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中部地方の演習場で演習中の話
いつもその幹部は特定の場所で外にむかって
誰もいないのに敬礼していた
ドライバーの陸曹はいつも不思議に思っていたが任務に集中しようと
運転を続けていたが、やっぱり気になったので聞いてみた
「なぜいつもこの場所で、誰もいないのに敬礼しているのですか?」
「訓練中にこの場所で亡くなった隊員がいつも私に敬礼してくるのだ」
それ以来その陸曹もその場所をとおる度に敬礼している
他の人もなんかあれば語っていってね
警衛中の話
俺のいた部隊の駐屯地はコンクリート塀に囲まれているんだが、一箇所だけ金網みたいになっている箇所がある
先輩「おい、見回り中のあそこ、墓場に面している箇所だけ金網になってるだろ?」
俺「あー、そうですね」
先輩「あそこだけ、なんでコンクリの塀じゃなくて金網なのか知ってるか?」
俺「・・・いや、知らないですけど」
先輩「実はあそこな、コンクリートで塀建てるとくずれるんだよ」
俺「え?」
先輩「これまで何回もコンクリで塀建てたんだけどあそこだけなぜか崩れるんだ」
俺「・・・」
先輩「あそこ・・・通り道なんだってさ、霊の」
俺「マジですか・・・」
先輩「ああ、あそこを歩く時は気をつけろ、気づくと塀にそって何かが一緒に歩いているらしい」
俺「・・・一緒に?」
先輩「ああ、もしあの場所を見回ってるときに、金網のすぐ外を何かが歩いていたら・・・」
先輩「絶対に声を出すんじゃないぞ・・・」
俺「次の見廻り、俺の順番なんですけど・・・」
先輩「気をつけろよ・・・(にやり)」
俺「・・・」
現在時刻深夜2時
単身での見廻り開始まであと少し
警衛中の話その2
深夜
先輩「おい○○、お前らが来る前にさあ俺たちあそこの池で水路潜入の訓練やってたんだよ」
俺「ああ、駐屯地のすぐ近くにあるあの池ですか」
先輩「そうそう、見回り中にも見えるだろ?あの池」
俺「はい見えますね、でも池で水路潜入の訓練ですかぁ、面白そうですね」
先輩「ゴムボート使ったりしてさ、結構きついんだよ、戦闘服に半長靴で泳いだりさ」
俺「うわぁ、ぐっちょぐちょになりますね、装備の手入れ大変そう」
先輩「まあな・・・そんな事よりさあ、その訓練中にさあとんでもないものに遭遇したんだよ・・・」
俺「えっ?なんですか?」
先輩「どざえもんだよ・・・」
俺「えっ?どざえもん?」
先輩「そう、訓練中にプカプカ水死体が浮いてんの見つけてさあ・・・」
俺「マジっすか?やばいですね!」
先輩「もう警察よんで大騒ぎだったよ、あんなとこで水死体がでるなんて」
俺「うわぁ・・・」
先輩「あの時は大騒ぎでしたよね司令」
警衛司令「ああ、最悪だったな・・・」
先輩「本当ですよ、死体のある池で訓練なんて、マジ簡便してほしいですよ」
俺「その死体ってなんなんですか?」
先輩「おばあちゃんだってよ」
俺「おばあちゃん?」
先輩「詳しくは知らないけどおばあちゃんの死体だったんだ」
俺「へえー」
先輩「お前、気をつけろよ」
俺「えっ?気をつけるって?」
警衛司令「・・・出るんだよ」
俺「えっ?」
先輩「深夜の見回り中になあ、あの池の方を見ると・・・いる、らしいんだ」
俺「いる?何がいるんですか?」
警衛司令「・・・ばあさんだよ、ばあさんが立ってるんだ、池の上に」
俺「またまたあ、次は俺の見回りだからってそんな事いうーwww」
先輩・司令「・・・・」
先輩「○○部隊の奴が見廻り中に見たんだってよ」
司令「ああ・・・池の上にいるのを見た次の瞬間にはもう自分の後ろに立ってるらしい」
俺「見た瞬間に自分の後ろに?」
先輩「そう、そして振り返って目があった瞬間・・・」
俺「(ごくり・・・)」
先輩「引きずり込まれるんだ、池の中に・・・だから深夜の見回り中は絶対池をみるなよ」
俺「いや・・・今までもう何回か見てもなんともないんですけど」
司令「本当にお前は意識して池を見ていたか?本当に後ろには誰もいなかったか?」
俺「そこまで気にしてはいなかったですけど・・・」
司令「まあいい、とにかく気をつけろ(にやり)」
先輩「池だけは見るんじゃないぞ、絶対にふりかえるな」
俺「やめてくださいよ、今まで普通にやってたのに、なんか変な感じになるじゃないですか」
司令・先輩「(ニヤアアア)」
大体こんな感じで新人のころはびびらされました
終わり
警衛中の話その3
見回りをしていくコースの途中にチェックポイントがあって
そこに記入するのは前に言ったけど他にもやる事がある
警衛所と直通の電話が
それで紙に記入と同時に警衛所に「○○異常なし」と報告する
厳密には合言葉とかあるけど省く
警衛は決められた時間ごとに交代で見廻るので、大体どの時間にどこのポイントから
連絡がくるのかもうわかってるんだがまれにおかしなことが起こる
誰もそこにはいるはずが無いのに警衛所の電話が鳴るのだ
見回りに誰も行ってないのに電話が鳴る
怪訝に思いながら受話器を取り上げるが何も言わない
警衛所にはみんなそろっているし、消灯後に駐屯地内をうろうろする奴もまあ、いない
怒られるしね
放っておくわけにも行かないので、警衛所のジープで見に行くが、異常なし
なんだろう?
終わり
どうしようもうホラーネタが無いんだけど
まだいっぱい聞いたはずだが忘れてしまってる
思い出したらまた書くんで
だれかネタあれば自衛隊関係なくてもいいんで、お願いします
引用元: ・https://hibari.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1310192383/