オッサンも書いてみようかな。
高1の時俺はかなり調子に乗って浮かれてたんだ。まさに怖いもの知らず。
県内有数の進学校に合格して入ったラグビー部では1年では1人だけのレギュラー。
すぐに彼女も出来て毎日が楽しくて充実していた。今で言うところのリア充だな。
夏休みには部活の合間を縫って二輪の中型免許も取って兄貴のCBX400で峠攻めてた。
当時は3ナイ運動真っ只中だったがバレなきゃ大丈夫だって思ってた。
彼女を乗せて海に行ったし(当時は免許取立てでもタンデムOKだった)ガス代欲しさにバイトもした。
まあご想像の通り最悪のパターンでバレる事になるんだな。まさに天国から地獄。
3年生が引退してテスト期間もありたまたま部活がオフの日があった。
その日はいつもとは違う峠に行く事にして朝早くから少し離れた隣の県まで遠征し思う存分走り回った。
帰り道に緩い下りの高速コーナーがあってね。気持ち良く攻めたら立ち上がりに砂が…
あっと言う間に反対車線に滑り対向車と正面衝突して膝と骨盤を複雑骨折。バイクはもっとひどかった。
当然学校にバレて停学、部活は退部処分。停学はまだしも部活が出来なくなるのは凹んだ。
大好きだったから。ラグビーが…
まあリハビリに手間取ってかなり入院したし靭帯もいってたんで復帰は絶望的だったけどね。
彼女は一度も見舞いに来ないまま自然消滅。親にはがっつり叱られるし友達もかなり離れていった。
それでも必死にリハビリをこなし退院出来た頃には留年が決定的になってた。
俺は中退して働く気満々だったんだがお袋が高校だけは卒業してくれって泣くので仕方なくまた一年生に。
そこで嫁と同じクラスになる。
おっ!人が居たんだな。
チンコはしまっといてくれ。
続き
卒業だけはしようと思ってたんだが停学留年のコンボだからな。周りには腫れ物に触るような扱いをされる。
必然的にいつも一人だったし放課後はバイクを弁償するためにバイトの掛け持ち。
気がつくと学校で会話することなんて全く無くなってた。その方が気楽で良かったんだけどね。
学祭も近くなってきた頃、俺がバイトまでの時間潰しに教室でバイク雑誌を読むのが日課になっていた。
そんなとき急に嫁が話しかけてきた。かなり緊張した様子ではあったがタメ口だった(笑)
嫁が言うには隣のクラスの奴がしつこく言い寄ってきて困っている。彼氏のふりをしてくれないかと。
何で俺に?と聞くとそいつは押しが強く生意気なので不良の俺さんが彼氏なら諦めてくれるかと思う。
生徒玄関に呼び出されてるから一緒に行ってくれないかと。もう俺さんと付き合ってるって言っちゃったって。
断ろうと思ったんだがまだ時間があったし暇つぶしに行く事にした。嫁ちっちゃくて可愛かったし。
嫁のスペック
身長150センチを下回る。胸はDカップ。
動作はリスとかウサギの小動物系。
一緒に行ってみたら相手は痩せチビ。俺は180センチ75キロのマッチョ。一瞬で引き下がりやがった笑)
誤算だったのは次の日には学年中に俺達が付き合ってるって噂が広がってやんの。
否定するわけにもいかないし無視するわけにもいかず何となく会話する時間が増える。
話してみると明るく気さくで友達も多かったんで自然と俺も周りの連中と話せるようになる。
そのまま学祭に突入してすっかりクラスの奴らと打ち解ける事が出来た。それは嫁のお陰だと思ってる。
夏休みは嫁を含むグループで遊びに行ったり色々な事を話す事が出来る様になった。
俺としては嫁と付き合ってるつもりはなかったんだ。でも周りは違ったようだ。それは嫁も同じだった。
ある頃から俺は気持ちが不安定になってきた。このぬるま湯の様な時間が勿体無いと強く感じていた。
確かに今は楽しいが俺はダブりだからな。本来の学年の奴等はもう受験モード全開になってた。
日に日に焦る気持ちが強くなって来たところで大検の存在を知った。高校を辞めたら受験資格が出来ると。
丁度2年に進級する時の選択科目をどうするか嫁に聞かれたので辞めて大検受けるつもりだと伝えた。
続きます。
そしたら嫁大泣き。クラス中騒然となり「嫁ちゃんに何言った!」「嫁ちゃん可哀想!」とか俺悪者に…
嫁は嫁で「俺さんと一緒に卒業したい」とか言ってるし…何時も笑顔だった嫁の泣き顔は初めて見た。
結局大検は親にも反対されて撃沈。安心した嫁はますます俺に纏わり付くようになり結局一緒に卒業(笑)
まるで小動物の様に潤んだ目で見上げられるのは中々の破壊力があるんだ。身長差40センチ近いからな。
学科は違うが一緒の大学へ行き修行で遠距離になったりもしたが家業を継ぐ為に戻ったのを機に結婚。
思い出しながら書いてみたが俺って結婚してくれとは言ったが付き合ってくれって言ってねぇ(爆)
来月息子達に続いて娘が同じ高校に入学する。元の校舎は無いが両親が出会った場所何か感じてくれるかな。
以上下らん話に付き合ってくれてありがとう。シエンも助かった。
引用元: ・https://yuzuru.5ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1278338809/