か取ろうよ」
俺はタウンページをめくってピザを注文した。
が、正確な住所がわからなかったのでDに代わった。今日の分はここまでです。
仕事の合間に思い出しながら書いているんで、
なかなか進みません。
105: 素敵な旦那様 2006/05/31(水) 17:24:38
オタワ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
106: 素敵な旦那様 2006/05/31(水) 17:25:07
明日までwktk
107: 素敵な旦那様 2006/05/31(水) 17:27:29
オタワってなんだよwww
114: 24 2006/06/01(木) 13:54:47
まとめが下手で中々先に進みません。
駄文、ご容赦の程をつづき「本当は、うすうすわかってたんです…」
ピザを注文した後、Dが言った。
「あいつが浮気してるんじゃないかって、疑ってたんです」
俺は黙って残りのビールを飲み干した。
Dの独白は続いた。
「携帯を終始肌身離さず持っていたこと」
「突然の旅行、外出」
「家事をほとんどやら無くなった事」
「見た事無い下着が増えたこと」
「夜の行為を拒否されたこと」
横で黙って聞いてたが、どう聞いても浮気だ。
Dの話を聞いてる途中で、ピザが届いた。
駄文、ご容赦の程をつづき「本当は、うすうすわかってたんです…」
ピザを注文した後、Dが言った。
「あいつが浮気してるんじゃないかって、疑ってたんです」
俺は黙って残りのビールを飲み干した。
Dの独白は続いた。
「携帯を終始肌身離さず持っていたこと」
「突然の旅行、外出」
「家事をほとんどやら無くなった事」
「見た事無い下着が増えたこと」
「夜の行為を拒否されたこと」
横で黙って聞いてたが、どう聞いても浮気だ。
Dの話を聞いてる途中で、ピザが届いた。
112: 素敵な旦那様 2006/06/01(木) 13:47:31
思い出させて本当に申し訳ない、と思いつつも
>>24降臨を楽しみにしている俺
>>24降臨を楽しみにしている俺
117: 24 2006/06/01(木) 13:57:50
>>112
俺の事じゃ無いんで、フラバとかは全く無い。
リアルだと身内の恥なので外に言えない分、
ここで書いてるって感じ。「ビールもう1本良い?」Dが無言でうなずく。
ピザを無言で食いながらビールで流し込む。
Dはピザに手を出さずちびちびとビールを飲んでた。
「食いなよ、俺一人じゃ多過ぎる」
「いや、本当に食欲無くて」
「冷めたら不味いし、もったいない」
「わかりました。じゃあ少しだけ」
Dが1切れ手にとって口に運ぶ。
「冷めて無くても不味いですね」
「まあこんなモンじゃねえ?」
適度に腹は満ちてきたが、会話は弾まない。
思い出した様に「トイレ、トイレ」と立ち上がり
トイレに入った俺は、携帯を取り出し嫁に電話した
俺の事じゃ無いんで、フラバとかは全く無い。
リアルだと身内の恥なので外に言えない分、
ここで書いてるって感じ。「ビールもう1本良い?」Dが無言でうなずく。
ピザを無言で食いながらビールで流し込む。
Dはピザに手を出さずちびちびとビールを飲んでた。
「食いなよ、俺一人じゃ多過ぎる」
「いや、本当に食欲無くて」
「冷めたら不味いし、もったいない」
「わかりました。じゃあ少しだけ」
Dが1切れ手にとって口に運ぶ。
「冷めて無くても不味いですね」
「まあこんなモンじゃねえ?」
適度に腹は満ちてきたが、会話は弾まない。
思い出した様に「トイレ、トイレ」と立ち上がり
トイレに入った俺は、携帯を取り出し嫁に電話した
118: 24 2006/06/01(木) 13:58:44
「わりぃ、酒飲んじまった。迎え行けねえ」
俺がそう言うと「そう。わかった」と嫁は低く答えた。
「こっちは何とか落ち着いてるけど、一晩様子見た方が良いかも知れん」
俺は、Dの家に泊る気でいた。
「今、父さんがCに色々聞いてるけど、ほとんど言わないの」
「で、何処まで説明したの?」
