知りあい程度の女の子にも次々に告白して行く男友達がいた・・・なぜか私は告白されない！

学生当時の話。
私　バイトに明け暮れる
Ａ男　可も無く不可も無い男
その他女子　数十名
私は貧乏でバイトにいそしんでたので
Ａ男と二人きりになることがなかった。
大勢の中の一人という感じ。
Ａ男はフツメンで、
モテまくりではないが
まるっきり無視されるタイプでもなく
不細工ではないがイケメンでもなく
中肉中背、名前もよくある名前。
物覚えの悪い私は
Ａ男の顔をなかなか覚えられず
騒動があった後にようやく
しっかり認識できたくらい特徴のないＡ男。
本人も自覚があるようで
「俺は日本人の平均」
と言ってるくらいだった。
好奇心からなのか悪意からなのかは知らないが
そのＡ男がやらかした。

なんとなく知り合った～仲良くなった程度の女の子たちに
二人っきりの時に告白を次々していった。
彼女達に口止めをして。
ＯＫをくれた子たちには、
付き合うのは試験後、それまでは友達でと言い
ＮＧだった子達にも、変わらず友達でいてねと言ってた。
試験前の時期によくやったなと思う。
二人きりにならないので
私は告られることはなかったが、
少しずつ周りの空気が違うのを感じてた。
ある日、片隅でＡ男つるしあげが始まった。
誰がどうやって発覚したのか分からないが
Ａ男が次々女の子に告ってたのがバレた。
しかも誰それは即ＯＫとか
誰だれは何日後に返答とか
そういうのを一覧にしてた。
あまり特徴のないフツメンの
告白成功率が知りたかったそうだが
された女子たちは怒り心頭。
条件をつめて母数を１０倍くらい増やせば
資料にならんこともなかったかもしれないこともないかもしれない。
あと、ついでに童卒して
ついでに数人経験積んだのもダメだったと思う。

結果Ａ男はあらゆる女子から無視をされ
恋人の怒りを恐れる男子からも疎遠にされ
試験は単位を落としまくり
いつのまにか退学してた。
私は二人っきりにならなかったから
告白されなかったんだと
自分に言い聞かせてはいるが、
もしかして違う要因があったのではないだろうかと
ひそかに心中修羅場だった。