嫁父「まて!!そんな簡単に結論を出すんじゃない!!」
またもや鬼弁護士再臨
「あなたは・・・場をかき回しにきたのですか・・・?
嫁さんを支える立場なのでしたら、嫁さんの決断を応援してあげてください」
再度嫁父がシュンってなったwwww
ここで、少し話したけど、あんまり覚えてないから割愛
弁「じゃあ、離婚の条件を決めましょう
まず、こちらの要求ですが・・・
財産分与ですが、奥様には三分の一、そして一月に使った100万を引かせて頂きます
慰謝料は無しとします」
俺の心「ちょww三分の一てwwww」
弁「それと、武田さんへは慰謝料を500万ほど請求させて頂きます
年収を考えると妥当な額だと考えます」
嫁「武田さんには、そこまでしないで下さい」
俺「いやいや・・・」って言った所で遮られた
弁「1さんが請求するのは当然の権利ですよ」
弁「そうですね・・・もしもですが武田さんに請求しない場合ですが・・・
財産分与の放棄をして頂くしか・・・」
嫁「それは困ります・・・」
弁「それでしたら請求はしますよ?」
嫁「・・・・」
嫁父がようやく親になる瞬間が訪れた
ここで、何で武田に優しいのかを説明
弁護士は最初から500万取れると思っていない
ブラフってやつですな
取れて200でしょうねって言ってた
嫁父
「もういいよ、嫁
お金はいいよ、諦めなさい
これ以上、人様に迷惑をかけるんじゃないよ
蓄えぐらいあるから、それにお前だって働いてるじゃないか
もういいよ
1君のことも、もう諦めなさい」
嫁が号泣しながら頷いた
これで俺の完全勝訴が決まった
ここからは、書類作ってもらってサインして
離婚届にもサイン
そんで嫁サイドが帰る時に頭を下げただけだった
後は、俺の両親との会話
辛かったなとか、お疲れ様とか
これからもちゃんと頑張って生きるんだぞとか
まあ、普通の親の会話だよね
そして両親帰宅
部屋には俺と弁護士だけになった
二人でソファーに座ってコーヒー飲んでたんだ
俺「ふー、疲れたww」
弁「私もですよ、今日みたいに策士っぽいのは初めてでドキドキしました」
弁「財産分与のとこで、嫁さんがゴネたらどうしようかと思いましたよww」
俺「いやー、素晴らしかったよww
高校の時は、なんかうるさくて頼りなさそうだったけどなww」
弁「それは言わなくていいですww」
俺「でも、まじで助かったよ、ありがとうな」
弁「お安い御用ですよ、高校時代はお世話になったしww」
俺「今日から少しは寝れるかなwwww」
弁「何言ってるんですかww、寝かせませんよww」
その手には紙が握られていた
~第一部 完~