557:名無しさん@HOME : 2011/06/30(木) 03:20:05.11 ID:
ものすごく長いし目が滑るかもごめん。自分が高校生の頃に体験した修羅場
父母は小さな会社を経営していたんだけど
ある朝、母が会社から車で出かけようとした時に
左右の確認を怠って横からきた車に追突してしまった
警察を呼んだりして大騒ぎだったが、父は別の仕事で出ており
そして会社に戻っても事故のことをすぐには知らされなかった
というのも、母は車にかける保険を切らしてそのままにしておいたと
バレたら怒られる(言い回しは違ったが要はそういうこと)
そんなもんすぐバレるに決まってるんだがなかなか言おうとしない
母は被害者に謝罪に行ったり、あれこれひとりで走りまわっているうちに
その被害者の関係者?に母の兄がいると知ってなにを思ったか
その兄(叔父)に「なんとか話を取り持ってくれないか」とお願いに行ったと
なんの話を?取り持つ?ごめんここらへんはあんまり覚えていないのだけど
叔父は快諾してくれた、よかった~と母がホッとした顔をしていて
子供心に疑問ではあったけどあまり深くはつっこまなかった
558:557 : 2011/06/30(木) 03:22:02.61 ID:
こんなことがあって~ごめんなさい~でも兄さんが~
父は黙って聞いていたが母の話が途切れたところで
淡々と疑問点を指摘して、それであんたの兄さんがなにをどうしてくれるの?と
いや~でも~ときょどる母をスルーして保険会社に電話をする父
更新手続きをしないままだったことなどを説明して
最終的には保険をきかせてもらえる、ということで落ち着いたらしい母は驚いてはいたが、解決したことには違いなく
よかった、ありがとう、ごめんなさいを繰り返していた
叔父にも改めて謝罪とお礼を言いにいっていたが、叔父としてはなぜかそれがおもしろくなかったらしい
せっかく話をつけてやろうとしたのに顔を潰されたと
そこらへんの事情はさっぱりわからなかったし、解決したんだから
よかったじゃねーかと思っていたらその日の夜に叔父が家を訪ねてきた
559:名無しさん@HOME : 2011/06/30(木) 03:46:35.51 ID:
560:名無しさん@HOME : 2011/06/30(木) 03:47:06.51 ID:
561:557 : 2011/06/30(木) 04:16:53.97 ID:
ごめん規制されてしまった
自分は2階で勉強していて、挨拶だけしてあとは2階にいたんだけど
そのうちなんていうんだろう、変な音がしたような気がして
なんとなくリビングに行ったらそこには
顔面を血だらけにした父と、叔父がつかみ合って殴り合ってた
挨拶に行った時には気付かなかったが叔父はだいぶ飲んでいたようで酒臭い
驚きで声も出なかった自分だが血だらけの灰皿
(ガラス製で大きい。自分が修学旅行でおみやげとしてあげたもの)
を見てこれで殴ったんか・・・と呆然。すぐ我にかえって
やめろやめろと言うが大の大人ふたりが高校生のガキの言うことなど
聞くわけもなく。自分はそれまで殴りあいなんて見たことがなく
今でも鮮明に覚えてるのが、それぞれが殴り合ってるんだけど
傍目にはたいした威力に見えない。スローモーションじゃねーの?ってくらい
でも殴られた箇所がみるみるうちに腫れあがる
ドラマとは違うんだな・・・とぼんやり考えたりしていた
563:557 : 2011/06/30(木) 04:27:17.76 ID:
自分がキレて怒鳴りあげたあたりで、お互い捨て台詞を吐いて
叔父は帰っていった。へたりこんでわんわん泣きながら事情を聞くと
最初は穏やかに話していたらしいのだが突然目の前にあった灰皿で
殴られたと。母はなぜか双方に対して怒り暴言をぶちまいてた
正直おまえがいらんことするからだろう・・・と少しイラついた血まみれの父を病院に連れていこうとするも無視され部屋に篭ってしまい
どうしようもなくそれぞれ部屋に戻った。
気持ちが昂ぶってて眠れずもやもやしていたが、2時か3時頃に
父が車で出かける音を聞いて(仕事行ったかー怪我大丈夫だろうか)と
心配しつつもうとうとし始めたとき家の電話が鳴った叔母からだった。
父が包丁を持って叔父宅の玄関前に来たという
事情をはっきりとは飲み込めていなかったが腫れた叔父の顔で
なにかあったのだと察した叔母が必死に宥めると去って行った
でも「また来るから」と言っていた、と
564:名無しさん@HOME : 2011/06/30(木) 04:29:07.65 ID:
565:名無しさん@HOME : 2011/06/30(木) 04:29:46.44 ID:
566:557 : 2011/06/30(木) 04:34:34.95 ID:
身内の話だからなのか警察どうこうというのも一切ない
当初は父が自宅に来たと聞いてビジホ?かどこかに
避難していたらしい叔父も日が経つにつれて
あいつはヘタレだというようなことを酒の席で言ったりしていたらしい父はその夜のことについてなにも語ろうとしなかったしこっちも聞けなかった
そのうち家の雰囲気も元通りになって、笑いあったりしていたけど
数年前に父が仕事をリタイアするまで、父の車の後部座席には
包丁と草刈鎌がずっとのってた。毛布をうえにかぶせてはあったけど
それについてもなにも聞けなかった叔父は少し前に亡くなった。父は脳梗塞を何度かやって今は施設
これでもだいぶ端折ってるけどながくてすまん
その件から数年はちょっとした物音でも飛び起きてしまってしんどかった
ふと思い出したので投下してみた読んでくれてありがとう
573:名無しさん@HOME : 2011/06/30(木) 08:03:21.72 ID:
細かいことを言うけど、母の兄なら「伯父」な。