父のへそくりを自分の部屋に持ち帰った

ほんのりグレーな過去ですが・・・

大学受験に失敗して浪人していた時、5年ぶり位だったけど突然ピアノを弾きたくなり、
リビングのサイドボードの中の昔のピアノの楽譜を1つ1つチェックしていたら、
楽譜の１つに30万円近くはさまっているのを発見
え～～～誰のヘソクリ？？と思いつつも、とっさに自分の部屋に持ち帰った
その時これを奪っても、奪われた方は多分隠し貯金だからおおっぴらに騒げないはず、
と思い、念のためしばらくお金は使わず両親を観察してた
すると2週間位してから父がソワソワ不審な行動を取り始め、
リビングをうろついたり、子供達に1人ずつ「最近何か欲しいものはあるか？」と聞いたり、
非常に分かりやすい動きを見せてくれた
それを見て「この様子なら大丈夫」と判断して浪人してた1年間で綺麗さっぱり使ってしまった
ちょうど塾の先生のこと好きになって、先生とのデート服とか色々買いたかったのもある
（親には東大ストレートの先輩に勉強を見てもらって、服ももらったと説明。半分本当）

あの頃にしては派手に遣ったせいで受験シーズンには残高ゼロになり、
大学入学当初の資金にと、今度は10校も受験することにして、自分で手配するからと
親から願書代をもらって7校分はネコババした（実際は3校しか受験しなかった）

その後はバイトや仕事の給料と男からのプレゼントで、経済的には何の不満もなくなり、
上記はすっかり忘れていたた
でも去年の年末、定年真近の父に「定年後はゆっくりゴルフしたくて、
その時新しいゴルフセットを買いたいなぁと思ってたんだが・・・今の時代厳しいなぁ」と言われ、
浪人時代のアレは、父の定年後のささやかな贅沢資金だったのかもと思った
「お父さん可哀想・・・」とほろっと来たけど、申し訳ない気持ちが全然わいてこなくて不思議だった
今でも「アレはついてたな」と思ってる
（30万で楽しく息抜き→東大卒塾講師に個人指導してもらう→3校受験で第一志望合格）