「離婚を言い出したこと、お金を遣い込んでた事」
「男に貢いでた事は?」
「言ってない。まだはっきりしてないし…」
電話の向こうで、嫁を呼ぶ義父の声が聞こえた。
「今、Aと話してるの。ちょっと待って。すぐ終るから」
受話器を押さえず嫁が答える。それに対し義父が何かを言う。
「うん、わかった。そう言う」
「悪いけど、明日D君連れて来てくれるかな?」
「良いよ。でも、明後日は仕事あるから早めに済ましたいな」
「ごめんね。妹の事で迷惑かけて」
俺がそう言うと「そう。わかった」と嫁は低く答えた。
「こっちは何とか落ち着いてるけど、一晩様子見た方が良いかも知れん」
俺は、Dの家に泊る気でいた。
「今、父さんがCに色々聞いてるけど、ほとんど言わないの」
「で、何処まで説明したの?」
「離婚を言い出したこと、お金を遣い込んでた事」
「男に貢いでた事は?」
「言ってない。まだはっきりしてないし…」
電話の向こうで、嫁を呼ぶ義父の声が聞こえた。
「今、Aと話してるの。ちょっと待って。すぐ終るから」
受話器を押さえず嫁が答える。それに対し義父が何かを言う。
「うん、わかった。そう言う」
「悪いけど、明日D君連れて来てくれるかな?」
「良いよ。でも、明後日は仕事あるから早めに済ましたいな」
「ごめんね。妹の事で迷惑かけて」
119: 24 2006/06/01(木) 14:01:04
「どうなってます?」トイレから出た俺にDが聞く。
「明日、来てくれって」「はい」
その後、テレビをしばらく見ていた。
やがてウトウトしながら転がってるとDが
「風呂入ります?」と聞いてきた。
そういや昨夜も入ってないや、と思いだし
「ありがとう。シャワー借りるね」と言うと
「これ使ってください」とバスタオルを差し出してくれた。
シャワーを浴びて幾分すっきりして出てくると、
入れ替わりでDがバスルームに入っていった。
が、直に出てきた。今日はココまでです。
「明日、来てくれって」「はい」
その後、テレビをしばらく見ていた。
やがてウトウトしながら転がってるとDが
「風呂入ります?」と聞いてきた。
そういや昨夜も入ってないや、と思いだし
「ありがとう。シャワー借りるね」と言うと
「これ使ってください」とバスタオルを差し出してくれた。
シャワーを浴びて幾分すっきりして出てくると、
入れ替わりでDがバスルームに入っていった。
が、直に出てきた。今日はココまでです。
129: 24 2006/06/02(金) 10:41:20
「カミソリ何処やったんですか?」
「馬鹿な事をされると嫌なので隠した」
「いや、髭剃りたいだけなんですけど…」
どうやら俺は勘違いしてたらしい。
「ごめんよ。」そう言ってカミソリを返すと
「御心配かけます。でも、自殺なんてしませんよ」とDは、頭を下げた。
シャワーを浴びて出てきたDは、幾分マシな顔になっていた。
何かを一緒に洗い流したのかもしれない。
「しかし、不思議ですよね」
「何が?」
「Aさんとこんな話をするなんて」
「そだね」
「2年くらいの付き合いだけど、やっぱり遠慮がありましたから」
「まあ俺もそうだけど。それが普通じゃない?」
シャワーから出たDは、饒舌だった。
「もう寝ようや」と俺が言うまで
趣味の話や仕事の話と色々話した。
「馬鹿な事をされると嫌なので隠した」
「いや、髭剃りたいだけなんですけど…」
どうやら俺は勘違いしてたらしい。
「ごめんよ。」そう言ってカミソリを返すと
「御心配かけます。でも、自殺なんてしませんよ」とDは、頭を下げた。
シャワーを浴びて出てきたDは、幾分マシな顔になっていた。
何かを一緒に洗い流したのかもしれない。
「しかし、不思議ですよね」
「何が?」
「Aさんとこんな話をするなんて」
「そだね」
「2年くらいの付き合いだけど、やっぱり遠慮がありましたから」
「まあ俺もそうだけど。それが普通じゃない?」
シャワーから出たDは、饒舌だった。
「もう寝ようや」と俺が言うまで
趣味の話や仕事の話と色々話した。