私にそれとなく話を聞いた(家に入れるようないい人がいるの?というように遠巻きに)けれど、今は
フリーだというし、元彼とは別れてかなり経っていることも話していたから、母もこれはおかしい、
と思ったそうだ。でも、病気にショックを受けている私に言うわけにはいかないと、母は見舞いに来て
くれた会社の友人に相談した。すると、話を聞いた先輩が、もしかしたら元彼ではないかと推察。
このままではヤバいと、私に無断ではあったが、前日~その日に引越しを敢行したといういきさつだった。
来てくれた同僚は全員、引越しも手伝ってくれた面々だった。
そしてこれも後から聞いた話だったけれど、盗聴機がないかどうか、女性の同僚も含め探してくれた
らしい。で、案の定見つかったと。
なので、両親の判断で、家具と電化製品は廃棄。新しいものを私に買わせる。本や服、食器や雑貨は
とりあえず運び、私の判断で廃棄を決める とい状況が、この時の状態だった。(ほとんど捨てたけど)
手伝ってくれた同僚には、母と二人で平身低頭だった。でも、同僚達は「先輩に奢って貰う約束だから」と
笑っていてくれた。
それに、もともとこの部屋は、先輩の部屋だったらしい。
が、先輩が自分が寮を出る代わりに私を入れてやってくれ、と総務にかけあってくれたそうだった。
先輩曰く、自分が下手に電話で話したから、元彼を変に暴走させてしまったかもしれない、と責任を
感じてしまったそうだ。
母は「いい人たちと私が巡りあえてよかった」とか「キ○な男に引っかかるなんて情けない」とか「病気も
ひと段落してよかった」と色んな意味で泣き出し、とりあえず同僚達は部屋を出て行った。
滅多にない休日を、前日夜から私のために使わせてしまって、同僚には頭の下がる思いだった。
母は母で、病気とこの騒動で、母はどっと老け込んでしまっていて、本当に申し訳なかった。
ただ、父と先輩の姿がないことが気がかりだったけど、この時のことも、後になって知った。
話が前後してしまうけれど、母からの「私の部屋に誰かが忍び込んでいる」という話を聞き、駆けつけた
父と話したのは先輩だった。
元彼会社の上司にもう一度話を聞き出してもらい(先方は厄介ごとなのを感じ取ってえらく及び腰だった)
自分の知っている情報も父に伝え、話し合ったらしい。
そこで探偵を雇い、部屋に誰が出入りしているのかを確認したところ、その人物はやはり元彼だった。
私が入院していることを知らなかったのか、調査した1週間のうち、平日は毎日11時~15時の間、私の部屋
で過ごしていた。見つかることを恐れたのか?部屋のものにはほとんど手を出さず、ゴミも持ち帰り、
非常に手馴れていた様子だったらしい。
多分、私と別れた後から同じ行動をしていたんではないか、と推測されている。
(休日にあった電話は、私が家にいないかの確認もあったのではないか、ということ)
この情報を元に、父は地元の元彼実家に先輩と共に直談判。不法侵入で訴える!というと、元彼実家は
最初のうちは「結婚が決まったと聞いていたのに、そんなハズはない」と否定していたが、元彼母親が
元彼の行動をたきつけていたのが発覚。
元彼は元彼父の判断で、私の退院の前週、私の父、先輩、元彼父、の3人で捕獲後、地元の病院へ入院と
なった。
この時、突然生息先に現れた3人に対し、元彼は発狂し、包丁を振り回したため、止めようとした先輩は
指切断寸前の怪我をしてしまった。
先輩と父がいなかったのは、片手が動かせない先輩のほうの引越しを父(と他の同僚)が手伝っていた為。
深夜になって帰ってきた父に聞かされ、先輩に申し訳なくて号泣した。
その発狂の最中、元彼はやはり、先輩に対して「お前が私を取った!」とか「お前よりも俺のほうが」とか
叫び続けていたらしい。明らかに先輩を狙った攻撃でもあったので、殺人未遂で訴える話もあったけれど
精神がアレという診断が出たため、悔しいけれど慰謝料請求しかできなかった。
この慰謝料で、元彼実家は(元彼母の行動もあり)崩壊。未だ彼は病院にいる。
支援ありがとう。以上です。
で、余談。
当時、先輩にも私にも、お互いに対する恋愛感情は全くなかった。
いい先輩だと思っていたし、先輩のほうも「はやくいっちょまえにする為にスパルタしていた後輩」だった
らしい。手伝ったのも、自分が下手な言い方したからだという責任感だけだったそうだ。
でも、周囲からやんややんやと言われると、いつの間にかお互いそういう気持ちになってしまうものらしく
いつの間にか同棲してて、先週の日曜日にプロポーズされた。
ここに書き込んで厄落としして、今晩、返事してきます。
カプ板いままでありがとう ノシ
非常に読みやすくてよかった!
ナイスな先輩GJ!
幸せになってください!
乙すぎる!!!そしておめでとう!!!
乙。そして卒業オメ。
周りの人たちとご両親の行動っぷりが神過ぎるな。
みなさんありがとう。
ちなみに結婚に一番喜びそうなのは父。
娘のための刃傷沙汰の修羅場を一緒にくぐった男!ということで、先輩に
対する思い入れが大きいし、「先輩君なら間違いはない!」と常に言って
いたので。
>>613
今では笑い話ですが、皆、テンションが危ないほど高かったようです。
通常の殺人スケジュールに加え、私が抜けたことでさらにデスマーチに
拍車がかかり、さらに負傷者(先輩)が出たことで、一致団結したようで。
東西南北、全てに足を向けて眠れない状況です。